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平成21年02月26日

三重のふるさと

平成17年度交流ニーズ調査結果(まとめ)

調査の目的

三重県では、過疎高齢化が進む農山漁村を活性化するため、都市と農山漁村の交流を推進していますが、都市と農山漁村の交流を盛んにしていくために、都市部にお住まいの皆様に三重県の農山漁村の魅力を知っていただき、ファンになっていただきたいと考えています。そこで、都市部の皆様の率直なご意見をお伺いし、交流方策につなげていくため、 愛知県及び大阪府在住の30歳~59歳の男女各600名を対象に交流ニーズ調査を実施しました。

大阪府調査結果はこちら

愛知県調査結果はこちら

調査票はこちら

調査方法の概要

① 調査対象

愛知県及び大阪府在住の30歳~59歳の男女各600名
(調査委託先の消費者モニター)

② 実査方法

WEBアンケート

大阪府  平成18年2月10日(金)~2月13日(月)
愛知県  平成18年3月10日(金)~3月13日(月)

③ 標本構成

愛知県及び大阪府在住の男女各600名(内訳は下表のとおり)

  30代 40代 50代
男性 100 100 100 300
女性 100 100 100 300
200 200 200 600

(用語説明)

*農山漁村への旅*

農山漁村にある地域特産物や美しい田園風景など、田舎ならではの地域資源を楽しむために農山漁村を旅すること。従来の観光地とは異なり、農産物直売所や農林漁業体験、農林漁業体験民宿など、田舎ならではのサービスを受けることができる。

調査結果の概要

1) 三重県の農山漁村の旅の経験は大阪で12%、愛知で20%と、愛知のほうが上回りました。今後三重県の農山漁村を旅してみたいと回答した方は、大阪23%、愛知28%で、どちらかといえば旅してみたいと回答した方も加えると、大阪73%、愛知75%となり、旅したくないとの回答を大きく上回りました。
このことから、大阪府及び愛知県から三重県の農山漁村への旅については、どちらも、今後増える余地があると推察されます。

(図1)今後、余暇や休暇に三重県の農山漁村を旅してみたいと思いますか?(1つ)
図1

2) 三重県の農山漁村を旅したくない理由としては、大阪、愛知ともに「農山漁村の旅に興味がない」が、それぞれ、45%、53%と最も高くなりました。「農山漁村が遠い」「時間的余裕がない」との回答は、大阪のほうが愛知を上回りました。農山漁村の情報が少ないとの回答は、大阪・愛知ともに18%となりました。
これらのことから、大阪・愛知ともに、三重県の農山漁村を旅したくないグループのうち、約半数は、そもそも農山漁村に興味がないタイプであると推察されます。また、三重県の農山漁村の情報の少なさもネックとなっているため、情報発信が課題であると考えられます。

3) 農山漁村の旅の目的としては、大阪・愛知ともに「自然や季節を満喫する」「心身のリラックス・ストレス発散」との回答が過半数を上回りました。「美味しいものを食べる」については、愛知の女性が61%と全体を10ポイント上回りました。
これらのことから、受入体制を整備する際は「自然」「季節感」「癒し効果」をキーワードにする必要があると考えられます。また、愛知の女性については「グルメ」もキーワードとなると考えられます。

(図2)農山漁村を旅しようとする目的について(考えに最も近い2つ選択)
図2

4) 農山漁村で利用したいサービスについては、大阪・愛知ともに、「直売所」「茶屋・レストラン」が最も高く、次いで、「自然体験」「農林漁業体験民宿」となりました。また、大阪・愛知とも「市民農園」は低く、「クラインガルテン」を7ポイント下回りました。男女別では、大阪・愛知ともに「直売所」「茶屋・レストラン」「調理体験」の回答が、男性より女性のほうが上回りました。
これらのことから、「直売所」「茶屋・レストラン」はニーズが高く、集客においては必要不可欠なサービスであると考えられます。また、女性は「お買い物」や「食」への関心が高い傾向があるため、女性のニーズを満たすためには、「食」の部分でアピールすることも有効であると考えられます。「農林漁業体験民宿」については、大阪・愛知ともに、約3割の方が利用したいと回答しており、開業を推進する必要があると考えられます。

(図3)農山漁村の旅でどのようなサービスを利用したいか?(複数選択)
図3

図3

5) 宿泊施設については、大阪・愛知ともに「昔懐かしさ」「郷土料理」へのニーズが高く、「温泉旅館などの豪華な宿」「外国風のリゾートホテル」「外国風のコテージ」を大幅に上回りました。「田舎のおじいちゃんやおばあちゃんと心の交流ができる宿」については、大阪14%愛知13%にとどまりました。
これらのことから、宿泊施設の整備にあたっては、「昔懐かしさ」と「郷土料理」が必要不可欠なファクターとなるほか、肩ひじ張らない自然な交流を心がける必要があると考えられます。

(図4)農山漁村で宿泊する施設を選ぶとき、どのような施設に宿泊したいと思うか?(複数選択)
図4

6) 農山漁村の旅情報の入手方法については、大阪・愛知ともに、オリジナルWEBサイトとの回答が最も高くなり、次いで、旅行情報WEBサイトとなりました。
これらのことから、農山漁村のオリジナルWEBサイトをより充実させる必要があるほか、旅行情報WEBサイトへの情報提供についても検討する必要があると考えられます。

7) 田舎暮らしの意向については、長期滞在型が28%、農山漁村移住型が9%となり、大阪・愛知で大差ありませんでした。男女別では、大阪・愛知ともに、女性の「移住したくない」との回答が男性を大きく上回ったほか、「農山漁村移住」は男性を下回りました。長期滞在型については、大阪については女性が男性を10ポイント下回りましたが、愛知については大差ありませんでした。

(図5)将来、現在の住まいを別の場所に移してみたいと思うか?(一つ選択)
図5

年代別では、大阪では40代が、愛知では50代が「移住したくない」が他の年代を下回り「長期滞在型」が他の年代を上回りました。
図5

また、大阪・愛知ともに、農山漁村の旅を好むグループと好まないグループで分けて集計すると、好むグループでは、長期滞在と移住をあわせて過半数を上回りましたが、好まないグループでは10%未満となりました。

(大阪)
大阪

(愛知)
愛知

これらのことから、大阪・愛知ともに、移住とまではいかなくても、田舎にある空き家などでの長期滞在したいとのニーズはあり、長期滞在の受入体制整備が必要であると考えられます。情報発信にあたっては、田舎志向派に的を絞るほか、夫婦での滞在にあたってはネックとなる女性のニーズの低さを補うため、「食」「お買い物」などの魅力発信を合わせて行う必要があると考えられます。

本ページに関する問い合わせ先

三重県 農林水産部 農山漁村づくり課 〒514-8570 
津市広明町13番地(本庁6階)
電話番号:059-224-2551 
ファクス番号:059-224-3153 
メールアドレス:nozukuri@pref.mie.lg.jp

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