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平成28年10月21日

平成28年度第2回三重県立図書館協議会の開催結果

1 日時 平成28年10月7日(金)10時から12時まで
2 会場 三重県立図書館読書振興室
3 出席委員 井村正勝委員、髙倉一紀委員、高屋充子委員、中川弘文委員、前田憲司委員、
      増田喜昭委員、海住さつき委員、広瀬史子委員、水谷てつ子委員
4 内容
【1】 図書館長挨拶

【2】 委員の自己紹介
  
【3】 会長・副会長の選出
  
【4】 文化交流ゾーンについて
 「文化交流ゾーン」の事業、運営の在り方について6月の県の常任委員会に提出された資料を用いて館長より説明を行った。
(主なご意見など)
 ・ この協議会の有用性がほとんど理解されていないのが残念だが、ぜひ協議会は存続させてほしい。新
  しく経営会議という媒体を設けることで各館の協議会を廃止するという案が出ているが、我々は図書館
  協議会として最低限のコンセンサスを持つことが必要である。
   1つ目はいわゆるMLA連携により3館がバラバラに活動するのではなく、有機的につながって今ま
  でにないサービスを積極的に打ち出し成果を生み出すことである。サービスの質を高めることでさらな
  る可能性も出てくるであろう。しかし、そういったことが経営会議の中で実現し得るかどうかがほとん
  ど見えてこない。
   2つ目は各館が無個性な協力をするのでは意味がなく、それぞれ足腰を鍛えてその個性を光らせた上
  での協力、つまり協働をめざすべきである。
   また、現在の協議会を廃止して経営会議を設けるということは図書館が博物館や美術館とは施設とし
  ての機能が大きく異なるという点が理解されていない。博物館や美術館は展示の仕方や集客力、満足度
  の高さが問題となるが、図書館はそれと等しく県内の全域サービスの中心として大事な役割を果たす機
  能も持つという点が大きく異なる。県立図書館は市町立図書館を活性化させるために市町立図書館にな
  い様々な資料を補うという使命がある。一体、市町立図書館をサポートするという重要な機能がどれだ
  け理解されているのか。
   図書館協議会は県民や市町の図書館及び学校図書館の代表として委員が集まりその意見を吸い上げる
  機関である。経営会議ではその役目を果たし得ない。
   これまで県立図書館の活動を協議会がチェックしてきたが、他の図書館にはないものである。このよ
  うに協議会は「どこにも2つの図書館」を機能させるのに不可欠な会議体なのである。これを3館合同
  で経営会議に委ねることができるかというと全く違うのではないか。今回の案は緻密な分析がなされず
  に提案されていると考える。
   指定管理について平成26年のパブリックコメントでは圧倒的に反対が多かった。司書業務について
  は直営となっているが当然であろう。経営分析は一部指定管理と記載されているが、このあたりがまだ
  明確でないので今後の議論に委ねたい。                      
 ・ 資料に記載されている「集積の利点」とは、立地条件のことなのだろうか。これについては業務全体
  を「立地に関係のある業務」と「立地に無関係な業務」に分けて整理するとわかりやすい。問題になっ
  ているのは無関係な業務で、どういったものなのかが具体的に示されていない。この無関係な業務の内
  容が明確になればメリットを享受できると言えよう。本庁は前者に意識が傾いているが、県立図書館は
  どちらかというと後者に重きを置いて活動してきた。この部分をもっと本庁に伝える方法はないか。
   一方、経営会議を設けようとしてるが、図書館経営という言葉が存在するのか。図書館経営の専門家
  が存在するのか。             
 ・ 図書館は、博物館や美術館とは異なる部分で日々の暮らしの中で子どもの心を支えている。県立図書
  館に自転車で来れない子どものために市町立図書館を支えるのが一番大事な仕事であり、それによりも
  っと県立図書館が活きると言えよう。3館が連携しても、子どもを幸せにする手だてを持つのは図書館
  しかない。この案は本当に子どものことを考えて出されたものだろうか。学力が読書に直結するわけで
  もなく、文化が読書と等しいわけでもない。本を借りる、読むという行為がもっと土着的なものに根差
  しているということをこの協議会で打ち出す必要があるのではないか。図書館は独特な組織やスペシャ
  リティーであるライブラリアンに支えられている個人的でヒューマンなものである。単に設備があれば
  よいとは言えず、集積の利点など全く感じられない。       
 ・ どうしてこのような話が県民に流れて来ないのか。出処はどこなのか。県民の中から出てきたものと
  は思えず、驚いている。          
 ・ 大事なことは市町立図書館にとって県立図書館がなくてはならないものだということである。県内の
  市町立図書館はネットワークを背景にそれぞれの活動を展開しており、その中心にある県立図書館は博
  物館や美術館とは違う。3館の協力は大事だが、図書館は図書館としての参画が大事である。   
 ・ 経営会議というと何か定例的な印象を受けるが、日々の業務を大事にしようと思うならば別組織で集
  積・立地の利点を追及する日々の業務を考え、それ以外はそれぞれの館で責任を持って自分達の取組を
  考えればよいのではないか。
   また、この協議会のように第3者のところを専門的な識者や県民の方の意見を聞きながら修正なり後
  押しなりしていけばいいのではないか。
 ・ 経営会議の構成メンバーが各館経営層、外部有識者と記されているが、協議会の意見も吸い上げなけ
  ればならない。             
 ・ 他のところは経営層や外部有識者と明確に記されているので、協議会のメンバーも経営会議の構成メ
  ンバーとわかるようにはっきりと記すべき。         
 ・ 立地・集積の利点を追及するのは結構だが、それ以外を全く無視して作られたことが三重県の文化に
  とってデメリットである。        
 ・ この経営会議で立地条件に関係ない部分についてメリットを享受するのは非常に非現実的である。博
  物館や美術館の専門家達に図書館の全県サービスやネットワークやサポート体制などを議論の俎上に載
  せるのは非効率的で、本格的な議論の深化にはつながらない。
 ・ この経営会議は本当の経営者理念の会議ではなく、表層的なものだと思う。利益は目的ではなく、結
  果である。               
 ・ 協議会で吸い上げた意見は必ず届けて欲しい。         
 ・ 人を育てるのは時間がかかることなので、指定管理になって司書のノウハウが伝わらなくなるのでな
  いかと危惧している。         
 ・ 県立図書館が市町立図書館と関係を作り上げているから、市町立図書館から県立博物館や県立美術館
  に人を流すパイプが出来る。例えば県立図書館と市町立図書館が協力すれば博物館や美術館で関連展示
  をしたり講演会をすることも出来る。県立図書館が中に入ってこそ出来ることである。県立図書館と市
  町立図書館のつながりが切れてしまってはこういったこともできなくなる。県立図書館が図書館として
  の3館連携を築きあげるためには県立図書館と市町立図書館が密接なつながりを築くことが不可欠とな
  る。        

【5】 三重県立図書館改革実行計画「どこにも2つの図書館」の指標について
  
【6】 平成28年度アクションプログラムとその進捗について
  (1)平成28年度9月度進行管理シートとその進捗について
  (2)進捗に関する意見(アドバイザー)
  (3)進捗についての館長報告

【7】 平成28年度年間スケジュールについて

【8】 会議の公開・非公開
    会議は公開で行いました。傍聴者は2名でした。


附属機関等会議概要

本ページに関する問い合わせ先

三重県 図書館 企画総務課 〒514-0061 
津市一身田上津部田1234
電話番号:059-233-1181 
ファクス番号:059-233-1191 
メールアドレス:mie-lib@library.pref.mie.jp 

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