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令和07年09月22日

令和7年度第1回伊賀地域高等学校活性化推進協議会を開催しました

1 日時  令和7年8月5日(火)19時00分から21時00分まで
2 場所  三重県伊賀庁舎 大会議室
3 概要
 伊賀地域の県立高校の総学級数が、現在の25学級規模から、令和6年度に生まれた子どもたちが高校へ入学する15年先には10~12学級規模となることが見込まれる中、これまでの協議をふまえ、令和10年度以降に想定される当地域の県立高校の学級減への具体的な対応案について協議しました。
 主な意見は次のとおりです。

<1学年あたり10~12学級となることが想定される15年先の学びと配置のイメージについて>
○ 15年先には中学校卒業者数が大きく減少する中で、単にどの施設を残すのかではなく、地域全体としてどのような学びを提供するかを考えた上で、配置の議論をすることが大切である。【加藤会長】
○ 通学距離の課題はお金で解決できる部分もある。大切なのは、望む教育をどこに配置するのかのイメージをつくって、そこへ向かっていくことであり、どこを1学級減らすのかを論点にすると議論は進まなくなる。【西垣委員】
○ 小中学校で不登校だったが、少人数のあけぼの学園高校に入学し、笑顔で卒業する子どもが増えているように思う。中学校卒業者数が減る現実は理解しているが、少人数の高校なら頑張ってみようという子どもたちのために、ぜひ小規模校を地域に残してもらいたい。【岡田委員】
○ 教職員定数は法律で定められているため、1学年1学級や2学級では教員数が少なく、多様な生徒への丁寧な対応は難しくなる。生徒の可能性を引き出すためにも、多様な選択科目の開設が可能であり、部活動や学校行事も充実する一定の学校規模があった方がよい。【松﨑委員】
○ 進学校から県外の大学に進学した生徒は地元に戻らないことも多いため、地域の人口減少を食い止め、活性化につなげるためには、職業系専門学科や総合学科をある程度残したほうがよい。伊賀白鳳高校では6学級規模で7学科展開しているため、担任を各学年1名増やしてその分各校務分掌の人数を減らして対応している。小規模校の教育も残してほしいが、教員数が限られる中で、5校を存続することは難しい。【米川委員】
○ 高校無償化が検討される中、多様な学びを伊賀地域で保障するためには、近隣の市町や私学との兼ね合いも含め、地域全体で考えていく必要があるのではないか。【山本委員】
○ 将来的に、伊賀地域に1校となった場合、地域のいろんな子どもたちを受け入れてくれることに加えて、特色や魅力がなければ私学などに生徒が流れてしまう。また、伊賀市が通学費用の支援を行っているように通学時間や費用は重要で、学校の配置場所によっても状況は変わってくる。高校を存続させるためには、小中学校と同様に県独自の予算で少人数学級を導入するなどの支援も必要なのではないか。【中川委員】
○ 現在の1学年25学級規模が10~12学級にまで減少する事実を受け止め、子どもたちにどのような学びを保障するかを大切にして地域全体の配置を考える必要がある。アンケート結果から、子どもたちは、学びたい学科やコースがあること、部活動が活発で学校行事が盛り上がることを求めており、一定の学校規模が必要であることが分かる。子どもたちを中心に考えれば、将来的に北部に1校、南部に1校を配置し、多様な子どもたちを受け入れる機能を持たせることで、当地域で求められる学びを提供できると考える。【西山委員】
○ 15年後のビジョンとして、伊賀市と名張市に1校ずつ設置するのであれば、交通の便から伊賀白鳳高校と名張高校の立地がよい。また、大半の子どもたちがこの学校で希望する進路を実現するためには、4年制大学への進学、専門学校への進学、就職のバランスがとれた総合学科を設置するのが理想的である。さらに、定時制や通信制課程も併設された、こうした理想の学校を2校設置できるのであれば、15年先と言わずそこをめざしてスタートを切ることができる。【伊集委員】
○ 少子化が進む中、伊賀地域の高校はいずれも危機的な状況にあると言える。これを逆にチャンスと捉えて、どのような学校をつくるのか、資料に「新築や建替えも検討する」とあるが、こちらからそれを利用するつもりで地域全体を見て検討していけるとよい。学校は生徒のためのものであるため、学びやすい学校をつくるという視点が大切である。【水守委員】
○ 伊賀地域の子どもたちには伊賀地域で学んでほしいと強く思っている。高校の無償化等により他地域へ生徒が流出し、地域が地盤沈下していくことは避けたい。令和6年生まれの子どもは、伊賀地域で700人弱となり、今後さらに厳しくなることも予想される。進学や就職、多様な子どもたちの受け入れ、これらを全て網羅する高校が伊賀地域に2校程度できることが何となく見えてきた。特に、伊賀市の子どもたちが、どこで魅力ある学びができるのか大変危惧しており、統合なしには地域に高校が残っていかないように感じている。【澤田委員】
○ 他地域の県立高校へ毎年100人~130人くらいが進学している中、伊賀地域の高校に通いたいと思ってもらうためには、魅力ある教育内容に加え、学校施設も大切である。小中学校の建替えが進む一方で、県立高校の建替えは何十年と進んでいないため、ハード面でも思い切った施策がほしい。【中道委員】

<15年先を見据えた令和10年度に想定される1学級減への具体的な対応案について>
○ 令和10年度のあけぼの学園高校の募集停止案については、これまでの学びがそこで途絶えてしまうのではないかという心配が大きいと思われるので、伊賀地域の他の高校で同様の学びをしっかりと引き継いでいく必要がある。【今髙委員】
○ 小規模校でないと高校に行けないという生徒にとって、あけぼの学園高校は大切な存在である。機能を他校に預ければよいというものではなく、県立の使命としてあえて小規模校を設置する必要があるのではないか。【西垣委員】
○ あけぼの学園高校が重要な役割を果たしていることについては、全員が共通認識を持っている。一方で令和10年度の学級減に向けて、こうした機能をどのようにつくるかを考えなければならない。多様な子どもたちが通学でき、力を発揮できる教育環境を定時制も含めてどのように実現するのか、今回提示された案を基本に、本日の意見を反映した案を、次回事務局からあらためて提示してもらいたい。【加藤会長】


附属機関等会議概要

関連資料

  • 事項書(PDF(247KB))
  • 第1回配付資料(PDF(8MB))
  • 別添資料「令和5年度伊賀地域高等学校活性化推進協議会のまとめ(令和6年2月)」(PDF(2MB))
  • 別添資料「県立高等学校活性化計画(令和4年2月)」(PDF(2MB))

本ページに関する問い合わせ先

三重県 教育委員会事務局 教育政策課 〒514-8570 
津市広明町13番地(本庁7階)
電話番号:059-224-2951 
ファクス番号:059-224-2319 
メールアドレス:kyosei@pref.mie.lg.jp 

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