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6.秋肥の施用

意義

秋肥は、翌年一番茶の新芽生育に貢献が高いとされ、春肥とともに重要とされています。また、この時期は生育量、着葉量ともに多くなってくる時期で、窒素吸収量も高いとされています。一方、季節的に秋雨・台風等降雨量も多い時期ですので流亡しないよう資材を選択していいくことも大切と思われます。

時期および資材の考え方

三番茶を摘採しない場合、三番茶芽が硬化後秋芽が出始める前(8月下旬頃)から与えていくのが一般的でしょう。資材については、段々地温が低下していく秋期には、被覆肥料のようなタイプの場合、年内に溶出しきれず、翌年まで持ち越す場合が多いようですので、有機質肥料を主体に用いていくことが考えられます。

体系例1

この時期は、いわゆる基肥として有機質肥料を主体とする資材を中心に施用し、2回程度に分施しましょう。

<施用例>

時期 肥料の種類 成分量
(%)
10a当施用量
(kg)
施用成分量
(kg/10a)
N P K N P K
8月下旬 菜種油粕 5 2 1 100 5.0 2.0 1.0
9月中旬 有機配合 7 6 5 120 8.4 7.2 6.0

体系例2

春期に施用した被覆尿素の肥効が徐々に低下してくる時期なので、体系例1同様、有機質肥料を主体とする資材を中心に施用します。

<施用例>

時期 肥料の種類 成分量
(%)
10a当施用量
(kg)
施用成分量
(kg/10a)
N P K N P K
8月下旬 有機配合 7 6 5 120 8.4 7.2 6.0

施用後の管理

この時期は一時に大量の降雨があることも多く、施用した窒素が地表面から流れてしまうこともあるため(傾斜地では特に)、施用後は土と混ぜることはやはり大切です。

本ページに関する問い合わせ先

三重県 中央農業改良普及センター 専門技術室(茶普及課) 〒515-2316 
松阪市嬉野川北町530
電話番号:0598-42-6707 
ファクス番号:0598-42-7762 
メールアドレス:fukyuc@pref.mie.lg.jp

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