「平成30年度キャリア教育優良教育委員会、学校及びPTA団体等文部科学大臣表彰」の被表彰者が決定し、本県から次の3団体が選ばれましたので、表彰式の日程とあわせてお知らせします。
なお、この表彰はキャリア教育の充実発展に尽力し、顕著な功績が認められた教育委員会、学校及びPTA団体等に対し、その功績をたたえるために文部科学省が行うものです。
1 被表彰校とその功績内容
(1)四日市市立羽津中学校[校長:渡部 克博]
各授業において、キャリア教育で生徒に身に付けさせたい力を記載した4つの「キャリアカード」
を提示し、現在学んでいることが将来につながっていることを意識付けるなど、組織的に基礎的・
汎用的能力の育成に努めている。
生徒が自分自身の将来について深く考えることができるよう、2年生に職場体験の取組について
生徒と保護者が話し合う場面を作り、家族の労働について思いを巡らせる機会としたり、3年生の
修学旅行で、職場体験や職業別コース見学の時間を設けたりしている。
地域住民等を対象とした合唱イベントでは、広報活動から準備に至るまでを生徒が中心となって
行うなど、仲間と協働する力や主体的に考え行動する力を育んでいる。
(2)三重県立桑名北高等学校[校長:岡田 真次]
平成28年度に、キャリア教育委員会を立ち上げ、キャリア教育を教育活動の中心に据えた学校
改革を行った。全教職員で3カ年を見通したキャリア教育計画を作成し、体験的なキャリア教育と
日常におけるキャリア教育の両輪で取り組んでいる。
生徒が進路実現に必要な学力をつけるため、学習チューター制を取り入れ、全教職員で生徒の支
援を行っている。また、高校卒業後の進路だけでなく、将来の在り方・生き方を含めたキャリアカ
ウンセリングを行っている。
2、3年生を対象に事業所・大学等説明会「みらいセミナー」を実施している。事業所の人事担
当者等から地域の様々な産業や職業について話を聞くことで、自分の適性や社会での役割について
理解を深めている。
(3)南伊勢町教育委員会[教育長:片山 嘉人]
将来にわたり、「ふるさと南伊勢」に誇りと希望が持てる子どもの育成を目標として、町内全て
の小中学校で、家庭や地域、関係機関等の協力・支援を得て、地域の資源を生かした学習をキャリ
ア教育に位置付け行っている。
平成28年度から「ふるさとフォーラム21」を開催しており、子どもたちがふるさとについて
学んだことを地域へ発信し、地域住民とともに地域について学び、考える場としている。
漁業体験や南伊勢高等学校南勢校舎の高校生による出前授業等、様々な体験活動をとおして、地
域への愛着を深め、地域産業や職業への興味関心を喚起することで、地域の担い手育成を推進して
いる。
2 表彰式
(1)期日 平成31年1月18日(金)
(2)場所 国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区代々木神園町3番1号)
3 その他
この表彰は平成18年度から実施されています。
4 特記事項
文部科学省の記者発表日時(平成30年12月7日(金)午後2時)に合わせて発表するものです。