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母になって変えるのは、私の生き方ではなく“会社”だと思う


 

PROFILE

服部 美穂さん【2016年ファイナリスト】

●万協製薬株式会社(多気郡多気町)
  品質管理部
  業種:医薬品・医薬部外品・化粧品製造

大阪府のメーカーで研究職に従事。結婚後、夫の転勤に伴い三重県へ。理系職を志望し、2005年万協製薬株式会社に再就職した。1人目の育休復帰後は、子育て従業員の環境改善に着目し、悩みごと相談や情報共有を目的とした社内サークルを結成。寄せられた声を会社に届けるとともに、働き方改革を促す社員向けセミナーなどを開催した。会社は“子育て支援優良企業”として多数の賞を受賞。現在子どもは小学4年生と1年生。

県・市町の附属機関の委員等履歴
・三重県少子化対策推進県民会議委員及び計画推進部会委員(2014~2018年度)
・三重こどもわかもの育成財団評議員(2017~2022年度)
・男女共同参画松阪フォーラム実行委員(2018年度)
 

私の使命

出産後も働く道をリケジョ目線で開拓

「研究職には整った設備や環境が不可欠。リケジョの私は、組織で働く道が最適だと考えました」。妊娠・出産を経て、現在は小学4年生と1年生の子育てに励む服部さん。夫婦ともに県外出身なので「ジジババの手助けなしで勤め続ける方法を模索してきました」。勤務先は1996年に移転・再操業したフレッシュな企業。服部さんが育休を取得した当初、取得経験者はまだ2人でした。「そのころ印象的だったのが、社長面談の言葉です。『会社を利用して、やりたい事を叶えて欲しい』と」。その言葉通りに実践してきたと笑顔で振り返ります。「社長の隙を見計らい、要望を直訴します。特に社長の筋トレ中は絶好のチャンス。耳は空いていますからね」。

 

子育て社員が快適に働ける会社に

万協製薬はこれまで、子育て支援に関する取組で、数々の賞を受賞。代表的なものは、内閣府『子どもと家族・若者応援団表彰』2014年度内閣総理大臣表彰など。受賞理由には、社内制度の充実も含まれます。例えば3年取得可能な育児・介護休業制度、小学校卒業まで可能な時短勤務制度など。「これらは私達パパママ社員を見て、会社が新たに導入してくれた制度。仕事と家庭の両立で長年苦労してきた専務(社長の妻)・松浦慶子さんの働きかけも大きいです」。せっかくの制度が形骸化しないよう、また働き方改革を一層進めるため、服部さんは株式会社ワーク・ライフバランスの認定コンサルタント資格を取得。より良い企業風土の醸成に努めています。

 

私流リーダーシップ

働く私達の悩みは“会社の課題”

「面談などの折に触れ、私が求めていることを会社に伝えてきました」。育休から復帰した服部さんは、同じ立場の社員と情報共有したいと会社に相談。『万協母の輪会』が結成されました。その後、育児の悩みが男性社員にも共感されることを知り、『万協パパママ会』へと拡大。会で寄せられた疑問に応えるため、『ワークライフバランス推進委員会』の委員長になり「パパの育休取得説明会」「ライフプランセミナー」なども開きました。「私達の悩みは“会社の課題”として社長に伝え、解決に必要な予算をいただき、問題をクリアしています」。服部さんの取組は社外にも伝わり、三重県少子化対策推進県民会議の委員としても積極的に発言しています。

 

役割分担を固定しない。活動は自由!

『万協パパママ会』にはメンバーの名簿も役割分担もありません。「理由は、その方が誰にも負担がかからず、会が長く持続できると思うので。私は声掛けをして、雰囲気づくりをしている程度」。声掛けによる雰囲気づくりは、所属部署でも同じと言います。服部さんの業務内容は現在、製品原材料の品質試験。6人いるメンバーのうち、時短勤務者は服部さん1人です。「仕事はリーダーから個々に振り分けられますが、お互いの仕事内容を“見える化”し、声掛けし、仕事の混み具合を相互理解しています」。実際に職場にお邪魔すると、とても和気あいあいとしたムード。「私達企業の取組が、もしも会社の外にも広がるならとても嬉しいです」。

 

社外メンターとして

お話&アドバイスできる内容

■仕事と家庭の両立
■ワーク・ライフバランス

講演実績

2016年 「女性の再就職に関するサロン」~女性が活躍する職場について
     (三重県・株式会社百五経済研究所)
2016年 「企業と女子学生との意見交換会」~男女ともに働きやすい職場とは
     (三重県・株式会社百五経済研究所)

こんな講演・相談に対応できます

■自社の働き方改革 取組事例の紹介
■男性の育休取得と課題解決
■祖父母を頼れない子育ての工夫
■社内任意サークルの持続化アイデア

所属事業所概要

 ●万協製薬株式会社
  三重県多気郡多気町五桂1169-142
  http://www.bankyo.com
  社員数:170名

私の癒し

漫画を読むことが癒しです。社長の漫画コレクションが社内食堂に並んでいて、社員は自由に借りられるため、家に持ち帰り読んでいます。
漫画だとテレビを占領することがなく(子供がDVDを見ているorゲームをしているので)、家事などのため中断しやすいのが利点です。



2018年8月 取材
 

本ページに関する問い合わせ先

三重県 環境生活部 ダイバーシティ社会推進課 男女共同参画班 〒514-8570 
津市広明町13番地
電話番号:059-224-2225 
ファクス番号:059-224-3069 
メールアドレス:iris@pref.mie.lg.jp

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