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平成27年01月31日

「スマートフォン等の使用に関する実態調査」の結果概要がまとまりました

 県内の公立小中学校及び県立高等学校から抽出した小学校4年生から高校3年生までの児童生徒を対象に行った「スマートフォン等の使用に関する実態調査」の結果概要については、以下のとおりです。

1 調査目的
   平成26年度「スマートフォンの危険から子どもを守る事業」を進めるにあたり、三重県内における
  児童生徒のスマートフォン等の使用に関する実態・意識等を把握する。
2 調査対象
   調査1 29市町各1公立小学校:4年生~6年生 各2クラス
   調査2 29市町各1公立中学校:1年生~3年生 各2クラス
   調査3 県立高等学校10校  :1年生~3年生 各2クラス
3 調査期間
   平成26年10月20日(月)~11月14日(金)
4 備考
  アンケート有効回答数(率)    全 体      11,716人(99.3%)
              <内訳> 小学生       4,354人  
                   中学生       5,093人
                   高校生       2,269人
        ※ この調査では、「ケータイ」は携帯電話やスマートフォンのことをいいます。
5 調査結果の概要
(1)ケータイの所持率について
   ケータイの所持率は、小学生39.9%、中学生60.9%、高校生99.1%となり、高校生のほ
  とんどが所持していることが分かりました。
(2)家で持っている機器及びインターネット接続機器について
   家で持っている機器で、ケータイやパソコン以外で所持率が高いのは「ゲーム機」で、小学生
  89.0%、中学生76.5%、高校生63.2%となっており、次いで「音楽プレーヤー」が、小学
  生23.3%、中学生47.7%、高校生57.9%でした。
   インターネット接続機器のうち、「ゲーム機」を利用しての接続は、小学生45.8%、中学生
  22.9%、高校生10.4%で、「音楽プレーヤー」からの接続は、小学生6.2%、中学生
  12.1%、高校生7.7%でした。
   インターネット接続については、ケータイやパソコン以外からも行っている実態があることから、
  「ゲーム機」や「音楽プレーヤー」からのインターネット接続について見守りや注意喚起が必要です。
(3)自分専用のケータイを持ち始めた時期について
   自分専用のケータイを持ち始めるのは、中学校1年生及び高校1年生で多くなっています。また、持
  ち始める時期が低年齢化しているため、小学校段階から児童への指導を行うとともに、フィルタリング
  の重要性や、家庭でのルール作りなど、保護者への啓発が必要です。
(4)ケータイの利用状況について
   中高生では「LINE等」が、中学生76.1%、高校生86.8%で最も多く、次いで「動画サイト」
  が、中学生60.2%、高校生56.6%でした。
   小学生については「メール」が53.8%と最も多く、次いで「動画サイト」で33.0%となって
  います。
   「LINE等」の不適切な利用から、いじめ等の問題につながる恐れがあるため、児童生徒に利用上のル
  ールやマナーを指導していくことが重要です。
(5)フィルタリングの利用状況について
   ケータイへのフィルタリングの利用状況で、「かけている」は、全体で41.2%であり、小学生
  27.2%、中学生46.5%、高校生44.3%でした。また、「わからない」と回答している小学
  生が、60.3%もあることから、保護者に対して、フィルタリングの必要性等について、より一層の
  理解を得ることが必要です。
(6)「メール」、「Facebook、Twitter等」、「LINE等」の利用相手について
   利用相手について、小学生は「家族・親戚」が65.0%で最も多く、次いで、「学校の友だち」
  25.7%でした。中高生で最も多いのは「学校の友だち」で、中学生80.7%、高校生69.8%
  で、次いで中学生は「家族・親戚」8.3%、高校生は「学校外の友だち」17.5%でした。
   校種が上がるにつれて、「インターネットで知り合った人」の割合も増加し、交信相手に広がりがう
  かがえることから、インターネットの危険性等について、各学校において指導を行うとともに、保護者
  への啓発が必要です。
(7)インターネットの危険性を学ぶ機会について
   インターネットの危険性を学ぶ機会が最も多いのは、小学生は「親(保護者)から」48.6%、次
  いで「先生から」42.5%でした。
   中高生については「先生から」が最も多く、中学生74.8%、高校生81.6%、次いで中学生は
  「親(保護者)から」37.8%、高校生は「テレビやパンフレットなどから」23.8%となってお
  り、学校・家庭での役割が大きいことから、保護者への啓発と、学校での指導の充実が重要です。
(8)困った時の相談相手について
   相談相手として最も多いのは、「保護者・家族」で、小学生73.0%、中学生69.0%、高校生
  62.7%であり、次いで「学校の友だち」が、小学生16.8%、中学生46.9%、高校生
  53.9%でした。一方で「相談しない」児童生徒は、小学生6.2%、中学生8.1%、高校生
  8.9%であったことから、学校と家庭が連携し、児童生徒が困った時にいつでも相談できるような環
  境づくりが重要です。
6 今後の対応方針
(1) 本調査結果を市町教育委員会や県立学校に周知し、各種指導資料等を活用した指導を行うなど、児
   童生徒のケータイ利用の現状を踏まえた取組を進めていきます。
(2) 本調査結果を基に、各学校において児童生徒の発達段階に応じた取組を進めます。とりわけ、中高
   生については、ケータイ利用に係るルール作りなどの主体的な取組を行うとともに、県内において生
   徒間で意見交換ができる場を設け、話し合った結果を周知し、各学校の取組に繋げていきます。
(3) 本調査結果を三重県PTA連合会や三重県高等学校PTA連合会等の協力を得て家庭に提供すると
   ともに、各家庭に理解と協力を求めます。併せて、ネット啓発講座等を活用して保護者の見守りや監
   視の大切さを伝えるなど、家庭での取組を支援していきます。


関連資料

  • 「スマートフォン等の使用に関する実態調査」調査結果(PDF(888KB))
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津市広明町13番地(本庁7階)
電話番号:059-224-2332 
ファクス番号:059-224-3023 
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