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農業普及現地情報

GAP(農業生産工程管理)推進研修会が開催されました(平成28年9月現地情報)

中央農業改良普及センター

 三重県では、「みえの安全・安心農業生産推進方針」を策定し、その中で農産物の主要な産地へのGAP(農業生産工程管理)導入を推進しています。
 一方、国においては「GAP共通基盤ガイドライン(以下ガイドライン)に則したGAPの普及・拡大に関するアクションプラン」を策定しGAP推進の取組が行われています。
このような状況の中、県庁担当者及びJA全農みえ、JA三重中央会担当者と今後のGAP推進についての打合せを行った結果、営農指導員等、農家に直接指導を行う者を対象に研修会を行うことが決まり、さらに普及指導員を含む地域事務所の担当者や市町関係者等にも呼びかけ研修会を開催することになりました。
 講師は7月1日に開催された「GAPに関する東海ブロック会議」でも講師を務めた農林水産省の農業環境情報分析官に依頼することになりました。
研修会は農業大学校で9月16日の午後から開催され、JA、JA全農三重、JA三重中央会、県・市町関係者ら75名が出席しました。
 研修会では、まず「“GAP共通基盤ガイドラインに則したGAPの普及・拡大に関するアクションプラン”を踏まえた具体的取組について」と題し、農林水産省農業環境情報分析官が講演し、続いて東海農政局、三重県からそれぞれ取組報告が行われました。
 講演では、平成32年に開催される東京オリンピック・パラリンピック競技大会(以下東京大会)を契機に農業生産活動においても持続性の高い取組がより一層重視され、これに対応できるGAPの取組の重要性は増してゆくと考えられるとの話があり、さらにガイドラインに準拠した一定水準以上の取組を推進するという方向性も示されました。
 また、GAPはすべての農業者が取り組むことが望ましいものの、不慣れな農家も多いため、JAの生産部会等にも重点的に働きかけるとされています。生産部会を運営する営農指導員とともに活動する普及指導員もその支援を行うことが期待されています。
 さらに、東京大会における食材の調達基準についての情報提供がありました。一定水準(ガイドライン)以上への統一化を図り、さらに第三者による確認制度の導入を図ることが検討されており、その確認者の候補として県職員も検討されている旨の報告がありました。
 続いて行われた報告では、伊賀地域の「白鳳梨生産組合」における、JA、普及が一体となった取組の報告がありました。販売先等の評価は上々のようですが、今後さらに高いレベルの取組を行い、生産者にも明確なメリットを提供できるような取組を行いたいとの決意が述べられました。
 さて、三重県でもGAPの導入が進みつつあり、農薬適正使用や栽培履歴の記帳が徹底されるなど、その効果は認められていますが、それを生かして経営改善に取り組む事例は多くありません。この研修会をきっかけにGAP共通基盤ガイドラインに則したGAPの普及に弾みがつくと思われますが、地域普及センターはじめ県関係機関及びJAグループ等と連携しガイドラインに則したGAPの推進を図ります。

本ページに関する問い合わせ先

三重県 中央農業改良普及センター 普及企画室(企画情報課) 〒515-2316 
松阪市嬉野川北町530
電話番号:0598-42-6716 
ファクス番号:0598-42-7762 
メールアドレス:fukyuc@pref.mie.lg.jp

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