ムギ類赤かび病が多発するリスクが高まっており、被害が予想されるため、病害虫発生予察注意報第1号を発表します。
1 対象作物:ムギ類
2 対象病害虫名:ムギ類赤かび病
3 発生地域:県内全域
4 発生時期:4月上旬以降
5 予想発生量:やや多
6 注意報発令の根拠
(1)ムギ類は開花期以降、高温かつ降雨条件下でムギ類赤かび病菌に感染しやすくなります。
(2)高温傾向により、昨年や平年に比べると出穂・開花はかなり早まっています。
11月上旬播種では3月下旬に出穂期を迎えた小麦ほ場が確認されており、3月24日に発表の技術
情報で示した生育見込みより生育が早まっています。
(3)三重県農業研究所(松阪市嬉野川北町)内に設置した県予察ほ場の「あやひかり」(11月14日
播種)は、出穂期が3月28日であり、開花期は4月5日頃と予測されます(三重県農業研究所の
メッシュ農業気象・麦生育予測システムによる)。
(4)3月末に感染好適日が3日連続で発生し、週間天気予報によると4月以降も降雨日が数日予想
されています。
※感染好適日とは、降雨があり、最高気温が20℃以上の日
(5)1か月予報(3月26日、名古屋地方気象台発表)によると、気温は高く、降水量は平年並か多
い見込みです。
7 防除の注意事項
(1)1回目の防除適期は開花始めから開花盛期です。必ず、1回目の防除後、7日から10日後に2
回目の防除を行ってください。(参考:「麦類のかび毒汚染予防・低減指針:農林水産省
(maff.go.jp)」令和5年3月14日公表)。
(2)薬剤抵抗性の発達を防ぐため、同一系統の薬剤は連用せず、RACコードの異なる薬剤でローテ
ーション散布をしてください。
(3)薬剤は農薬情報検索システムで調べることができます。
農薬情報検索システム:https://pesticide.maff.go.jp/
8 かび毒について
赤かび病の病原菌は、かび毒を産生させることがあります。かび毒であるデオキシニバレノールの基準値を超えた麦は食用として流通することができません。
詳細は、農林水産省ホームページ「麦類のかび毒汚染予防・低減指針:農林水産省 (maff.go.jp)」(令和5年3月14日公表)を参照ください。