ご利用にあたってのご注意
この表は、満潮時に、東北地方太平洋沖地震と同等規模の東海・東南海・南海地震が連動して発生した場合に、県内沿岸に設定した152地点において想定される、50cmの津波が到達するまでに要する時間や最大津波高を一覧にしたものです。
なお、この一覧表に記載されている津波到達までの時間や最大津波高の数値は、あくまで一つの地震・津波モデルによる予測結果ですので、実際には、これより早く津波が到達したり、より大きな津波が到達する可能性もあります。
(1) 50cm津波到達時間
地震発生に伴う地殻変動後の水位を初期水位として、同水位から50cm上昇するまでに要する時間を計算しました。
50cmの程度の津波に巻き込まれると、避難が極めて難しくなることから、最大の津波到達まで決して待つことなく、早期に避難を開始し、避難を完了するまでの一つの目安となる時間としてお考えください。
(2)最大津波高が到達するまでに要する時間
地震が発生してから6時間の間に、最大津波高に達するまでに要する時間を計算しました。
(3)最大津波高
地震が発生してから、最大となる津波の高さを計算しました。一覧表の数値は、海抜0からの高さを表しています。
なお、気象庁の津波警報や津波注意報において発表される「津波の高さ」は、津波がない場合の潮位(平常潮位)から、津波によって海面が上昇したその高さの差を示しており、今回計算した「最大津波高」とは、基準となる水位面が異なっています。
(計算の前提条件等)
- 国の中央防災会議「東南海、南海地震等に関する専門調査会」(平成15年9月17日)において発表された、想定東海地震、東南海地震、南海地震が同時に発生した場合の想定震源域の範囲(面積)を変えずに、すべり量をマグニチュード9.0に合うように大きくした震源モデルを設定し、津波シミュレーションを実施しています。
- 一年で最も潮位が高くなる時期の満潮時を初期水位としています。
- 計算時間は、地震発生後6時間までです。
- 各評価点における最大津波高は、今回の、津波避難体制の検証を目的に行った、県独自の津波浸水予測調査と整合を図るため、陸上への遡上を考慮(浸水あり)、かつ防潮堤等の施設がないとした場合により、計算を行っています。
なお、平成16年に実施した前回調査では、陸上へ遡上しない(浸水なし)条件で計算されているため、前回調査の結果とは単純に比較できないことに注意してください。
津波到達時間等一覧表(平成23年度版) (PDF:20KB)を表示するにはここをクリックしてください。
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今回三重県が公表する沿岸評価点の津波高(満潮を考慮) |
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津波浸水深:(沈降後の)地盤高さから想定される津波水位までの水の厚み (この水の厚みの大きさごとに色分けして、津波浸水予測図上に表記) |
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津波浸水高:海抜0から津波が内陸ここまで到達したと推定されるところまでの高さ (建物等に残された津波の痕跡などから判定) |
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津波遡上高:海抜0から津波が駆け上がったところ(波先)までの高さ |
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気象庁が津波警報等で発表する津波の高さ:地震発生時の海面潮位から上昇する高さ |
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地震発生に伴う地殻変動量 |