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平成21年02月24日

食品衛生何でも相談

食中毒について

ボツリヌス食中毒

特徴 土の中にいる猛毒の細菌

 ボツリヌス菌は土壌に広く分布していて、海や湖の泥の中にもいます。びん詰、缶詰、真空包装食品など、酸素が含まれない食品中で増殖し、強い毒素をつくります。芽胞は特殊な構造をしているため長時間煮沸しても死なず、致死率の高い恐ろしい細菌として知られています。

  • 世界中に分布し、世界各国でこの食中毒が発生しています。
  • 芽胞は熱や消毒液にも強い抵抗力をしめします。
  • 食品だけでなく、8か月以下の乳児の腸の中でも増殖します。

原因食品 自家製の保存食品など

 自家製の海産物や、保存状態の悪いびん詰などから感染します。海外みやげの真空パックされた魚のくん製や、酢漬け、塩漬けなどは特に注意が必要です。また、長期間流通する食品が原因となることもあります。これまでに発生した例では、いずし、自家製の野菜や果物缶詰、輸入したキャビア、自家製の魚のくん製、からしレンコン、ソフトチーズなどがあります。

症状 脱力感から重い神経症へ

 感染してからおよそ8~36時間後に、吐き気、嘔吐、便秘などがおこります。特徴的なのは、脱力感、けん怠感、めまいを感じることです。症状が進むと、物が二重に見えたり、まぶたが下がったり、言葉が出にくくなります。ときには、尿が出なくなったり、歩くこともできなくなります。発熱はなく、意識もしっかりしていますが、治療が遅れると呼吸困難などをひきおこして死亡します。

予防法

  • 新鮮な材料を使用し、洗浄を十分行う。
  • PHを調整したり、食塩、砂糖あるいは亜硝酸ナトリウムなどを添加して菌の増殖を抑える。
  • できるかぎり十分な加熱処理をする。
  • 製造中、保存中にバター臭がするものは廃棄する。

本ページに関する問い合わせ先

三重県 医療保健部 食品安全課 食品衛生班 〒514-8570 
津市広明町13番地(本庁4階)
電話番号:059-224-2343 
ファクス番号:059-224-2344 
メールアドレス:shokusei@pref.mie.lg.jp

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