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三重のふるさと

座談会 要旨

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座談会全文はこちら

行政はリーダーシップを発揮せず話題提供をしていく

行政の方が、住民の声を聞いて励まし、やる気が出てきたら、住民自身の組織を作って、行政から自立していこうというような方向にもって行く。(鈴木先生)

行政として強い力を発揮せずに、住民のリーダーシップを発揮しなければならないような、行政がひっぱっていくのではなく、行政の一人勝ちみたいにやらずに、住民に話題提供をしながら、あまりあてにして貰っても困るよ、と色んな形で、聞き役になったということですね。(鈴木先生)

どのようにコミュニケーションを活性化するか

聞き役がいないと、地元の人同士だけだと、コミュニケーションはなかなか活性化しないです。頼りない役場の人が来ているというので、みんな安心して話をしてくれるというか。(鈴木先生)

足元を見たり、よその情報を流してみたりということを通じて、地域の人達の経験知を増加させて、コミュニケーションが活性化してくる中で、「なんかやらなきゃ」という気持ちが、起きる。(鈴木先生)

地元学の効果

地元学の効果というのは、一番僕が感じているのは「何にもないと」言いますので「何にもないことはないでしょう」と言うのですけど、根拠を示すことが出来なかったので、地元学ということで、模造紙に写真を貼り付けたら、それが目に見える形になって、終わってみたら、「今欠けているのは何だ」という話にもなってきましたし、それも話題提供にもなるし。(西出氏)

キーポイントは女性の活躍

男だけが集まっては、町おこしやるんだ、地域づくりやるんだ、というような事だけじゃなく。女性はコツコツまじめに裏方ができる、その辺に一つのキーポイントがあるのかなというような気がしたのです。(鈴木先生)

おじいさん、おばあさんの世代に今世代の悩みをぶつけるという方式と、母ちゃんが笑えば、父ちゃんがついてくるというあれは、本当にはっきりした、勝利の方程式かなと、思っています。(西出氏)

そば打ちや、郷土料理なんかをやるという時には、女性の方が自然に集まってきてくれます。(玉木氏)

これからの行政の役割

ちょっと火がついて、組織化も出来てきて、少しやる気になってきた。これからの行政の役割はどういう風に考えられていますか。(鈴木先生)

行政が入り過ぎるという批判もあるでしょうし、その辺の引き際ってどうでしょう。未だに答えというかは見いだせずにおります。(西出氏)

行政と住民との間に行政とは違った機関をもう一つ育てる

住民の人のやる気を育てたり、シンクタンクのように知恵をくれたり、そうした組織を作っていくという考え方はないですか。住民と行政との間にある組織。主体はどちらかというと住民の方に行けるような中間セクターみたいなもの、行政とは違った機関をもう一つ育てていくことによって、住民自治が育ちやすくする機関を作る、というようなことは、どうですか。(鈴木先生)

僕がぶつかっている壁を解決するならあの企画かな、という風に思っています。観光協会があるのですが、結構柔軟に地域とパイプもあるので、あんな所が役割を担えばいいのかなと必要性は感じています。(西出氏)

ある意味で,第二の役場のような組織、外から来るIターンの方相談をしたり、地元の人も相談に来たりそういう核になる所もあるといいです。直に、行政の人が入っちゃうとクレームに弱いから、やりづらくなってくると、そういうときにそうした機関があったらいいかなという気がしています。(鈴木先生)

行政がやらなきゃいけないかもしれないけれども、税金とか財源の問題とか住民間の調整が難しいから、中間セクターのようなものを育てる必要があると感じています。(鈴木先生)

住民参画のまちづくり

住民参画など、住民と一緒になって協働でまちづくりの計画を作っていくと言うことについてはどのように考えられているのですか。(鈴木先生)

合併を機会に、コンサルで見栄えのいい総合計画を作るのではなくて、役場の色んな分野、農林、観光商工、福祉、教育、色々あるのですが、そういった分野で、地域の住民と行政が一緒に話しをする場とか、旧小学校区に分けて我が地域について考える、みたいな議論をしていくいい機会だなと思っています。(西出氏)

課題を一つにするとか、どういう町づくりをしていくか、というふうに考える場合、住民の方々の思いと、まちづくりというのを、小さな地域コミュニティ単位でつくり上げて、それを一つまとめる様な形のまちづくり計画が必要かなと思います。(玉木氏)

まちづくりの制度設計

私が大切だと考えていることは、まちづくりの制度設計をどうするかということです。これからやっていかないといけないのは、住民の人達のまちづくりが、制度化されるような仕組みを作っていかないと、職員の人が継続的に安定して活動できない。(鈴木先生)

地域づくりのリーダー論

コーディネート力が要求される時代です。住民のリーダーが、自らのリーダーシップを発揮するのではなくて、みんなの意見を聞きながら、必要に応じて色んな人を組み・№墲ケていくということをやる人が、地域の中にもっと必要じゃないかなと思っています。
リーダーの条件として、熱い情熱だけでなくて、冷静にクールな論理性を持っていないと、長持ちしません。冷静になる時代、細く長く続けなきゃならない時代がきていると思います。(鈴木先生)

地域は愛するもの

本当に地域というのは「論じる前に愛でるもの、愛するもの」と思います。情報も届けばいいんじゃなくて、その品質を良くし、愛着を持てるものにすること。そして、公務員の方に一番重要なのは、住民を励ますことができる、力をあげらことができることだと思います。
公務員にとって、これからもっと厳しい時代が来ると思いますし、地域自体も厳しい時が来ると思いますけれども、やはりいいものを見続けることで、いい時がきたらタイムリーにそのセンスが活かせます。日頃、いいものを体感をしていくことです。是非、いい地域も見ることそして、日本だけじゃなくて外国も見にいったりして、自律した心の腹筋力を付けていただけたらと。(鈴木先生)

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津市広明町13番地(本庁6階)
電話番号:059-224-2551 
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メールアドレス:nozukuri@pref.mie.lg.jp

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