平成２２年第２回三重県議会定例会　知事提案説明（追加提案・その７）

　それでは、ただいま上程されました補正予算4件、条例案1件合わせて5件の議案につきまして、その概要を説明いたします。

　議案第69号から第72号までの補正予算は、去る11月26日、国において「新成長戦略実現に向けた3段構えの経済対策」の第2段となる「円高・デフレ対応のための緊急総合経済対策」に対応するための補正予算が成立したことを受け、第十二次緊急雇用・経済対策に係る経費として、一般会計をはじめ三会計合わせて122億4,317万8千円を計上するものです。
　このほか、一般会計において、国の交付金等を財源に54億977万6千円を基金に積み立てることから、補正予算の規模は、一般会計で175億833万円、特別会計で337万8千円、企業会計で1億4,124万6千円、三会計合わせて176億5,295万4千円となります。
　このうち、一般会計の歳入の主なものとして、地方交付税について、普通交付税の再算定により24億4,108万6千円、県債について、公共事業の増額により補正予算債等61億9,000万円を増額しています。また、国庫支出金について、公共事業関係補助金34億1,190万円、子宮頸(けい)がん等ワクチン接種緊急促進臨時特例交付金16億4,651万7千円など79億3,447万2千円を増額しています。
　一方、歳出の主なものとして、第十二次緊急雇用・経済対策のうち、「経済対策」として、公共事業等101億9,571万6千円を増額するほか、地域活性化交付金（きめ細かな交付金）を活用して、交通安全施設の整備や公共施設の維持補修等を実施するため13億1,488万1千円などを計上しています。また、「生活対策」として、市町が実施する子宮頸(けい)がん予防ワクチン等の予防接種事業にかかる経費を支援するため4億2,845万7千円などを計上しています。
　これらの歳入歳出予算のほか、「雇用対策」としての債務負担行為などを提出しています。

　次に、条例案について説明いたします。
　議案第73号は、国からの子宮頸(けい)がん等ワクチン接種緊急促進臨時特例交付金を財源に基金を設置するため、条例を制定するものです。

　以上をもちまして提案の説明を終わります。
　なにとぞ、よろしくご審議いただきますようお願い申し上げます。