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三重の教育 - 三重県教育委員会ホームページ

平成17年度 防災教育推進校 ベストプラクティス

尾鷲市立尾鷲小学校

1 学校概要

住所 尾鷲市中村町4-58
学級数 23学級 児童数 653名(平成17年度)

2 取組の概要

平成17年4月に設置された、避難モード、訓練モード、教育モードの3 つの機能を有した防災教育支援システム(地震の緊急速報システム)を活用した避難訓練や、6年生が総合的な学習の時間に津波体験者の聞き取り、津波に関する史跡調査、防災マップの作成などの防災学習に取り組んできました。

3 具体的な取組

全校 防災教育支援システムを利用した避難訓練(地震)5月、7月、9月、11月 

避難訓練 避難訓練
防災教育支援システム 防災教育支援システム
【防災教育支援システム】

平成17年4月に尾鷲小学校に設置された防災教育支援システムは、気象庁から配信される緊急地震速報を通信衛星を経由して尾鷲小学校のCSアンテナで受信されます。そして、パソコンで構成される受信装置が緊急地震速報を解析し、発生した地震の位置、マグニチュード、発震時刻と尾鷲の位置から、尾鷲小学校における震度や地震が到達する時間を瞬時(1~2秒)に計算します。(東南海地震の場合は、発生の5~6秒前に解析される。)
計算の結果、震度3以上の地震波(ゆれ)がくると予想されるとき、受信装置は「避難モード」を起動し、地震が到達する前に、校内放送を通じて全校児童に緊急避難を呼びかけます。

※本システムは実験として全国で2校のみ設置されたものです。

全校 集団下校訓練 6月

平常授業日において、地震、台風、集中豪雨等の非常災害を想定し、授業を打ち切り集団で帰宅させる訓練。(状況によっては、児童対面引き渡しを行う)

4年生~6年生 地震・津波に関する学習 11月15日

  • 講話 「三重県をおそう巨大地震」~自分の命は自分で守ろう~
  • 液状化実験
  • 「ぶるる」による耐震化の説明
  • パネルによる耐震化説明
体育館での説明 液状化実験 住宅の耐震化の説明
防災講話 「ぶるる」による耐震化の実験 筋交いの効果の体験

6年生の防災学習

地震・津波に関する学習 講話
津波体験者の聞き取り 11月
  • 地域の方(当時尾鷲小学校にいた方)
  • おじいちゃん、おばあちゃんから
【児童の声】

昭和19年12月7日、昼にゴーッっという音が鳴ってきた。そして、ぐらぐらとゆれ、その間、立つことも、動くこともできなかったそうだ。それに、何分ゆれていたかわからないくらいだったそうだ。1時36分ごろ、外の方で、ざわざわと人が物や食品を持って「津波だ~」と叫んだそうだ。そしてすぐに避難して中村山へ上がったそうだ。途中で、津波に飲み込まれるんじゃないかと、後ろも振り向けずに、とにかく必死で逃げたそうだ。

過去の津波災害の史跡等の調査 11月
  • 馬越の慰霊塔
  • 中村山の慰霊塔
  • 天満の記録版
  • 測候所の当時の記録
タウンウォッチングと防災マップの作成 11月
  • 危険箇所調べ
  • 安全場所確認
  • 防災マップへの書き込み
  • 発表
  • 名古屋大学 福和 伸夫教授によるプレゼンテーションと実験等
避難の案内表示 消火ホース タウンウォッチング

マップに書き込む記号
(クリックで拡大)

マップへの書き込み 防災マップ 発表
【児童の声】

タウンウォッチングでは、日頃何気ないところが危険や安全などにつながってくるとはっきり見えてきた。安全なところや危険なところを知っておくことよって、地震がおきたとき、危険な場所をさけることができる。

【児童の声】

体育館で大きなな地図に、危険なところや安全な場所、役に立つものなどに分けてシールをはった。張り終わると、こんなに危険なところがあるのだとわかった。また、地震や津波が来たときに、にげるところがわかったから安心できるようになった。

校内ウォッチング 1月
  • 校内の危険箇所調べ
  • 発表
  • 校内で自分たちができることを考え実行
    (いらない荷物を片づけたり、教室にかけてあるものを固定する)
自分の家ウォッチング 1月
  • 家の中の危険チェック(家具の配置、固定)
  • 避難場所、非常持出袋の中の確認
  • 家族の話し合いを計画、実施
  • 学級での交流
地震体験 1月
  • 起震車体験

地震体験車

【児童の声】

津から起震車が来た。東南海地震と阪神淡路大震災を体感した。
 まず、61年前に実際に尾鷲で起きた東南海地震の揺れを体験した。揺れだした時、いすがガタガタゆれて、床が波打っているような感じだった。横に揺さぶられるから、「飛んでく~」と言って必死に机につかまっていた。体験の時は30秒くらいしかなかったけれど、本当はもっと長くゆれていると言っていた。すごく長いんだなぁと思った。
 次に、阪神淡路大震災のゆれを体験した。すごくはげしいゆれで、東南海の震度7と同じでも、こちらのほうがすごく強く感じた。
 尾鷲は、震源地が近いからこんなゆれがはじめに来るかもしれないと言われたとき、みんな、「こんなのきたら家がつぶれる」と思った。
 阪神淡路大震災が起こったとき、約6千人が死んでいると聞いたとき、命を守ることに真剣にとりくまないといけないと思った。
 きっと来る地震から、目をそらさないで、考えることが命を守ることにつながると思う。

劇の取組 2月、3月
  • 防災について学習したことを創作劇の一部に取り入れた
  • 6年生を送る会で全校児童に発表
  • 日曜参観で保護者や地域の方に発表

本ページに関する問い合わせ先

三重県 教育委員会事務局 教育総務課 学校防災・危機管理班 〒514-8570 
津市広明町13番地(本庁7階)
電話番号:059-224-3301 
ファクス番号:059-224-2319 
メールアドレス:kyoiku@pref.mie.lg.jp

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