先輩職員の声（林学）

A　私はもともと岐阜県出身で、三重県といえば幼い頃に行った鈴鹿サーキットや、伊勢神宮などの観光地のイメージしかありませんでした。
　転機となったのは、国家公務員になり、赴任先が三重県だったことです。現在と同じく森林・林業に関わる仕事で、北はいなべ市から南は紀宝町まで、県内の森林へ繰り出していました。幼い頃から緑や自然が好きだったこともあり、森林に関わる仕事は性に合っていましたが、働いて4年が経とうとした頃、結婚などの自分の将来設計を考えたときに、三重県で腰を据えて生活していきたいと考えるようになりました。
　そこで、当時の職場は全国への転勤があったため、三重の森林に長く関わることができる林学職への転職をめざしました。

A　私が勤務する森林・林業室の林業振興課では、津管内の森林・林業関連の補助金や森林に関する届出、許認可、鳥獣保護に関わる事務など、森林に関わるさまざまな業務に取り組んでいます。

A　主に鳥獣保護管理、造林補助金に関する業務を担当しています。
　鳥獣保護関係では、狩猟免許の取得や更新に関する事務、鳥獣捕獲の許可、狩猟者の取締りなどを行っています。補助金関係では、補助金の申請に対する検査や交付事務を行っています。他には、森林整備や治山等を目的として業務を発注し、受注者の監督を行うこともあります。
　普段はデスクワークがメインですが、補助金検査では、森林内で適切な施業（植栽や間伐等）が行われているかどうかを目視で確認するため、実際に登山することもあります。現場によっては、30haを超える施業地を見て回るため、1日かけて林内を見て回ることもあります。

A　直径70センチ以上の大木を伐倒する現場が今でも印象に残っています。
　作業員が伐倒方向を決め、チェーンソーで伐り倒した際、落雷にも似たような轟音が響き渡り、樹木の大きさと、林業の力強さに感動したことを覚えています。

A　職場の雰囲気について、私が3年間働いた感想としては、和気あいあいとしていて同僚や上司ともコミュニケーションが取りやすいです。また、ライフ・ワーク・バランスが取れた職場づくりがどこの所属においても行われていると思いますので、仕事だけでなく、職員の生活面への配慮もしっかりとしてもらえます。
　皆さんが採用後に抱える悩みのうち、たいていのことは既に先輩職員が経験していますので、どんどん交流して、相談してもらえたら嬉しいです。