現在位置:
  1. トップページ >
  2. スポーツ・教育・文化 >
  3. 学校教育 >
  4. 高校教育 >
  5.  県立高等学校では夏季休業明けの在宅学習においてオンライン学習を実施しています!
担当所属:
  1.  県庁の組織一覧  >
  2.  教育委員会事務局  >
  3. 高校教育課
  • facebook
  • facebook share
  • twitter
  • google plus
  • line
令和03年09月08日

県立高等学校では夏季休業明けの在宅学習においてオンライン学習を実施しています!

 本県では、夏季休業明けから9月12日までの間、オンライン学習やプリント課題等による在宅学習を行っています。オンライン学習の形態は、教室から各家庭への通常授業のライブ配信、あらかじめ作成したオンデマンド動画や課題の配信、アンケート集計ソフトを活用した授業の振り返りや確認テストの実施等、工夫して取り組んでいます。多くの学校が特別時間割を編成し、生徒や学校の実態に応じて実施しています。オンライン学習の実施にあたり、家庭での環境が十分でない生徒に対しては、学習用端末の貸し出し、登校による指導や課題の配付等、個に応じた対応を行っています。特徴的な取組は下記のとおりです。
                        
                        記

1.特徴的な取組
(1)松阪工業高校におけるYouTubeを活用したリスニング活動の取組について
  ア 科目名「英語会話」(全学科2年生227名)
  イ 取組概要
    松阪工業高校では、国の「教育課程研究指定校事業」の指定校として、職業系専門高等学校におけ
   る4技能(聞くこと・読むこと・話すこと・書くこと)の総合的なコミュニケーション能力を育成す
   る実践に取り組んでいます。取組の1つとして、昨年度、教科書の内容を踏まえたYouTube動画の
   作成を開始し、今回の夏季休業明けの在宅学習を機に、本格的に活用しています。生徒は、動画視聴
   後、オンラインで内容についての教員と生徒又は生徒同士の話し合いや内容理解を確かめる問題に取
   り組んでいます。英語科以外の教員も動画に出演し、生徒の興味・関心を喚起する教材を作成するこ
   とで、昨年度以降、成績下位層の生徒数が減少し、成績上位層の生徒数が増加しています。なお、こ
   れまでに作成した動画を令和3年度全国自作視聴覚教材コンクール高等学校部門(一般財団法人日本
   視聴覚教育協会)に応募し、9月1日に入賞作品(入選)に選ばれました。

(2)津高校における高大連携の取組について
  ア 科目名 学校設定科目「SS生命科学」(1,2年生の選択者約30名)
  イ 取組概要  
    津高校では、大学教員による高校への出前授業等、大学と連携した発展的・専門的な学習に取り組
   む高大連携を実施しています。特に、三重大学との連携では、教育課程に位置づけた科目を開設して
   おり、当該科目を履修・修得した生徒が三重大学に進学した場合には、高大連携で取得した単位を大
   学での単位として認められる制度もあります。学校設定科目「SS生命科学」は、大学での単位の対
   象とはなっていませんが、生命の神秘や医療の最先端分野、医学と社会との関わり等に係る講義や実
   習を行っています。普段は三重大学や津高校での対面による講座を実施していますが、在宅学習期間
   中である9月2日(木)の講座は、オンラインで実施し、大学教員は大学から講義を行い、生徒は自
   宅で視聴しました。9月13日(月)の講座もオンラインでの実施を予定しています。

(3) 四日市高校におけるオンライン海外交流(Global Classmatesプログラム)の取組について
  ア 科目名
    学校設定科目「論文英語」(普通科国際科学コース2年生17名)
  イ 取組概要
    四日市高校では、昨年度からの新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、米国への海外研修が
   実施できていません。その代替として、本年度は学校設定科目「論文英語」のなかで、週1回インタ
   ーネットを使って、オンライン海外交流(Global Classmatesプログラム)を実施します。ワシントン
   DCを本拠に活動する団体Kizuna Across Culture(KAC)が、日本の高校の英語のクラスと米国の高校
   の日本語のクラスをマッチングし、7~8月のオリエンテーションを経て、9月から2月まで6ヶ月
   間、教員の指示とファシリテーションのもと、オンライン上の教室で生徒たちがメッセージや動画を
   投稿し合い、SDGs等を題材としたやり取りをとおして交流を深め、異文化理解や海外の同世代と
   のネットワーク形成に取り組みます。現在は、生徒がメッセージや動画の作成など、オンライン海外
   交流に向けた準備を進めています。

(4) 四日市工業高校における学習支援ソフトを活用したオンライン面接練習の取組について
  ア 対象生徒
    3年生の就職希望者
  イ 取組概要
    四日市工業高校では、就職希望者が多く在籍しています。ライブ配信型や動画視聴型など、オンラ
   インによる応募前職場見学が今年度は増加しており、入社試験もその傾向があると想定されることか
   ら、9月6日(月)から9月15日(水)まで、就職希望者を対象としたオンラインでの面接練習を
   マンツーマンで重点的に実施しています。在宅学習期間中に、生徒の自宅PC等(スマホ・タブレッ
   トを含む)と学校のPCを接続し、対面による面接の基本的な指導に加え、①本人の顔がはっきり映
   し出されているか(逆光で表情が暗くなっていないか等)、②声が鮮明に届いているか、③無地背景
   で室内の様子が映らない場所で実施できているか等について指導を行い、生徒がオンライン面接に自
   信をもって臨めるよう、取組を進めています。
 
2 今後の方向性
  昨年度の臨時休業期間中には、県内すべての高等学校において、オンラインホームルームの実施に加
 え、生徒の実態に応じて、オンライン学習を実施しました。今般の在宅学習期間中には、昨年度の経験を
 踏まえ、上記のような工夫したオンライン学習が見られるようになりました。
  県教育委員会では、各校におけるオンラインを活用した効果的な教育活動について引き続き支援すると
 ともに、オンラインによる海外交流や有識者によるオンライン講座等、学びたい生徒がいつでもどこでも
 学べるようなプログラムを実施してまいります。


本ページに関する問い合わせ先

三重県 教育委員会事務局 高校教育課 〒514-8570 
津市広明町13番地(本庁7階)
電話番号:059-224-3002 
ファクス番号:059-224-3023 
メールアドレス:kokokyo@pref.mie.lg.jp 

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

ページID:000254521