先輩職員の声（薬剤師）

A　他県で働いていましたが、結婚して三重県に引っ越すことになり、三重県庁へ転職しました。前職も、今と同じ行政薬剤師で、結婚して住むところが変わっても行政薬剤師を続けたいと思い、三重県職員採用試験を受験しました。

A　衛生指導課に所属し、地域医療体制の整備や災害医療、病院や診療所の開設許可等の業務を行う総務企画課、感染症対策や保健栄養対策業務を行う健康増進課、特定疾患、特定医療費の助成事業や精神保健福祉等の業務を行う地域保健課のほか、私の所属する衛生指導課があります。
　衛生指導課は、食品衛生に関することや動物愛護推進業務、薬局など医薬品医療機器等法に関する業務や薬物乱用防止運動、献血の啓発、美容所や理容所等の許可など日常生活に関わる様々な業務を行っています。

A　主に医薬品医療機器等法に関する許可・監視・指導業務を担当しています。薬局やドラッグストア関係の申請を受け付けたり、営業している薬局に監視に行ったりします。監視の際には、医薬品が適切に販売されているか、聞き取りや帳簿の点検などを通して確認していきます。
　桑名保健所ならではの業務としては、四日市コンビナートにある工場が取得している毒物劇物製造業の監視業務です。実際に工場の中に入って、毒劇物が漏洩しないように安全に製造されているかを監視しています。
　その他の業務についても県民の方からの相談などに対応していますので、飲食店の開業相談から犬の保護まで幅広い仕事をしています。

A　 8:30 メール、スケジュールチェック
　　8:45 移動
　 10:00 毒物劇物の製造業（工場）監視
    12:00 昼食
    13:00 来客対応（飲食店開業の相談など）
    15:00 食中毒疑いの一報が入り、調査方針の検討
    17:00 患者を訪問し、聞き取り調査など
    20:00 退庁

A　薬局監視の際に不備があった場合に指導をし、現行制度を説明したうえでそれに合うように対応してもらった際にやりがいを感じます。
　薬局を取り巻く法規も日々改正されていくため、監視を通して周知を行うことで地域の薬局が適切に医薬品を販売し、それが住民の方に安心して医療を受けていただくことにつながると思っています。
　また、骨髄バンクの啓発イベントを行った際、多くの方に骨髄バンクのドナー登録をしていただきボランティア団体の方から感謝のお言葉をいただいたときにもやりがいを感じました。

A　毒物劇物製造業の監視のため、コンビナートにある工場に行ったことです。
桑名保健所管内には、様々な工業製品の原料などに使われる毒劇物を製造している工場が数多くあります。毒劇物が外部に流出することで環境汚染や人々への健康被害も懸念されることから、工場での安全衛生管理に重点を置いて監視しています。
　例年、何件かの毒物劇物の流出事故が起きており、こういった監視を通して事業者により一層の注意を促し事故の未然防止に繋げています。

A　行政薬剤師の職場は、私の所属している保健所だけではなく、県庁での勤務や研究職、病院薬剤師と幅広い業務があります。どの職場に配属になっても、薬剤師として得た知識を生かすことができ、異動によってさまざまな業務を経験することができます。
　薬剤師の専門性を生かして、県民の皆さんの生活を医療や衛生の面から支える一助になっていると思える仕事です。
　薬剤師の幅広い職能を生かしたい！という思いのある皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています。