現在位置:
  1. トップページ >
  2. 観光・産業・しごと >
  3. 森林・林業 >
  4. 森林・林業施策 >
  5. 三重の森林づくり実施状況 >
  6.  第3章 三重の森林・林業の現状
担当所属:
  1.  県庁の組織一覧  >
  2.  農林水産部  >
  3. 森林・林業経営課  >
  4.  森林計画班 
  • facebook
  • facebook share
  • twitter
  • google plus
  • line
平成02年10月16日

第3章 三重の森林・林業の現状

Ⅰ 森林

1 森林資源(平成20年度末現在)

(1)所有者別森林面積

森林面積は、373千haと県土面積578千haの65%を占めています。内訳は、国有林24千ha(6%)、民有林349千ha(94%)であり、民有林では、私有林が307千ha(88%)を占めています。

所有者別森林面積

 (森林・林業経営室)

(2)林種別森林面積(民有林)

林種別森林面積は、スギとヒノキを中心とする人工林218千ha、天然林123千ha、その他8千haであり、人工林率は62%と全国平均(平成17年度末)の46%を大きく上回っています。

林種別森林面積(民有林) 

(森林・林業経営室)(農林業センサス)

(3)齢級別森林面積(民有林)

人工林では10齢級(46年生~50年生)が、天然林では11齢級(51年生~55年生)の林分が最も多く、また、人工林では、8齢級以上(36年生以上)の林分が183千ha(84%)を占めています。

齢級別森林面積(民有林)

2 森林整備

(1)人工造林面積(民有林)の推移

平成20年度の造林面積は124haで、その内訳は、拡大造林80ha、再造林44haで、平成19年に比べ55ha減少しました。

人工造林面積(民有林)の推移

(2)間伐面積(民有林)の推移

平成20年度の間伐面積は、平成19年度に比べ93ha増の9,167haとなっています。

間伐面積(民有林)の推移

(森林保全室)

Ⅱ 林業

1 林業経営

(1)林業産出額の推移

平成19年の林業産出額は、6,840百万円と、平成2年の30,645百万円に比べ26%に減少しています。

林業産出額の推移

(生産林業所得統計報告書)

(2)森林所有規模別所有者数及び森林面積

平成20年度末現在、森林所有者は121,516人で、うち5ha未満の所有者が全体の92%(森林面積26%)を占め、100ha以上の所有者は、0.3%(森林面積32%)となっています。

森林所有規模別所有者数及び森林面積

(森林・林業経営室)

(3)林道

平成20年度末現在、民有林の林道路密度は、4.7m/ha、舗装密度は45.9%で全国平均の41.4%を上回っています。

区分

延長(km)

密度(m/ha)

舗装延長(km)

舗・風ヲ(%)

三重県

1,645

4.7

757

46.9

全国

87,551

5.1

36,316

41.5

※林道延長は、林道のうち自動車道を記載 (森林保全室、民有林森林整備施策のあらまし)

(4)高性能林業機械等

平成18年度末現在、県内の高性能林業機械は、フォワーダが10台、スイングヤーダが9台と平成18年度に比べ4台増え、合計43台となっています。

高性能林業機械等

2 木材生産

(1)素材生産量の推移

平成20年の素材生産量は、298千m3で、平成19年に比べ5千m3増加しています。

素材生産量の推移

(農林水産省統計部「木材需給報告書」)

(2)木材価格の推移

平成20年の全国の平均原木価格は、スギ11,800円/m3、ヒノキ23,400円/m3で、最も高かった昭和55年に比べ、スギは30%、ヒノキは33%となっています。また、平均製品価格は、スギ42,100円/m3、ヒノキ 68,000円/m3と、昭和55年に比べ、スギは60%、ヒノキは48%となっています。

木材価格の推移

(森林・林業白書、農林水産省統計部「木材需給報告書」)

3 林業労働力

(1)林業従事者数の推移

林業従事者数は、昭和35年の9,888人から平成17年は1,047人と11%に減少しています。また、60歳以上の割合は、昭和35年の12%から平成17年には50%に増加しています。

林業従事者数の推移

(国勢調査)

4 特用林産物

(1)主要特用林産物生産量推移

平成20年の生シイタケの生産量は、875トンで、平成19年に比べ30トン減少しています。また、エリンギは598トンで平成19年に比べ29トン減少しました。

主要特用林産物生産量推移

(森林・林業経営室)

Ⅲ 木材産業

1 木材加工・流通

(1)木材需要量の推移

平成20年の木材需要量は、438千m3で、平成19年に比べ49千m3減少しました。また、製材用材が420千m3と全体の96%を占めています。

木材需要量の推移

(2)製材工場数の推移

平成20年の製材工場は、369工場で、平成19年に比べ20工場減少しています。

製材工場数の推移

 農林水産省統計部「木材需給報告書」)

2 住宅着工戸数

(1)新設住宅着工数の推移

平成20年の新設住宅着工戸数は、18,016戸で、うち木造住宅が、10,199戸となっています。木造率では、57.3%と平成18年に比べ7.9ポイント増加しています。

新設住宅着工数の推移

(国土交通省「住宅着工統計」)

Ⅳ 県土の保全

(1)保安林

平成20年度末現在、保安林面積(国有林含む。)は、116,313ha(うち兼種10,527ha)で、指定率は32%となっています。その内訳は、水源かん養保安林58%、土砂流出防備保安林31%と、この2種が全体の90%を占めています。

保安林

(森林保全室)

(2)山地災害危険地区

平成20年度末現在、山地災害危険地区は、3,856箇所あり、治山事業による安全対策工事着手率は、50%となっています。

(単位:箇所)

区分

山腹崩壊

崩壊土砂流出

地すべり

合計

既着手

889

1,061

10

1,960

未着手

1,023

826

2

1,851

合計

1,912

1,887

12

3,811

治山着手率

46%

56%

83%

51%

(森林保全室)

Ⅴ 森林づくりへの参加

(1)緑の少年隊数の推移

緑の少年隊の隊数は、平成20年度は15団体で、最も多かった昭和60年度の53団体に比べ38団体減少しています。

緑の少年隊数の推移

※H20.7現在 (自然環境室)

(2)里地里山保全活動計画等の認定状況

平成20年度は、新たに7団体の里地里山保全活動計画を認定し、里地里山保全活動計画認定団体数は28団体、みんなで自然を守る認証団体数は4団体となっています。

里地里山保全活動計画等の認定状況

(自然環境室)

Ⅵ 森林の公益的機能の評価

(1)三重県の評価額

三重県の森林が果たしている公益的機能の年間評価額は、地表面の浸食防止や水資源貯留、水質浄化など約1兆2千億円になります。これは、県民一人当たり約66万円、一世帯では約178万円に相当します。

三重県の評価額

資料

日本学術会議が平成13年に農林水産省に答申した試算方法を参考に試算(平成17年7月)

本ページに関する問い合わせ先

三重県 農林水産部 森林・林業経営課 森林計画班 〒514-8570 
津市広明町13番地(本庁6階)
電話番号:059-224-2564 
ファクス番号:059-224-2070 
メールアドレス:shinrin@pref.mie.lg.jp

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

ページID:000023155