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平成14年度当初予算施策別要求概要

311 多様な自然環境の保全・創出
要求額    1,185百万円 (主担当部局:環境部)
31101 人と自然との共生再構築(環境部)
31102 河川、湖沼等の保全・再生(県土整備部)
31103 海浜の維持・保全と再生(県土整備部)
31104 伊勢湾の再生(総合企画局)
31105 自然環境保全のための研究の推進(総合企画局)

<2010年度の目標>

 原生的自然などのすぐれた自然環境や、都市部に残された身近な緑地などの自然環境が、地域の特性に応じて適切に保全、回復、創出されています。多くの住民が豊かな環境の恵みを受け、ゆとりやうるおいのある生活をしています。

<数値目標>

施策目標項目
現状値(1999年度)
2004年度の
目標値
2010年度の
目標値
アサリ生息地域箇所数
54地域
54地域
54地域
  • 県内の沿岸域でアサリが生息している箇所数(アサリを採取している漁業地区数)。アサリの生息は健全な干潟が保全されていることを示します。
  • 2004年度の目標値は、2005年春に把握できる最新データである三重県漁業地区別統計表の2003年度の数値を用いています。
  • 豊かな三重の自然環境に対する理解と認識を一層深めるとともに、環境にやさしいライフスタイルへの転換など環境保全活動への積極的な参加をお願いします。

<これまでの取組と成果>

 どんぐりの森づくり、松林の回復、河川上流の森づくり、間伐等各種森林活動の支援を行い、自然環境を保全・創出するボランティアの育成を行いました。また、森林組合と緑のNPO活動支援センター等が連携し、緑づくりの活動フィールドを確保し、NPO等の緑づくりや環境教育の場としての学校林づくりなどを進める活動を促進しました。地域住民・団体等の主体的な自然環境の保全活動を市町村とともに支援し、ホタルの川づくりなどを行いました。
 河川が本来持っている水辺の豊かな自然環境を保全するために、現状の生態系や景観に配慮した多自然型川づくりを進めるとともに、良好な渓流環境の再生を進めました。
 安全で美しい沿岸を創造するため伊勢湾沿岸整備マスタープランを作成するとともに、次世代に健全な伊勢湾を継承していくために中長期的な観点から伊勢湾再生ビジョン策定調査を実施しました。

<残っている課題>

 県民の自然環境に対する認識の高まりとともに、身近な自然、特に、干潟や里山などの地域に根ざした自然についてもその大切さが見直され、地域の人々が主体となった保全が必要となってくるとともに、開発等における自然環境への配慮がより一層求められるようになってきました。今後は、原生的な自然の保護だけでなく、山から海に至る身近な自然についても、積極的に保全するなど、従来の枠を越えた積極的な施策展開を図る必要があり、持続可能な社会づくりの視点からも、多様な自然が保全される施策展開へと変えていく必要があります。
 また、自然環境の保全のため、既存データ整理、現況調査を実施し、環境情報データの集積を行い、多様な自然環境に配慮した河川などの公共施設整備に努めていく必要があります。

<平成14年度の施策の取組方向>

 県民、有識者等の意見をふまえ、「三重県自然環境保全条例」を抜本的に改正し、新たな課題に対応します。「三重県環境影響評価条例」により大規模な開発事業における環境配慮を確保していきます。また、三重県環境調整システムの機能拡充を図り、公共事業の計画段階からの環境配慮を充実し、多様な自然がより一層保全されるものとしていきます。
 身近な自然については、地域発・地域に根ざした、地域住民が主体となった活動により保全していきます。
 水辺の豊かな自然環境の保全・整備について、治水という目的と調和を図りながら、自然との共生をめざした事業の実施、良好な渓流環境づくりをめざします。また、養浜工を継続し、海浜の回復を図るとともに人工リーフ(離岸堤)設置等の海岸浸食対策も実施し、伊勢湾再生に向けた普及啓発、推進体制づくりを行います。
 森林環境保全のための里山の研究や、酸性雨による県内森林の影響調査など、自然環境の保全のための研究に取り組みます。

<平成14年度当初予算編成に向けての・軏{的な考え方>

(環境部)
 県民、有権者等の意見をふまえ、「三重県自然環境保全条例」を改正します。
 地域住民により主体的な保全活動が行われている水辺や里山などの自然について、登録制度をつくり、地域発・地域に根ざした保全活動を促進していきます。
 三重県環境調整システムにより公共事業の計画段階から環境配慮を確実に実施するとともに、「三重県環境影響評価条例」により、大規模開発事業等における環境配慮を確保していきます。
 里山など身近な緑の保全、創出を進め、地域住民の自主的な緑化活動を促進します。

(総合企画局)
 伊勢湾再生アクションプログラムの進行管理を行うとともに、伊勢湾の再生に関する普及啓発、伊勢湾学セミナーの開催など伊勢湾再生に向けた取り組みを展開します。
 森林の持つ公益的機能が低下していることから、その現状を調査するとともに、これまでの研究成果をもとに適正な森林更新技術の開発等、森林の公益的機能の維持増進を図る研究に取り組みます。

(県土整備部)
 河川の特性を踏まえて、生物の多様な生育・生息環境を確保するため、治水との調和を図りながら整備を進めていきます。
 また、沿岸域の良好な環境を保全するため、伊勢湾や熊野灘沿岸に残された砂浜の保全、創出や侵食対策を図るとともに、利用しやすく親しみのある海岸整備を推進します。

<主な事業>

  1. 自然環境保全条例改正事業(要求額3,657千円)
    [所管部局名  環境部]
    基本事業名 31101 人と自然との共生再構築

     昭和48年制定の「三重県自然環境保全条例」を今日的な自然環境問題に対応できる条例に改正します。

  2. 地方特定河川等環境整備事業(要求額 65,000千円)
    [所管部局名 県土整備部]
    基本事業名 31102 河川、湖沼の保全・再生

     国補事業の工事区間において、緑地・公園等の設置及びこれに付随して必要となる護岸等の整備を、一体的・総合的に行います。

  3. 国補海岸環境整備事業(要求額594,000千円)
    [所管部局名 県土整備部]
    基本事業名 31103 海浜の維持、保全と再生

     県土保全とあわせ海岸の利用の増進に資するため、護岸、遊歩道、養浜等により安全で快適な海浜空間の創出を図ります。

  4. 伊勢湾学セミナー設置運営等事業(要求額6,532千円)
    [所管部局名 総合企画局]
    基本事業名 31104 伊勢湾の再生

     伊勢湾再生に向けた幅広い取組の一環として伊勢湾学セミナーを設置し、伊勢湾再生に向けた調査研究、情報発信、NPOとの連携等を展開します。

  5. 伐採跡地更新技術の開発事業(要求額1,000千円)
    [所管部局名  総合企画局]
    基本事業名 31105 自然環境保全のための研究の推進

     森林の持つ公益的機能を高度に発揮させるため、機能の低い森林の適正な整備技術、特に伐採跡放棄地における更新技術の開発を行うとともに、針広混交林等新しい森林づくりの施業体系の確立を図り、森林所有者等への技術的支援を行います。

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本ページに関する問い合わせ先

三重県 総務部 財政課 予算班 〒514-8570 
津市広明町13番地(本庁3階)
電話番号:059-224-2216 
ファクス番号:059-224-2125 
メールアドレス:zaisei@pref.mie.lg.jp

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