モロッコのラバトで開催されている、ユネスコ無形文化遺産保護条約第17回政府間委員会において、「風流踊」の代表一覧表記載(ユネスコ無形文化遺産登録)に関する審議が行われ、11月30日(水)に、「記載」との決議がなされました。
「風流踊」には、三重県伊賀市の「勝手神社の神事踊」が含まれています。(行事の詳細は添付資料参照)
( 参 考 )
・政府間委員会における決議の3区分
①「記載」:代表一覧表に記載するもの。
②「情報照会」:締約国に追加情報を求めるもの。
③「不記載」:記載にふさわしくないもの。4年間、再提案することができない。
・「風流踊」とは、華やかな、人目を惹く「風流」の精神を体現し、衣裳や持ちものに趣向をこらし、歌や笛、太鼓、鉦(かね)等に合わせて踊る民俗芸能です。除災や死者供養、豊作祈願、雨乞い等、安寧な暮らしを願う人々の祈りが込められ、祭礼や年中行事等の機会に地域の人々が世代を超えて参加し、地域の活力の源として大きな役割を果たしています。今回登録された「風流踊」の構成には、国指定重要無形民俗文化財である行事41件が含まれています。
・「風流踊」は、現在登録されている「チャッキラコ」(神奈川県)に、他の風流踊の追加を行う拡張提案です。日本のユネスコ無形文化遺産登録(代表一覧表記載)の登録件数は22件になります。
(備 考)
・伊賀市でも、別途各市の記者クラブへ資料提供予定です。