令和元年6月改訂
食中毒警報について
食中毒は年間を通して発生します。このうち、細菌による食中毒は、高温多湿になる夏に多く発生しています。
そこで、この食中毒の発生を防止するため、夏期(7月~9月)に、次の気象条件が予想される場合、「食中毒警報」を発令し、県民や食品取扱業者に対して、食品の取扱い等について注意を喚起しています。
食中毒警報は、次の気象条件が予想されるときに発令されます。
- 気温30℃以上が、10時間以上継続することが予想される場合(基準1)
- 気温25℃以上で相対湿度90%以上が、10時間以上継続することが予想される場合(基準2)
- 24時間以内に急激に気温が上昇し、その差が10℃を超えることが予想される場合(基準3)
- その他、食中毒及び感染症の発生状況等を勘案し、特に必要があると認める場合(基準4)
この警報は発令時から48時間継続します。
警報発令時の食品等の取扱い注意事項
食中毒予防の3原則は、「食中毒菌を付けない・増やさない・やっつける」です。
これを常に心がけるとともに、食中毒警報の発令時は特に次のことを守り、食品の取扱等に注意してください。
1.台所は清潔に
ハエ・ゴキブリの駆除に努めましょう。
2. 調理器具(包丁・まな板など)も清潔に
よく洗ったあと、熱湯をかけたり煮沸したりして消毒しましょう。
3.調理・食事の前に必ず手指の消毒を
殺菌効果のある石けんや石けん液を使いましょう。
4.冷蔵庫を過信しないで
詰めすぎないようにしましょう(目安は8割)。
扉の開閉は頻繁にしないようにしましょう。
庫内の清掃、消毒は週に1回は行い、整理整頓しましょう。
5.生ものはなるべく避けましょう
新鮮な材料を選び、加熱して食べるようにしましょう。
6.食料品を買ったら、すぐに冷蔵庫に
買った食品は、短時間といえども高温のもとに置かないように注意しましょう。
7. 調理した食事は、早く食べましょう
ちょっとでも怪しいと思ったら、口に入れるのはやめ、食べずに捨てましょう。
⾁の⽣⾷や加熱不⼗分などによる食中毒に注意しましょう!
カンピロバクターによる食中毒が多発しています
近年、全国的に発⽣件数が増え、注⽬されている⾷中毒はカンピロバクターによるものです。
三重県でも、カンピロバクターによる食中毒が発生しています。
腸管出血性大腸菌O157やカンピロバクターによる食中毒では、生や加熱不⾜の⾷⾁の喫⾷が最もリスクが⾼いことが知られています。
⾁類の⽣⾷は避け⼗分に加熱する、⽣⾁を調理した包丁やまな板の洗浄・消毒を徹底する、健康管理に気をつけるなどして⾷中毒を予防しましょう。
食中毒警報発令状況
平成30年 | 8月27日 | 基準1 |
8月6日 | 基準1 | |
7月25日 | 基準1 | |
7月11日 | 基準1 | |
平成29年 | 8月24日 | 基準1 |
8月9日 | 基準1 | |
7月18日 | 基準1 | |
平成28年 | 8月22日 | 基準1 |
8月8日 | 基準1 | |
7月19日 | 基準3 | |
平成27年 | 8月10日 | 基準1 |
7月27日 | 基準1 | |
平成26年 | 8月20日 | 基準1 |
7月25日 | 基準1 | |
平成25年 | 8月2日 | 基準1 |
7月8日 | 基準1 | |
平成24年 | 8月7日 | 基準1・基準3 |
7月18日 | 基準1 | |
平成23年 | 8月8日 | 基準1 |
7月14日 | 基準1 | |
6月28日 | 基準1 | |
平成22年 | 8月16日 | 基準1 |
7月22日 | 基準1 | |
7月20日 | 基準1 | |
平成21年 | 8月12日 | 基準3 |
7月15日 | 基準1 | |
平成20年 | 8月11日 | 基準1 |
7月25日 | 基準1 | |
7月14日 | 基準1 | |
平成19年 | 8月10日 | 基準1 |
7月27日 | 基準3 | |
平成18年 | 8月24日 | 基準3 |
8月9日 | 基準1 | |
7月14日 | 基準1 |