授業の最初に、「埋蔵文化財」とはどういうものかを説明するとともに、埋蔵文化財センターの業務について説明しました。
続いて、考古学の視点について説明し、その視点をもとに、5つの遺跡を観察してもらい、時代順に並べ替える活動を行いました。子どもたちは「この土器が厚みがあるし、こっちは薄いから…」と形状をよく見て考えたり、「この食事模型の中身がこうだから、たぶん弥生時代かな…」とヒントを参考にして考えたりしていました。最後に並べかえた根拠を聞きながら確かめましたが、正しい答えを導き出すことができていました。
最後に、観察した土器や陶器が出土した遺跡一つ一つについて、説明を加えて授業を終えました。
終了後のアンケートからは、「実際に遺物を触ったことで、想像がしやすかった」「実際に使われた土器を見ることができたのがよかった」などの回答があり、実物がもつ魅力を感じてもらえている様子がうかがえました。
三重県埋蔵文化財センターでは、保管している県内出土の遺物や調査データを活用し、学校近隣の歴史についてお話しさせていただくことができます。学習内容は担当の先生方と相談しながら考えていきますので、お気軽にお問い合わせください。(活用支援課)
会場や遺物展示の様子


授業の様子

