三重県南海トラフ地震被害想定について
1.はじめに
南海トラフ地震は、今後高い確率(今後30年以内に60~90%程度以上)で発生が懸念されており、南海トラフ地震が発生した際には、三重県においても甚大な被害を及ぼすおそれがあります。
平成26年に前回の被害想定を作成してから12年が経過し、この間の社会状況の変化や大規模な地震災害の教訓をふまえ、最新の知見や各種データに基づき、「三重県南海トラフ地震被害想定」を作成しました。
被害想定では、地震や津波による人的・物的被害の規模や影響をあらかじめ推計することで、防災・減災対策の充実を図るとともに、県民の皆様一人ひとりに日頃からの備えの重要性を認識し、適切な行動につなげていただくことを目的としています。
被害想定は、一定の条件や仮定に基づいて算出されたものであり、実際に発生する地震の規模や被害の様相を正確に予測するものではありません。自然現象には不確実性が伴い、発生時の季節や時刻、気象条件、地域の状況などにより、被害は大きく変動する可能性があります。そのため、本想定に示された想定結果は「起こり得る可能性」として捉えていただくとともに、「想定外をなくし、自らと大切な人の命を守る」ための出発点としてご理解ください。
また、被害想定は被害の大きさを強調すること自体を目的とするものではありません。適切な事前対策や迅速な避難行動により、被害を大きく減らすことができます。例えば、住宅の耐震化、家具の固定、非常持ち出し品の準備、避難場所や避難経路の確認、地域での助け合い体制の構築など、日頃からの備えが被害軽減につながります。
県民の皆様には、被害想定を「恐れるための情報」としてではなく、「自らと大切な人の命を守る行動につなげるための情報」として受け止めていただき、それぞれの生活環境や地域の状況に応じた防災対策に取り組んでいただきますようお願いします。
今回、地震動や津波などのハザード(地震によって発生する自然現象)に係る全項目のほか、人的被害や建物被害などのリスク(ハザードによって発生する被害や社会機能の支障)に係る3項目の被害想定結果を示しています。今後、災害関連死や避難所、孤立地域など32のリスク項目や被災シナリオ(地震や津波が発生した場合に起こり得る状況を分かりやすく示したもの)を作成し、令和8年秋ごろに公表する予定です。
三重県においても、今回の被害想定を踏まえ、市町や関係機関と連携しながら、防災・減災対策の一層の強化に取り組んでまいります。
2.資料
被害想定に関して今回公表する資料の全体像を示しています。各資料の主な掲載内容や関係性を表していますので、ご参照ください。
被害想定の結果や特に知っていただきたい項目を記載しています。また、過去の被害想定結果との比較や市町における被害の程度も記載しています。
今回公表する被害想定の各項目に関する結果のほか、被害想定の前提条件や手法の概要について記載しています。また、専門的な用語について、巻末の用語集で解説していますので、ご活用ください。
主な被害想定結果(※)を市町別に整理しています。お住まいの地域における状況が知りたい場合等にご活用ください。
(※)【ハザード評価】地震動、液状化、津波
【リスク評価】人的被害、建物被害、火災被害
【資料4:市町別被害想定結果シート】(市町名をクリックすると資料が開きます。)
3.津波防災地域づくりに関する法律に基づく津波浸水想定について
津波防災地域づくりに関する法律第8条第1項の規定に基づき、津波浸水想定を設定しましたので、下記のとおり公表します。
地域ごとに津波浸水想定図を作成しましたので、解説とあわせてご参照ください。
津波浸水想定について(解説)
三重県津波浸水想定(全体図)
【津波浸水想定図】(地域名をクリックすると資料が開きます。)
4 過去の被害想定等について
過去の被害想定等については、下記よりご覧いただけます。
下記リンクをクリックしてください。
三重県地震被害想定結果の概要(平成25年度版)
液状化危険度予測分布図(平成25年度地震被害想定調査)
震度予測分布図(平成25年度地震被害想定調査)
本ページで掲載しているデータは、クリエイティブ・コモンズ表示4.0国際ライセンスの下に提供されており、三重県オープンデータ利用規約を守れば誰でも自由に利用することができます。
(参考)クリエイティブ・コモンズ表示4.0国際ライセンスとは
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