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平成02年10月25日

第2章 森林づくりに関する施策の実施状況等

Ⅰ 基本方針 1 森林の多面的機能の発揮

 森林の恩恵は広く県民の誰もが享受するものであり、森林は県民の財産であるとの認識のもと、森林づくりへの多様な主体の参画を図ります。
【数値目標の達成状況】

指標

実績

目標

H21年度

H22年度

H27年度

H37年度

間伐実施面積

(H18からの累計)

〈H21年度実績〉

35,475haha

――――――

〈9,782ha〉

40,000ha

80,000ha

140,000ha

※H22年度は、県民しあわせプラン第二次戦略計画の目標値です。

1 森林の整備及び保全

 効果的かつ効率的に森林整備を行うため、森林の区分に応じた多様な森林整備を進めるとともに、森林の保全に必要な施設等の整備を進めます。

(1) 環境林整備の促進

 環境林については、針広混交林への誘導など公益的機能が継続して発揮される森林づくりを進めています。
 平成21年度は、森林環境創造事業により、新規に 648haの計画を樹立するとともに、植栽4ha、間伐 1,356ha、下刈 99haを実施しています。これにより、平成13年度からの着手面積の累計は 10,872haとなり、計画面積 16,000haの 68.0%の進捗状況となっています。また、認定林業事業体が策定する環境林整備計画の協議・調整を行う地区森林管理協議会も20市町に設置されています。
 間伐については、治山事業 1,590ha、環境林整備治山事業 417ha、自力等その他 83haを含め 3,446haを実施しました。

【針広混交林造成のイメージ】

 

 

 

#

ya

#

ya

#

間伐放置林

 

強度間伐

 

針広混交林

 

 【地区森林整備協議会設置状況】

 区 分

地区森林整備協議会設置市町

平成13年度

~平成20年度

いなべ市、鈴鹿市、亀山市、津市、松阪市(松阪、嬉野、飯南、飯高)、多気町、大台町、伊勢市、志摩市、大紀町、度会町、南伊勢町、伊賀市、名張市、尾鷲市、熊野市、御浜町、紀宝町、鳥羽市

(2) 生産林整備の促進

 間伐や伐採後の着実な再造林など、林業生産活動を通じた森林整備を進めています。
 平成21年度は、造林事業により間伐 2,863ha、植栽 69ha、下刈り 235haなど、高齢林整備間伐促進事業により高齢級間伐 1,263ha等を実施しました。
 間伐については、治山事業 803ha、森林農地整備センター 959ha、自力等その他 448haを含め6,336haを実施しました。

#

#

#

整備されたスギ林

整備されたヒノキ林

間伐

(3) 県行造林地の適切な管理の推進

 森林環境教育や林業体験活動の場としての活用もはかりつつ、多面的機能が発揮されるよう、木材生産と環境保全を調和させた森林づくりを進めています。
 平成21年度は、県内14市町35ヶ所で地上権設定した県行造林地 3,528haで、間伐 339haを実施しました。

 【県行造林種類別契約状況】   (平成22年3月末現在)

県行造林の種類

契約

件数

面積(ha)

契約期間

分収率

(県:所有者)

模範林

12

1015.25

M39~H75

9:1 , 5:5 , 6:4

大礼記念林

5

481.65

S 5~H72

5:5

紀元2600記念林

11

661.12

S25~H85

5:5

講和記念林

8

425.77

S28~H56

5:5

皇太子殿下御成婚記念

6

261.41

S37~H58

6:4

県庁舎落成 記念林

7

340.35

S41~H67

6:4

県政100年 記念林

3

342.5

S52~H72

6:4

52

3528.05

   

#

#

関県行造林

宮前県行造林

(4) 保安林制度等による森林の保全管理の推進

 保安林制度や林地開発許可制度などを適正に運用することにより、森林の適切な保全や利用の促進をはかっています。
 平成21年度には、県内の保安林指定面積は 3,427ha増加し、21年度末現在、県内の森林面積の約32%にあたる 119,740haの森林が保安林に指定されています。
 また、林地開発については、平成21年度に4件、17haを許可しています。
 
 【三重県における保安林の指定状況】

区分

面積(ha)

 

水源かん養 74,649 58.9%
土砂流出防備 40,645 31.1%
土砂崩壊防備 160 0.1%
防風 174 0.1%
潮害防備 6 0.0%
干害防備 20 0.0%
防火 13 0.0%
魚つき 637 0.5%
落石防止 25 0.0%
航行目標 6 0.0%
保健

※11 933

9.2%
風致 79 0.1%
116,740  

 ※保健保安林は、兼種10,527haを含む 

#

#

水源かん養保安林 松阪市

防風保安林 御浜町

(5) 災害に強い森林づくりの推進

 豪雨などの自然災害による土砂や立木の流出等を防ぐため、治山事業などにより保安林の機能強化をはかるとともに、人家等の周辺において山地災害防止に必要な施設整備や森林の整備を進めています。
 山腹崩壊、地すべり及び崩壊土砂流出等による災害が発生するおそれがある地区を山地災害危険地として地域防災計画に掲載し、異常気象時における適切な対応をはかるための情報として提供しているところです。平成21年度末現在、山腹崩壊危険地区 1,933地区、地すべり危険地区 13地区、崩壊土石流出危険地区 1,900地区となっています。平成21年度末でのこれらの山地災害危険地における治山事業の着手率は 0.3ポイント増加し 51.6%となりました。
 平成21年度の主な取組として、平成21年10月発生した集中豪雨により山地災害が発生した地域において、災害関連緊急治山工事を1箇所、及び林地荒廃防止施設災害復旧工事を
1箇所で実施しました。また、度重なる集中豪雨等により山地災害が発生した地域等において、山腹崩壊地や荒廃渓流を復旧整備し、災害の防止軽減を図る復旧治山事業を44箇所、水源地域において荒廃森林の整備を行う水源地域整備事業を31地区で実施しました。
 また、機能が低位な保安林を対象とし、その健全な生長を促進させるための本数調整伐(間伐)2,817haを実施しました。

【山地災害の復旧】

【保安林の整備】

##

##

山腹崩壊の復旧状況

(松阪市飯高町)

森林整備(松阪市)

(6) 野生鳥獣との共生の確保

 野生鳥獣との共生をはかるため、野生鳥獣の適正な保護管理に努めています。また、森林造成のために必要な防除対策の実施や野生鳥獣の生息環境に配慮した森林整備等を進めています。
 平成21年度の野生鳥獣による林業被害額は 220百万円で、ニホンジカによるスギ・ヒノキへの食害、剥皮被害が約93%を占めており、ニホンジカによる被害は年々増加しています。
 植林地への防除対策として、防護柵やチューブ等の設置を普及しており、平成21年度は新植地へ防護柵を 27,392m設置しました。(造林事業:16,908m、特別天然記念物カモシカ食害対策事業:10,484m)
 特に、ニホンジカによる農林業被害と生態系への影響の軽減をはかるため、「特定鳥獣保護管理計画(ニホンジカ)第2期」を策定し、狩猟による捕獲頭数の規制を緩和(1頭から3頭(メス3頭又はメス2頭+オス1頭))するとともに、第10次鳥獣保護事業計画を変更し、許可捕獲による捕獲等数を1申請当たり3頭から必要数としました。
 しかし、平成21年度の狩猟登録者数は3,527人で、狩猟者の高齢化により狩猟登録者数は減少しています。
 林業研究所では、平成20年度から3カ年の計画で、ニホンジカの生息密度と森林被害の推移を把握するとともに、樹皮食害の効果的な防除法の開発を目的とした研究を実施しています。糞粒法と糞塊法による生息密度の推定値には関連性があり、より簡易な糞塊法で代用できることが分かりました。生分解性ビニールテープを巻き付けることで樹幹部に拡がる剥皮をほぼ回避できること、ポリエチレン性ネットで根張り部分を保護できることも分かりました。

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#

#

ニホンジカ

食害により盆栽状

になったヒノキ

シカによるスギ剥皮

#

#

#

防護柵

剥皮害防除テープ

剥皮害防除ネット

(7) 森林病虫害対策及び森林災害対策の強化

 森林に多大な被害を与える病害虫の早期かつ重点的な防除を行っています。また、林野火災予防の普及啓発を行うとともに、森林保険への加入を進めています。
 平成21年度は、松くい虫防除対策として薬剤散布による予防措置を 42ha、被害木を伐倒処理する駆除措置を 86m3実施しました。また、山火事予防運動の一環としてポスター掲示やステッカーの配布などを行い、林野火災の予防思想の普及をはかりました。なお、森林国営保険は、429件 2,938haの加入があり、平成21年度末現在、11,454haの加入となっています。

【松くい虫被害及び林野火災発生状況】

区分

松くい虫

林野火災

面積(ha)

材積(m3)

件数

面積(ha)

平成19年度

1,780

5,588

63

6

平成20年度

1,653

5,309

21

19

平成21年度

1,017

3,402

53

15

※林野火災は暦年

【松くい虫被害】

#

#

#

マツノザイセンチュウ

マツノマダラカミキリ

海岸松林 伊勢市

 

2 森林の区分に応じた森林管理の推進

 効果的かつ効率的な森林整備が進められるよう、三重県型森林ゾーニング等により重視する森林の機能に応じた森林管理を進めます。

(1) 市町等と連携した森林管理の推進

 地域の実情に即した効果的かつ効率的な森林整備を進めていくため、市町と連携して森林計画制度の適切な運用を図っています。また、国有林や隣接府県と連携し、適正な森林管理を進めています。
 平成21年度は、地域森林計画樹立に該当する森林計画区はありませんでしたが、県内4つの森林計画区において、各地域森林計画の変更を行いました。 

【地域森林計画樹立(予定)】

区分

森林計画区名

対象市町

平成22年度

北伊勢

津市、四日市市、桑名市、鈴鹿市、亀山市、いなべ市、東員町、菰野町、朝日町

平成23年度

伊賀

伊賀市、名張市

平成24年度

尾鷲熊野

尾鷲市、紀北町、熊野市、御浜町、紀宝町

平成21年度

南伊勢

松阪市、伊勢市、鳥羽市、志摩市、多気町、明和町、大台町、玉城町、度会町、大紀町、南伊勢町

(2) 森林資源データの整備と情報提供

 森林の適正な維持・管理を進め、森林の持つ公益的機能を高度に発揮させていくために、森林GISを活用した森林資源データの整備や情報の提供を行っています。
 平成21年度は、森林GISの当初導入(平成13年度)後の諸課題に対応するため、森林GISの再整備を行いました。

 【三重県森林GIS】                         

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#

(3) 森林の公益的機能発揮に向けての研究

 水源のかん養や土砂の流出防備など森林の公益的機能を効果的に発揮させる森林造成の研究に取り組んでいます。
 管理不足となった人工林における間伐が、上木の成長(幹の太り、樹高の成長等)や林内の環境に及ぼす影響を明らかにするため研究を実施しました。
 平成20年度からの2年間に間伐実施林分(列状間伐地を含む)の調査をヒノキ29林分、スギ21林分で実施しました。調査した林分の間伐後の立木密度は平成21年度に林業研究所で作成した「三重県のスギ・ヒノキ人工林における長伐期施業に対応した林分収穫表」の標準的な立木密度(地位2)とほぼ同程度でしたが、間伐実施前の立木密度が高い林分では、樹冠長率(樹冠長/樹高)が小さく、平均胸高直径は林分収穫表の値より小さい傾向を示しました。また、列状間伐林分では、残林帯の下層木を除去しない場合に、胸高直径のばらつきが下層間伐林分に比べて大きい傾向があり、間伐目的の一つである直径級の均一化を行う手法の検討が必要であると考えられました。
 また、平成19年度から針広混交林や広葉樹林に誘導しようとする針葉樹人工林において広葉樹が天然更新する可能性を判断するための技術開発について取り組んでいます。平成21年度には人工林における高木性広葉樹の更新可能性判定手法を確立するとともに、高木性広葉樹の成長特性を解明しました。
 京都議定書に基づく森林の炭素吸収量算定に必要となる基礎データを収集するために、平成15年度から森林の地上部バイオマス、地下部バイオマス、土壌、枯死木、落葉落枝に含まれる炭素貯留量の調査を県内の森林で行っています。平成21年度は土壌、枯死木、落葉落枝に含まれる炭素量を6箇所の森林で調査しました。

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調査地の様子

(ヒノキ列状間伐後3年経過)

森林土壌の炭素量調査

(スギ林内の土壌断面)

Ⅱ 基本方針2 林業の持続的発展

 林業は、生産活動を通じ森林を適切に管理してきましたが、近年の木材価格の低迷や需要の減少などから活力が失われてきており、手入れ不足の森林や伐採後の未植栽地などが増加しています。
 
このため、森林資源の循環利用を促進することは、森林の多面的機能の発揮につながることから、これを支える林業の持続的発展を図ります。

【数値目標の達成状況】

指標

実 績

目 標

H21年度

H22年度

H27年度

H37年度

(2009)

(2010)

(2015)

(2025)

県産材(スギ・ヒノキ)素材生産量

269千

324千

328千

345千

※実績値は、暦年の数値です。また、H22年は、県民しあわせプラン第二次戦略計画の目標値です。

1 林業及び木材産業等の振興

林業及び木材産業等を活性化するため、生産から流通・加工に至る連携を強化するとともに、森林施業の効率化、基盤整備等による生産性の向上をはかります。

(1) 森林施業の団地化・共同化の促進

 零細分散化している森林所有者の森林整備や木材生産を進めるため、森林組合などの林業事業体を中心として森林を適正に管理し、作業の団地化・共同化による採算性の向上をはかるとともに、流通・加工と連携した計画的な木材供給を進める仕組づくりに取り組んでいます。
 平成21年度は、がんばる三重の林業創出事業により、県内7地域に地域林業活性化協議会が設置され、構成員である森林組合等が中心となり、団地化を推進しました。
 その結果、48団地(3,282ha)を設定し、提案型集約施業により176haの施業を実施し、
16,213m3の間伐材等の原木を搬出しました。

【団地設定及び利用間伐の実施状況】

森林組合名

団地数

団地面積(ha)

間伐面積(ha)

搬出材積(m3)

鈴鹿

2

385

34

2,818

中勢

2

385

34

2,818

松阪

2

123

7

375

宮川・伊勢

2

123

7

375

伊賀

2

123

7

375

尾鷲

5

123

7

375

熊野

7

38

0

0

7

676

66

5,380

 

(2) 林業の生産基盤整備の促進

 森林施業が効率的に実施できるよう、自然環境に配慮し、地形や施業形態に応じた林道や作業道等の計画的な整備を進めています。
 また、伐採・搬出作業の効率化や安全性の向上をはかるため、高性能林業機械の導入や現場条件にあった低コスト作業システムの普及を進めています。
 平成21年度は、林道事業により、林道開設 15路線 22工区、改良6路線7工区、舗装4路線4工区他、激災復旧5路線を実施するとともに、林道災害復旧事業により、平成21年災害で被災した55箇所の復旧を行いました。
 また、間伐対策事業により、低コスト林業確立のための路網開設を進め、平成21年度は、作業路2路線を開設しました。

【林道開設】

【災害復旧状況】

# # #

野又越線(紀北町)

八手俣線(津市) 被災状況

復旧完了

【高性能林業機械】

 

#

#

#

プロセッサとフォワーダ

ハーベスタ

フォワーダ 

(3) 木材の流通・加工・供給体制整備の促進

 木材の加工コストの低減、流通の合理化、製品の規格化等による県産材の安定供給システムづくりを進め、競争力のある良質な木材を市場に供給し、県産材の需要の拡大をはかっています。
 平成21年度は、林内路網整備や高性能林業機械の導入、木材乾燥施設の整備に助成しました。

(4) 特用林産の振興

 安全で安心な県産きのこや木炭などの特用林産物を供給するため、生産体制の整備を促進するとともに、消費者ニーズや市場動向などの必要な情報・カ産者に提供しています。また、きのこの生産や利用に関する研究を進めています。
 平成21年度は、「みえの安心食材」として消費者に安心して選んで頂けるタケノコの生産力の向上をはかるため、タケノコの生産マニュアルを作成しました。
 また、生産者の交流会や食の安全・安心に関する研修会を開催するとともに、県産特用林産物を消費者に紹介するイベント等を開催し、三重県の特用林産物のPRを行いました。

#

#

きのこの食の安全・安心研修

県産きのこ普及イベント

 また、林業研究所では、三重のハタケシメジの生産力向上をはかるため、平成21年度は、選抜した菌株LD96-4(7)による、菌床上面発生を可能にしました。また、林業研究所で選抜した株で、子実体が大型で日持ちの良いヒラタケについて、野外及び簡易施設における発生試験を行い、3ヶ月以上培養すれば発生が良好なことを確認しました。オオイチョウタケの簡易施設を用いた自然栽培では、前回発生地点に接してバーク堆肥を置くことにより継続発生が可能なこと、低温条件下で菌糸伸長が良好なことを明らかにしました。

#

#

#

ハタケシメジ96-4(7)株の

生産現場におる発生状況

3ヶ月培養菌床における

ヒラタケ野外発生

オオイチョウタケ(ほだ場発生)

(5) 効率的な木材生産のための研究

 林業の生産性の向上をはかるため、森林施業の省力化、効率化に関する研究に取り組んでいます。
 林業研究所では、長伐期化傾向にある県内人工林を適切に管理するために、平成19年度から人工林の長伐期施業に対応した管理技術を確立するための研究を実施しており、平成21年度にはスギ・ヒノキ人工林における長伐期施業に対応した林分収穫表を作成しました。

#

#

高齢人工林での調査(スギ)

ヒノキ高齢人工林

2 担い手の育成及び確保

 将来にわたり適切な森林の整備を行うことができるよう、森林づくりの担い手の確保や林業事業体等の育成強化をはかります。

(1) 林業の担い手の育成・確保

 新たな担い手を確保するため、森林・林業の就業等に関する情報提供や普及啓発などを行うとともに、新規就業者の定着率の向上や人材の育成をはかるため、職場環境や雇用条件の改善、林業労働災害の防止、技術向上研修への参加などを進めています。
 平成21年度は、高校生職場体験学習(20名)を実施するとともに、(財)三重県農林水産支援センターと連携して新規就業者セミナーや作業士研修(53日間)を実施し、12名の研修生が林業に必要な技能・資格を習得しました。また、45名(40歳未満は26名)が林業に新規就業しました。
 林業労働災害防止のため、作業現場への巡回指導や安全衛生指導員研修会を開催し、事故防止の啓発を行いました。
 なお、平成21年の休業4日以上の死傷者数は102名で、平成20年に比較して20名増加し、うち死亡者は1名となっています。

【新規林業就業者数の推移】

      【林業労働災害の状況】

区分

人数

 

区分

被災者数

うち死亡

平成17年度

23

 

平成17年度

103

1

平成18年度

29

 

平成18年度

84

2

平成19年度

33

 

平成19年度

72

2

平成20年度

43

 

平成20年度

82

3

平成21年度

45

 

平成21年度

102

1

 

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#

#

高校生職場体験学習

就業・就職フェア

林業作業士研修

(2) 林業経営体、林業事業体の育成・強化

 地域林業の中核的担い手となる林業経営体や林業事業体を育成するため、経営支援や機械化の促進などにより経営改善や林業生産の効率化を進めています。
 平成21年度は、森林組合に対し森林育成促進資金の貸付を行いました。
 平成21年度末現在、認定林業経営体は、9経営体、6,827haが認定されています。また、認定林業事業体は、平成21年度に2事業体が更新し、新規に1事業体が認定されたことから、51の事業体が認定されています。

(3) 山村地域の生活環境の整備

 山村地域における生活環境を向上して担い手の定住を促進するため、林道整備や治山事業等により安全で快適な生活環境の確保をはかっています。
 平成21年度は、林道舗装2路線、林道改良2路線、防火水槽3基を整備するとともに、集落周辺において山地災害防止に必要な施設や森林の整備を実施しました。

【林道改良】

【防火水槽】

#

#

西出管合線(大紀町)        

井戸町内(熊野市)

3 県産材の利用の促進

 県産材の利用は「緑の循環」を通した森林整備の促進につながることから、住宅建築や公共事業等への積極的な利用を進めます。

(1) 県産材利用に関する県民理解の促進

 県産材の利用を促進するため、環境や健康面での木材の特性や三重の森林づくりにおける県産材利用の意義について、広く普及啓発を行い県民の理解の促進と意識の高揚をはかっています。
 平成21年度は、県産材を使う運動を推進するため、10月3日(土)に松阪木材コンビナートで開催された「三重の森林(もり)と木づかいフェア」で「三重の木」ベンチ大賞の選考・授与を行うとともに、鈴鹿サーキット、イオン明和ショッピングモール等の大規模商業施設で入賞作品を展示し、県民への普及啓発を行いました。

#

#

「三重の木」ベンチ大賞

鈴鹿サーキットでの展示の様子

(2) 信頼される県産材の供給の促進

「三重の木」認証制度の普及などにより、品質の確かな県産材の供給を進めています。
平成21年度は、認証製材工場89社により 8,668m3の「三重の木」認証材を供給しました。

【「三重の木」出荷量】

年  度

平成17年度

平成18年度

平成19年度

平成20年度

平成21年度

出荷量(m3)

4,290

5,137

8,416

8,740

8,668

【「三重の木」を使った住宅建設】

# # #

(3) 木造住宅の建設の促進

 県産材を利用した家づくりが進められるよう、木材関連団体と工務店、建築士等との連携による住宅相談などの取組を進めています。
 平成21年度は、イベント、住宅フェア、雑誌等において、県産材及び「三重の木」認証材の良さを消費者に広くPRしました。また、住宅の着工から完成までの様子をホームページで紹介するとともに、構造見学会や完成見学会の開催を支援するなど、「三重の木」認証材を利用した家づくりの普及に取り組みました。
 また、認証事業者等が協働して行う研修会、住宅見学会や新聞広告の掲載など「三重の木」認証材の利用拡大を図って行く取組を行いました。

#

#

木組みモデルの展示・説明         

認証制度の紹介・住宅相談

(4) 公共施設等の木造・木質化の推進

 県産材の利用拡大をはかるため、県有施設の木造・木質化を積極的に進めるとともに、国、市町等が整備する公共施設や民間施設等の木造・木質化を働きかけています。
 平成21年度は、県立高校の武道場やトレーニング場、警察の駐在所など計11箇所の県有施設において223.3m3、保育園や小学校など計19箇所の市町が整備する施設において824.1m3の県産材を利用しました。

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#

#

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城東中学校(伊賀市)

三瀬谷保育園(大台町)

南小学校(松阪市)

(5) 間伐材等の利用の促進

 県が実施する公共工事等で間伐材の利用を積極的に進めるとともに、国、市町が実施する公共事業への間伐材利用を働きかけています。
 また、森林づくりや製材過程で発生する残材等の未利用資源の有効活用を図るため、木質バイオマスエネルギーなど新たな利活用を進めています。
 平成21年度は、県の公共土木工事において間伐材の利用促進を進め、治山施設、林道で 3,205m3の間伐材を使用しました。
 なお、松阪市では、平成18年度から市内の全小学校を対象に県リサイクル認定製品に登録された間伐材製の学童用机・椅子の導入を進めています。

【公共工事等の利用事例】

#

#

#

落石防護壁工(熊野市)

木柵工(菰野町)

木製カーブ、柵工(紀北町)

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工事用看板

工事用バリケード

学習机・椅子

【間伐材等の木材を使った三重県リサイクル認定製品】

区分 土木資材 建築資材 物品
用途及び認定製品数 工事用看板8、バリケード3、ガードフェンス1 床板・壁板1 学習机・椅子1

(6) 新製品・新用途の研究・開発の促進

 消費者ニーズを反映した、付加価値が高く、使いやすい木材製品の研究・開発を進めています。
 スギ、ヒノキ人工林の高齢林化により中大径材の増加が見込まれていることに加え、より安全性の高い住宅を建設するにあたっては、使用する木材について性能表示が求められるようになりました。このため、平成19年度から木造建築の設計にあたって県産材横架材の断面を選択できるスパン表の作成を進めています。平成20年度にスギ横架材スパン表が作成されたのを受け、平成21年度からは新たにヒノキ横架材スパン表の作成に向けた曲げ強度試験を実施し、データの収集を行いました。平成22年度も引き続いて曲げ強度試験を実施するとともに、ヒノキ横架材スパン表の作成を予定しています。
 また、県内でのスギ梁桁材の流通実態の調査を行い乾燥に伴う割れの許容範囲などを探るとともに、損傷が少なく効率的な乾燥方法を確立するため、梁桁材をあらかじめ高温低湿処理を行った後、中温乾燥や天然乾燥を行うなど、様々な条件による乾燥試験を実施しました。
 柱材に使用されてきた尾鷲ヒノキ材を、内装材等へも利用できるよう、ヤニ滲出防止に関する試験や、撥水性の向上に向けた木材の表面の改質試験を行っています。

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桟積みされた乾燥試験材

天然乾燥試験の状況

撥水性が向上した試験材

Ⅲ 基本方針3 森林文化及び森林環境教育の振興

 森林は継承されるべき郷土の歴史的、文化的な財産であり、自然環境の教育及び学習の場でもあることから、その森林の保全及び活用を進めることにより、森林文化及び森林環境教育の振興を図ります。

【数値目標の達成状況】

指標

実績

目標

H21年度

H22年度

H27年度

H37年度

(2008)

(2010)

(2015)

(2025)

森林文化・森林環境教育

376人

400人

500人

750人

指導者数及び活動回数

3,499

1,600回 2,000回 3,000回

※H22年度は、県民しあわせプラン第二次戦略計画の目標値です。

1 森林文化の振興

 県民が森林との豊かな関わりを持てるよう、森林と親しめる環境づくりや山村地域の新たな魅力づくりを進めます。

(1) 新たな森林の活用の促進

 熊野古道の活用や森林療法など、山村地域の森林資源やフィールドそのものが持つ潜在的な価値を活かした新たなビジネスの展開を支援するなど、魅力ある地域づくりを進めています。
 平成19年度は、県内で初めて「森林セラピー基地」として、津市美杉町が認定され、平成21年秋にオープンしました。また、「森林とのふれあい・学び事業」において、”森林とのふれあい”をテーマとしたフォトコンテストを実施したところ、県内から190作品の応募があり、優秀作品は県庁舎や上野森林公園などで展示を行いました。

【フォトコンテスト優秀作品】

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優秀賞

優秀賞

優秀賞 

(2) 都市と山村との交流の促進

 都市住民の新しいふるさととして、豊かな自然や文化など山村地域の持つ魅力を活かした体験交流を進めています。また、森林の整備は豊かな海づくりなどにつながることから、漁業関係者等との森林づくりを通した連携交流をはかっています。
 平成21年度は、紀北町の三浦漁業協同組合が三浦小学校の児童、町、ボランティアなど約120名の参加を得て、大台町大杉谷の私有林でアカガシ、イタヤカエデなど90本の苗木を植栽しました。また、三重県漁業協同組合連合会は、津市白山町でヤエザクラ(ボタンザクラ)の苗木100本を植栽しました。

 

 

三浦漁業協同組合(大台町)

三重県漁業協同組合連合会(津市)

(3) 里山の整備及び保全活動の促進

 地域の伝統や文化を支え、人々の生活と密接に関連してきた里山を、生活環境の保全や身近な自然とのふれあいの場として活用するため、地域住民や団体等による里山保全活動を進めています。
 平成15年度から団体等による地域の自然を守り育てる活動を促進するために、自然観察会などを行っている団体の活動を認証する「みんなで自然を守る活動認証制度」と、里山の管理作業などの活動を行っている団体の活動計画を認定する「里地里山保全活動計画認定制度」を設けています。
 平成21年度は、新たに1団体の活動を認証、及び4団体の活動計画を認定するとともに、16団体に対し、保全活動に必要な資材等の購入に対する助成を行いました。
 平成21年度末現在、みんなで自然を守る認証団体数は5団体、里地里山保全活動計画認定団体数は32団体となっています。

【認証・認定団体の推移】

区分

認証数

認定数

平成15年度

3

4

平成16年度

1

4

平成17年度

5

平成18年度

4

平成19年度

4

平成20年度

7

平成21年度

1

4

4

28

(4) 森林文化遺産等の保全

 貴重な文化資源である巨樹・古木等の保存に努めています。また、木造古民家等の活用を進めています。
 平成21年度は、(社)三重県緑化推進協会による「巨樹・古木・森林とのふれあいバスツアー」を実施するなど、県内の巨樹・古木について、広く県民のみなさんに理解と関心を深めてもらうための取組を進めました。また、樹勢診断、保護の指導などが県内各地で行われ、治療行為も実施されました。

2 森林環境教育の振興

森林や木に対する県民の理解と関心を深めるため、学習の場の提供や指導者の育成などをはかります。

(1) 森林の役割に関する県民理解の促進

 県民の森林に対する理解と関心を高めるため、森林の持つ機能や役割、県内の森林・林業をめぐる諸課題、地球規模での森林の問題等の情報を提供するとともに学習の機会の増大をはかっています。
 平成21年9月、平成22年2月には、三重県土地改良事業団連合会とともに、「三重県農業用水水源地域保全対策協議会」を開催し、水の大切さについてのパンフレットを作成し森林環境学習を推進しています。また、10月には植樹体験・施設学習を津市内で開催し、森林と水の大切さなどを学習しました。さらに、県政だよりや新聞などにより啓発を行うとともに、ホームページにより森林や木に関する情報提供を行っています。
  

【環境・施設学習】

【植樹体験】

【HP 三重の森林づくり】

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津市芸濃町

錫杖湖湖畔キャンプ場

 

(2) 森林とのふれあいの場の提供

 森林・林業への県民の理解を深めるため、市町や森林所有者と連携し、森林や林業について学習できる場を確保するとともに、インタープリター(森の語り部)の育成など、受け入れに必要な条件整備を進めています。
 三重県民の森及び上野森林公園では、ボランティア「モリメイト」の協力を得ながら園内の森林の手入れなどを進めるとともに、平成21年度は、三重県民の森で24回、上野森林公園で26回自然観察会等を開催したほか、各種研修会などに活用されています。

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三重県民の森                             

きのこ観察会

森の蝶を観察

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上野森林公園

森のたからばこ作り

きのこ観察会

(3) 森林環境教育の効果的な推進

 県内の森林環境教育の取組を活性化するため、必要な学習プログラムの作成や学習環境の整備等への支援とともに、森林環境教育指導者の養成などを進めています。
 平成21年度は、「森林とのふれあい・学び事業」において、森林環境教育にかかる指導者の養成セミナー(5件)開催、学習フィールド(学校林)の整備(2件)、県内の小中学校における森林環境教育の総合コーディネートを行いました。
 また、学習プログラムのモデルづくりとして、県内の小中学校の学校林や公的森林施設等を会場に「森林の活動体験教室」(20件)を実施しています。

区分 実施場所
指導者養成セミナー 三重県民の森(菰野町)、上野森林公園(伊賀市) ほか 3箇所
学習フィールド整備 明小学校(津市)、花之木小学校(伊賀市)

森林の活動体験教室

※ 20カ所(延べ23件)

常磐西小学校・内部東小学校(四日市市)、鈴西小学校(鈴鹿市)、明小学校・修成小学校(津市)、花之木小学校・丸柱小学校(伊賀市)、すずらん台小学校(名張市)、大河内小学校(松阪市)、勢和小学校(多気町)、三瀬谷小学校(大台町)、鵜殿小学校(紀宝町)、三浦小学校(尾鷲市)、亀山市森林公園(亀山市)、津市青少年野外活動センター(津市)、松阪市森林公園(松阪市)、藤地区の山林(大紀町)、上野森林公園(伊賀市)、キャンプイン海山(尾鷲市)、熊野少年自然の家(熊野市)

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PLT指導者養成(上野森林公園)

内部東小学校(キノコ観察)

大河内小学校(間伐体験)

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山林学習(三瀬谷小学校)

菌打ち体験(亀山森林公園)

ネイチャーゲーム(キャンプイン海山)

Ⅳ 基本方針 4 森林づくりへの県民参画の推進

 森林の恩恵は広く県民の誰もが享受するものであり、森林は県民の財産であるとの認識のもと、森林づくりへの多様な主体の参画を図ります。

【数値目標の達成状況】

指標

実績

目標

H21年度

(2009)

H22年度

(2010)

H27年度

(2015)

H37年度

(2025)

森林づくりへの参加者数

19,512人

15,000人

20,000人

30,000人

※H22年度は、県民しあわせプラン第二次戦略計画の目標値です。

1 県民、NPO、企業等の森林づくり活動への支援

 「森林は大切」という意識が「森林を守る」という具体的な行動につながるよう、多様な主体が多様な方法で森林づくりに参加できる仕組みづくりを進めます。

(1) 森林づくりへの県民参加の促進

 森林づくりへの多様な主体の参加を促すため、活動場所の確保や指導者の育成、情報の提供などを行い、県民やボランティア、NPO、企業などの活動を支援しています。
 平成21年度は、新たに4カ所の森林で「企業の森」協定を締結し、社員が植林や間伐などの森林整備を進めています。また、平成21年4月にカーボン・オフセットクレジットに関する説明会を開催したほか、平成22年3月に開催された「低炭素社会シンポジウム」では、「企業等多様な主体による森づくりとCO2の吸収」と題した分科会を実施しました。さらに、県民の自発的な森づくりを進めるために、森林ボランティア団体が実施する「初心者研修会」に対して助成しました。

【森林ボランティア研修】

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低炭素社会シンポジウム

企業の森(紀北町)

初心者研修会(NPO森林の風)

【企業の森実績】

区分

企業名

面積(ha)

平成18年度

シャープ㈱三重工場(多気町)、㈱百五銀行(津市)、トヨタ車体㈱(いなべ市)、プリマハム㈱(伊賀市)

12.3

平成19年度

全労済三重県本部(津市)、㈱損保ジャパン(津市)、ネッツトヨタ三重㈱(松阪市)、シャープ㈱亀山工場ほか(亀山市)、㈱INAX(伊賀市)

11.5

平成20年度

㈱百五銀行(津市)、三重中央開発㈱(伊賀市)、紀州製紙㈱(熊野市)、四日市西ライオンズクラブ(菰野町)、エレコム㈱(尾鷲市)

31.4

平成21年度

三菱重工業㈱冷熱事業本部(紀北町)、城南建設㈱(松阪市)、JAバンク三重(津市、名張市)

21.8

18箇所

77.0

(2) 計画づくりへの県民の参画

 平成21年度は地域森林計画の樹立がなかったので、計画策定過程での県民の参画はありませんでしたが、「みえの舞台づくり会議」において、多様な主体の森林づくりへの参画を促進する方法について検討をしていただきました。

(3) 身近な緑化活動の推進

 緑化活動に取り組む団体と連携して、花木の植栽などの身近な緑化活動の促進を通して、県民の緑化意識の高揚をはかっています。
 平成21年度は、(社)三重県緑化推進協会と連携して「緑の募金」活動を実施したほか、新聞や県広報誌等を活用し、緑化思想の啓発を展開しました。また、宝くじ協会の助成事業を活用し、津工業高等学校で緑化工事を実施したほか、津市亀ヶ広公園ほか2市町にソメイヨシノを350本配布しました

【宝くじ緑化事業】

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津工業高等学校

津市亀ヶ広公園

2 森林づくりの意識の啓発

 県民の森林に対する理解を深め、自主的な森林づくりへの参画意識を高める取組を行います。

(1) 三重のもりづくり月間の取組

 社会全体で森林を支える社会環境づくりを進めるため、NPOや関係団体、企業等多様な主体と協働して、県民の森林や木材への理解や三重の森林づくりへの参画を促進する各種行事等を毎年10月に重点的に実施しています。
 平成21年度は、10月3日(土)にウッドピア松阪で開催した「三重の森林(もり)と木づかいフェア」において、「森林フォーラム2009」を行い、作家三浦しをん氏と若手林業従事者との対談を行いました(参加者 約250人)。また、県内7地域で、森林とのふれあいや森林の大切さについて考える「森の講座」(参加者 678人)を開催しました。

【もりづくり月間の取組】

区分

開催場所

イベント内容等

森林フォーラム2009 ウッドピア松阪(松阪市) 林業対談、木づかいフェアを併催
森の講座(四日市) 観音山公園芝生広場(亀山市) コースターづくり、丸太切り体験等
森の講座(津) 津市美杉町奥津(津市) 間伐・玉伐り体験、木工教室等
森の講座(松阪) 三重中京大学短期大学部(松阪市) クイズラリー、桧板へ絵を描こう等
森の講座(伊勢) 絆の森(伊勢市) 巻枯間伐体験、ツリークライミング等
森の講座(伊賀) 上野森林公園(伊賀市) 講話、パネル展示等
森の講座(尾鷲) キャンプinn海山(紀北町) 間伐体験、サラダサーバー作り等
森の講座(熊野)

紀南地区活性化施設(熊野市)

間伐材によるマイ箸・木の笛作り

 

本ページに関する問い合わせ先

三重県 農林水産部 森林・林業経営課 森林計画班 〒514-8570 
津市広明町13番地(本庁6階)
電話番号:059-224-2564 
ファクス番号:059-224-2070 
メールアドレス:shinrin@pref.mie.lg.jp

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