差別のない、人権が尊重される三重をみんなでつくろう
人権は、誰もが生まれながらに持っている権利であり、人が人らしく生きていくための、誰からも侵されることのない永久の権利です。人権の世紀と言われて幕を開けた今世紀も20年以上が経過しました。2016(平成28)年に部落差別解消推進法をはじめとする差別解消三法が施行されるなど、一定の進展をみたものの、残念ながら、部落差別(同和問題)をはじめ、さまざまな人権問題が現在も発生しています。真に人権の世紀と言えるよう、私たちは率先して人権尊重の社会構築に向け、取り組んでいかなければならないと改めて感じています。
三重県では、2022(令和4)年5月に「差別を解消し、人権が尊重される三重をつくる条例」を公布・施行しました。本条例は、人権尊重に関し、基本理念を定め、県の責務等を明らかにするとともに、その施策の基本となる事項を定めることにより、不当な差別その他の人権問題問題を解消し、不当な差別その他の人権問題のない、人権が尊重される社会の実現を図ることを目的とするものです。
2024(令和6)年3月、本条例の制定を受けて、条例で新たに規定した基本理念や人権をめぐる社会情勢をふまえ、それぞれの施策の目標とする「めざす姿」や方針を明確にするため、「三重県人権施策基本方針」(第三次改定)を策定しました。
差別をされる人がいるから差別があるのではありません。差別をする人がいるから差別があるのです。差別はする側の問題であることを認識し、私たち一人ひとりが、人権問題を自分自身の問題としてとらえ、人権尊重の意識を高めるとともに、自他の人権を尊重する行動ができるよう、社会全体で取組を進めていくことが重要です。
差別のない人権が尊重される社会の実現に向けて、国、市町をはじめ事業者、NPO等のさまざまな主体と連携・協働し、県民の皆様とともに、人権施策を推進していきます。
三重県知事 一見勝之
お知らせ

人権が尊重される三重へ
- 世界人権宣言
1948年12月10日 国連総会採択 - 人権県宣言
平成2年決議 - 人権が尊重される三重をつくる条例
平成9年10月施行 - 差別を解消し、人権が尊重される三重をつくる条例 (人権が尊重される三重をつくる条例を全部改正)
令和4年5月施行 - 三重県人権施策基本方針
平成11年3月策定・平成18年3月第一次改定・平成27年12月第二次改定・令和6年3月第三次改定 - 第五次人権が尊重される三重をつくる行動プラン
令和6年3月策定 - 「人権問題に関する三重県民意識調査」結果について
2022(令和4)年度
- 人権が尊重されるまちづくりの取組(行動プラン「年次報告」の掲載事例)
2020(令和2)年版
2021(令和3)年版
2022(令和4)年版
2023(令和5)年版
2024(令和6)年版
- 第二次人権が尊重される三重をつくる行動プラン「年次報告」
2015(平成27)年版
2016(平成28)年版
- 第三次人権が尊重される三重をつくる行動プラン「年次報告」
2018(平成30)年版
2019(令和元)年版
2020(令和2)年版
- 第四次人権が尊重される三重をつくる行動プラン「年次報告」
2022(令和4)年版
2023(令和5)年版
2024(令和6)年版
人権学習会等への講師の無料派遣について
差別解消条例に基づく申立てへの対応
総合評価方式(建設工事、測量・設計業務)における「人権に関する取組」の評価について
総合評価一般競争入札(清掃・警備業務委託)における「人権に関する取組」の評価について
- 総合評価一般競争入札(清掃・警備業務委託)における「人権に関する取組」の評価についてのお知らせ
- 総合評価一般競争入札(清掃・警備業務)における「人権研修受講実績」の評価についてのお知らせ(人権センター)