国土交通省土地鑑定委員会が実施した今回の地価公示では、県内住宅地293地点、商業地110地点等、計432地点について、平成29年1月1日現在の1平方メートル当りの土地の価格の判定が行われました。
継続地点415地点のうち、349地点で地価が下落しました。地価上昇地点は、住宅地で26地点(津市4地点、四日市市15地点、桑名市7地点)、商業地で16地点(津市2地点、四日市市11地点、伊勢市2地点、桑名市1地点)でした。横ばい地点は、住宅地で17地点(津市1地点、四日市市8地点、桑名市8地点)、商業地で7地点(津市1地点、四日市市3地点、桑名市3地点)でした。
県内住宅地及び商業地の地価の対前年平均変動率は、ともに25年連続して下落傾向を示しました。県全体として下落率は、住宅地で前年より小さくなり、商業地で前年より大きくなりました。
全国の地価の対前年平均変動率は、住宅地で前年の下落から横ばいに転じ、商業地で2年連続の上昇となりました。また、三大都市圏の平均変動率では、住宅地、商業地ともに4年連続の上昇となりました。
住宅地の状況
県全体では、平均変動率は△1.6%(前年△1.7%)となり、25年連続の下落となりました。下落率が大きい市町は、紀北町△5.2%、鳥羽市△5.0%、南伊勢町△5.0%で、下落率が最も小さかったのは川越町で△0.2%でした。
平均価格は、38,900円/平方メートル(前年39,400円)で、最高価格地点は、津市大谷町(津-18)の105,000円/平方メートルでした。
商業地の状況
県全体では、平均変動率は△1.6%(前年△1.5%)となり、25年連続の下落となりました。下落率が大きい市町は、南伊勢町△5.4%、志摩市△5.2%、熊野市△5.1%でした。一方、四日市市が0.2%と上昇となりました。
平均価格は、69,700円/平方メートル(前年70,400円)で、最高価格地点は、四日市市諏訪栄町(四日市5-1)の 368,000円/平方メートルでした。