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平成21年02月24日

食品衛生何でも相談

自然毒について

自然毒について

動物や植物がもともと保有している有害成分や、食物連鎖を通して動物の体内に取り込まれた有毒成分を自然毒といいます。自然毒は、植物性自然毒と動物性自然毒に大別されます。

植物性自然毒について

毒キノコ

植物性自然毒の食中毒事例の中で最も多いのが、キノコによる食中毒です。毒キノコの種類は、数十種類あると言われており、中毒症状も様々です。キノコによる食中毒は、秋を中心に家庭で起こることが多く、その原因としては、キノコに関する知識の不足による場合が多いようです。一方、キノコの毒消しについては、茎が縦に裂けるキノコは食べられる、地味な色をしたキノコは食べられる、ナスと一緒に煮れば毒が消えるなど、色々な言い伝えがあります。しかし、それらはすべて科学的根拠に基づくものではない迷信で、ウソである事が大半なので、あてになりません。安易な判断で野生のキノコを食べないようにしましょう。主な毒キノコとしては、ツキヨタケ、クサウラベニタケ(イッポンシメジ)、カキシメジ、ドクササコ等があり、キノコの季節である秋を中心に、全国各地で食中毒事件が発生しています。

植物毒(有毒植物)

多くの植物が、人間の食料や家畜の飼料として使われています。自然界に存在する植物の中には、食用になるものや薬用として用いられるものもありますが、毒成分を含む植物も存在します。毎年、各地で有毒植物による食中毒事例が発生しており、有毒植物に対する認識不足や不注意から摂食してしまう例が多く見られます。あいまいな知識で有毒植物を食べてしまうことがないよう気を付けて下さい。主な有毒植物としては、じゃがいも(発芽部、緑色部)、青梅(未熟なもの)、ヤマトリカブト、チョウセンアサガオ、ドクゼリ等があります。近年では、トリカブト、バイケイソウ類、スイセン、チョウセンアサガオ等で食中毒事件の発生が報告されています。

動物性自然毒について

動物性自然毒には、魚介類が本来有している成分ではなく、食物連鎖を通して魚介に取り込まれた毒物も含まれます。動物性自然毒には、ふぐ毒、貝毒(麻痺性貝毒、下痢性貝毒)、毒カマス、イシナギ(肝臓)、シガテラ等があります。この中でもふぐによる食中毒は致命率が高く、よく知られています。ふぐの毒はテトロドトキシンと呼ばれるもので、その毒力はふぐの種類、臓器、季節などで異なります。臓器では、卵巣と肝臓に多く含まれますが、腸、皮、精巣、筋肉にも含まれる場合があります。そのため、一定の資格を有した者でないとふぐを調理してはならないと定められています。

本ページに関する問い合わせ先

三重県 医療保健部 食品安全課 食品衛生班 〒514-8570 
津市広明町13番地(本庁4階)
電話番号:059-224-2343 
ファクス番号:059-224-2344 
メールアドレス:shokusei@pref.mie.lg.jp

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