三重23号生産者紹介19
1.生産者・組織名:尾呂志「夢」アグリ 代表 椋野 茂 様
2.栽培ほ場:三重県南牟婁郡御浜町
3.取り組みに対する意気込み
「尾呂志『夢』アグリ」は、稲作技術の習得や向上、集落営農(注)の確立、農業振興による地域の活性化を目指そうと、地域で水田農業を営む有志11人により結成しました。活動内容としては、水田の共同管理、定期的な勉強会の開催、土壌や食味検査の実施による現状把握、農業機械の共同利用、新規導入作目の導入に向けた実証栽培など、県を始めとした関係機関の指導・協力を得ながら積極的に活動しています。
尾呂志地区は、熊野灘に注ぐ尾呂志川の上流に位置し、「山の神」に守られた紀伊山地の山々からの湧水が棚状の水田を潤しています。さらにこの地区には、世界遺産の熊野古道「風伝峠」があります。この峠から吹き下ろす風を「風伝おろし」といい、尾呂志の語源ともいわれています。秋から冬にかけて、峠から滝の様に流れ落ちる霧、「風伝の朝霧」は当地方の風物詩として有名です。そしてこの尾呂志地区は自然条件が水稲に適し、その昔から良質米の産地として知られています。
尾呂志『夢』アグリでは、コシヒカリをさらに進化させるため、平成23年産から作付ほ場を特定し、作付から食味までの栽培基準を設け、その基準に沿って生産された米を「尾呂志夢アグリ米」と命名し、ブランド米として地域内外に向けた販売を始めました。
その様な活動の中で、高温や日照不足条件での白未熟粒発生が少なく食味が良く、さらに稈長が短く倒伏に強い「三重23号」の栽培に取り組んでいます。
(注)集落営農:集落営農とは、集落を単位として、生産行程の全部や一部について共
同で取り組む組織をいいます。
4.わたしの「三重23号」PRシート
5.生産履歴