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三重県議会 > 県議会の活動 > 委員会 > 委員会会議録 > 令和2年度 委員会会議録 > 令和2年12月11日 環境生活農林水産常任委員会 予算決算常任委員会環境生活農林水産分科会 会議録

令和2年12月11日 環境生活農林水産常任委員会 予算決算常任委員会環境生活農林水産分科会 会議録

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環境生活農林水産常任委員会
予算決算常任委員会環境生活農林水産分科会

会議録
(開会中)

開催年月日   令和2年12月11日(金曜日) 午後10時0分~午後2時41分
会議室   201委員会室
出席   8名
        委員長     中瀬古 初美
        副委員長   石垣 智矢
        委員      下野 幸助
        委員      稲森 稔尚
        委員      藤田 宜三
        委員      東   豊
        委員      津田 健児
        委員      西場 信行
欠席   なし
出席説明員
   [農林水産部]
        部長                        前田  茂樹
        副部長                      更屋  英洋
        次長(農産振興担当)             近田  恭一
        次長(農業基盤整備・獣害担当)       藤本 隆治
        次長(森林・林業担当)             村上 浩三
        次長(水産振興担当)             荒島 幸一
        参事(CSF対策PT担当課長兼務)     矢野 次男
        農林水産総務課長                佐脇 優子
        農林水産財務課長               村田 洋一
        フードイノベーション課長            福島 賴子
        担い手支援課長                 岡本  明
        農産物安全・流通課長            秦  和夫
        農産園芸課長                   伊藤  敬
        畜産課長                       中村 雅人
        農業基盤整備課長               堀江 正征
        農山漁村づくり課長               伊藤 隆幸
        獣害対策課長                   近藤 和也
        森林・林業経営課長              横澤  篤
        治山林道課長                   真弓 伸郎
        みどり共生推進課長             中村   元久
        水産振興課長                   伊藤  徹
        水産資源管理課長              藤田 弘一
        水産基盤整備課長              福田  渡
        人権・危機管理監                寺本 嘉孝
        農林水産政策・輸出促進監          伊藤 知昭
        家畜防疫対策監                  巽  俊彰
                                                その他関係職員
   [県土整備部]
        河川課長                       友田 修弘
        技術管理課長                   松並 孝明
委員会書記
   議事課      主査  岡野 俊之
       企画法務課  主任  奥村 克仁
傍聴議員    なし
県政記者    1名
傍聴者      1名
議題及び協議事項
第1 分科会(農林水産部関係)
 1 議案の審査
 (1)議案第145号「令和2年度三重県一般会計補正予算(第8号)」(関係分)
 (2)議案第150号「令和2年度三重県就農施設等資金貸付事業等特別会計補正予算(第1号)」
 (3)議案第151号「令和2年度三重県地方卸売市場事業特別会計補正予算(第2号)」
 (4)議案第152号「令和2年度三重県林業改善資金貸付事業特別会計補正予算(第1号)」
 (5)議案第153号「令和2年度三重県沿岸漁業改善資金貸付事業特別会計補正予算(第1号)」
 (6)議案第164号「三重県手数料条例の一部を改正する条例案」
2 所管事項の調査
 (1)「三重県における補助金等の基本的な在り方等に関する条例」に基づく報告について
第2 常任委員会(農林水産部関係)
 1 議案の審査
 (1)議案第181号「三重県民の森の指定管理者の指定について」
 (2)議案第182号「三重県上野森林公園の指定管理者の指定について」
 2 請願の審査
 (1)請願第22号「花きの振興に関する県の施策の充実強化を求めることについて」
3 所管事項の調査
 (1)第4次三重県食育推進計画(仮称)(中間案)について
 (2)米の需給見通しとその対応について
 (3)伊勢茶の振興について
 (4)高病原性鳥インフルエンザに係る本県の対応状況について
 (5)令和元年度森林環境譲与税の県内における活用状況報告について
 (6)「漁業権設定河川における公共事業、地域開発等に関する基本方針」の見直しについて
 
【会議の経過とその結果】
 
〔開会の宣言〕
 
第1 分科会(農林水産部関係)
 1 議案の審査
 (1)議案第145号「令和2年度三重県一般会計補正予算(第8号)」(関係分)
 (2)議案第150号「令和2年度三重県就農施設等資金貸付事業等特別会計補正予算(第1号)」
 (3)議案第151号「令和2年度三重県地方卸売市場事業特別会計補正予算(第2号)」
 (4)議案第152号「令和2年度三重県林業改善資金貸付事業特別会計補正予算(第1号)」
 (5)議案第153号「令和2年度三重県沿岸漁業改善資金貸付事業特別会計補正予算(第1号)」
   ア 当局から資料に基づき補充説明(前田部長)
   イ 質疑

〇中瀬古委員長 それでは、御質疑があればお願いいたします。

〇藤田委員 1点だけ確認させてください。
 3ページの県営農村振興総合整備事業費、これが大体3分の1ぐらい減っているんですが、こんなに大きく減る原因が何かあればちょっと御説明願えませんか。

〇藤本次長 県営農村振興総合整備事業につきましては、伊賀2期地区のみ1地区で実施しておりまして、当初予算で3億1500万円計上してございました。
 その工事の内訳は、農業用排水施設、農道、ため池2か所の改修を計画しておったものでございますが、この2か所のため池につきましては、着手前に堤体の陥没が発見されるなど、安全を確認するための耐震診断調査が必要となりまして、改めて調査して詳細な工事設計を行うということで本年度工事を見送ることとなりまして、大きな減額が生じたものでございます。
 以上です。

〇藤田委員 そうすると、設計段階で、ため池の問題が見えていなかったということなんでしょうか。

〇藤本次長 総合整備の場合、簡易な補修といいますか、そういった工事を進めていくという計画をしておったものでございます。
 今回、改めて現場へ入ったところ、想定以上の被害というか陥没が見受けられたということで、改めて詳細に調査するということになりました。

〇藤田委員 分かりました。
 そうすると、簡易な整備という予定が、これは大変なことになってきたということですね。分かりました。ありがとうございました。

〇中瀬古委員長 ほかにございませんでしょうか。
          〔「なし」の声あり〕

〇中瀬古委員長 よろしいですか。
 では、なければこれで本議案に対する質疑を終了いたします。
   ウ 委員間討議  なし
   エ 討論      なし
   オ 採決       議案第145号(関係分)   挙手(全員)   可決
                議案第150号          挙手(全員)   可決
              議案第151号           挙手(全員)   可決
              議案第152号           挙手(全員)   可決
              議案第153号           挙手(全員)   可決
 
 (6)議案第164号「三重県手数料条例の一部を改正する条例案」
   ア 当局から資料に基づき補充説明(前田部長)
   イ 質疑      なし
   ウ 委員間討議   なし
   エ 討論      なし
   オ 採決      議案第164号   挙手(全員)   可決
 
 2 所管事項の調査
 (1)「三重県における補助金等の基本的な在り方等に関する条例」に基づく報告について
    ア 当局から資料に基づき説明(更屋副部長)
    イ 質問      なし
 
 3 委員間討議
 (1)執行部に処理経過の報告を求める事項  なし
 
第2 常任委員会(農林水産部関係)
 1 議案の審査
 (1)議案第181号「三重県民の森の指定管理者の指定について」
 (2)議案第182号「三重県上野森林公園の指定管理者の指定について」
    ア 当局から資料に基づき補充説明(前田部長)
    イ 質疑

〇中瀬古委員長 それでは、御質疑があればお願いいたします。

〇西場委員 ECCOMの概要をこういうときは添付しないんですか。団体の組織とか日常の活動とか。

〇中村(元)課長 法人の経営内容とかそういう意味でよろしいでしょうか。

〇西場委員 法人の概略を説明する資料。

〇中村(元)課長 こちらにはつけてございませんけれども、三重県民の森指定管理者選定委員会で当然、経営状況であるとか法人の今やっている事業内容であるとかは審議をしていただきまして、それもベースになって選定していただいております。

〇西場委員 ここで議決をしていくのにそういうものを添付しておくのが通常だと思います。出せないんだったら出せないで、口頭で言える範囲で説明しないといけないと思います。

〇中村(元)課長 内容自体は出せないということはないと思いますけれども、口頭でちょっと説明させていただきますと、NPO法人ですので内容といいますか経営内容自体は経営の専門家にも入ってもらっておるんですけれども、それほどしっかりしたものではないというふうな意見は頂いております。
 ただ、指定管理を受けるにおいて、特に問題になるようなものではないというふうな判断をいただいておりますので、それに基づいてこういうふうなことにさせていただきました。

〇西場委員 実績もあるしそういうことでいいんだろうと思いますが、また後でもいいのでそういう概略が分かるパンフレットなり資料があれば頂きたいと思います。
 以上。

〇村上次長 後ほど出させていただきたいと思います。

〇中瀬古委員長 では、後ほど資料の提供をしていただくということでよろしかったでしょうか。
 委員の皆さんによろしくお願いいたします。
 ほかにございませんか。

〇藤田委員 この2つ目のところは競争が行われているんですが、三重県民の森のほうは応募が1であったということだと思うんですが、応募でやっぱりある程度競争が起こるようなことというのは、何か特別に配慮されているのかどうか、その辺のところはどうですか。

〇中村(元)課長 指定管理者の指定の手続き等につきましては、全庁的な要綱で定められておりまして、それによると県の公報への掲載であるとか、あとホームページでの周知等が定められていまして、実際には委員がおっしゃるとおりもっと幅広にというふうに考えておったのですけれども、応募されたのはこのECCOMだけだったわけです。ただ、問合せとしては二、三件来ておりまして、応募していただくのかなというように思っていたんですけれども、蓋を開けたら1件だけだったというふうな状況でございます。

〇藤田委員 一応、広報している、告知していますよということであろうというふうに思いますけれども、やっぱりできるだけ競争原理が働くように努力をしていただきたいなということを申し上げて、終わります。

〇中瀬古委員長 ほかにございませんでしょうか。いかがですか。よろしいですか。
          〔発言の声なし〕

〇中瀬古委員長 では、なければこれで本議案に対する質疑を終了いたします。
    ウ 委員間討議   なし
    エ 討論      なし
    オ 採決      議案第181号   挙手(全員)   可決
                議案第182号   挙手(全員)   可決
 
2 請願の審査
 (1)請願第22号「花きの振興に関する県の施策の充実強化を求めることについて」
    ア 意見陳述

〇中瀬古委員長 当局の意見があればお願いいたします。

〇前田部長 この請願につきましてですけれども、県としましても新型コロナウイルス感染症の影響に伴いまして、花卉生産者の経営に大きな影響が出ているということでお声も聞かせていただいておるところでございます。
 そういう中で、来年度、開催をされます三重とこわか国体・三重とこわか大会につきましては、本県の花卉・花木の魅力を全国に発信する絶好の機会であるということから、県といたしましては国体・全国障害者スポーツ大会局とも連携をして、開閉会式場における彩りある県産花卉・花木の効果的な配置というのを検討いたしますとともに、競技会場におきまして、市町が県民運動として行っていただく花の歓迎装飾の取組の支援をしてまいりたいというふうに考えてございます。
 また、これらの取組と併せて、少し新型コロナウイルス感染症の影響も勘案しつつということになりますけれども、関係者の皆様と連携しながら、三重県植木まつりやみえ花フェスタなどの花に親しむイベントの開催あるいは小中学校の児童・生徒を対象にしたフラワーアレンジメント教室の開催など、花育の推進にも取り組むことで花卉・花木の消費拡大や新たな需要の創出に取り組んでまいりたいと考えておるところでございます。
    イ 質問      なし
    ウ 委員間討議   なし
    エ 討論      なし
    オ 採決      請願第22号   挙手(全員)   採択
    カ 執行部に対する処理経過・結果報告の請求

〇中瀬古委員長 ただいま採択された請願第22号を執行機関に送付し、処理の経過と結果の報告を請求いたしたいと存じますが、御異議ありませんでしょうか。
          〔「なし」の声あり〕

〇中瀬古委員長 では、御異議なしと認め、そのように決定いたしました。
 
3 所管事項の調査
 (1)第4次三重県食育推進計画(仮称)(中間案)について
    ア 当局から資料に基づき説明(更屋副部長)
    イ 質問

〇中瀬古委員長 それでは、意見等がありましたらお願いいたします。いかがでしょうか。

〇東委員 令和3年度当初予算の要求状況をまだ承っていないので関連するんですが、15ページの食育の目標項目の中で学校給食の現場への地場産物の導入という項目とか、あるいは給食向け加工品を開発数とかというのが加えられているわけですが、今年度は新型コロナウイルス感染症対策で緊急の交付金が出されて、農林水産物を給食に活用してもらうように予算化をしていただいております。
 これをどのぐらい活用していただいているのかというのはまた別問題があろうかと思いますが、新年度以降ですが、地場産品の農産物の給食への活用を引き続き予算において考えているのかどうか、お答えいただければと思いますが、いかがでしょうか。

〇福島課長 学校給食への地場産品の導入に向けた予算についてですが、フードイノベーション課のほうでは、先ほど委員からも言っていただいた加工品の検討を学校給食会に委託しまして、学校給食で導入しやすい加工品開発の検討をいただくとか、あるいは学校での使用を進めるために三重県の食材に関して理解をしていただくための資料作りをしていただくといったようなことを当初予算で要求することを検討しております。

〇東委員 加工品についてはそういう取組でということなんですが、今、導入している3億円か4億円、合計で7億円、8億円だと思いますが、その部分については緊急的に対応していただいたと思うんですが、来年度以降、直接そういうふうな現場と給食現場をつなぐような予算要求というのはあるんでしょうか。

〇伊藤(徹)課長 委員がおっしゃった既存の事業につきましては、現在、国の事業を活用した形で展開させていただいております。国の令和3年度の予算状況というのがまだ不明瞭でございますので、予算措置があるということであれば活用の検討という方向に向いていくと思うんですけれども、今、状況としては国の予算編成の状況を静観しているという状況になってございます。

〇東委員 御答弁いただきましたが、国次第ということだと思います。
 例えば、コロナ禍という時代は恐らく今年度で終わるわけではないので、引き続き対応をしていくべきだと思いますし、国への要望はもちろんしていただきたいと思いますが、もう一方では、やっぱり農林水産県三重県というブランド力を高めるためにも、まずは県民が、子どもたちが認識を深めていく、そのためには加工品ももちろん大事だと思いますが、直接、地場産業者と地域の子どもたちあるいは給食を通して教育関係の人たちに認識を新たにしていただくということを強く心に決めて、国の動向は確かに大事ですけれども、県独自でも引き続き対応していただきたいなと思うんですが、いかがでしょうか。

〇福島課長 地場産品を使っていただくことは、地域の産業への理解といった点でも非常に重要なことと考えておりますので、食育、学校給食での活用をさらに進めていただくように情報提供を行うでありますとか、また、魚食リーダー等の派遣といったようなことで生産者に学校現場へ行って実際にお話をしていただくというような機会も引き続き持っていきたいと考えています。

〇東委員 ぜひ期待して、終わります。

〇西場委員 今、東委員がおっしゃって答えてもらったことで、内容としてはそれで理解するんですが、改めてこうやってスタートする4年間ですから、地産地消運動、「みえ地物一番の日」キャンペーン、そしてそれを、学校給食を通じて子どもたちの食育に生かしていくという、これはこの計画の中の大きな柱としてしっかり打ち出して、生徒、子どもたちだけやなしに県民がみんな意識するというような運動にしていけるようなものにしていく必要があるし、そのように今まで進めてきてもらっているし、これからもそうだろうとは思うんですが、こういうときに改めてできる計画にしっかり強調するということをやっていく必要があると思う。
 この新しく計画されたときに、具体的な施策の中で「みえ地物一番給食の日」とかという言葉もありますけれども、今まで以上に充実して、そしてみんながそれを意識できるような取組にできるようにしていただきたいと思うんです。お願いしたいと思いますが。

〇福島課長 さらに取組を充実させていきたいということで、今回新しくこの計画に取り入れた部分としましては、着実に目標達成に向けて的確な施策を進めるためにということで、毎年度、副指標において取組状況を確認していくということもやりながら、確実に学校給食を通じた食育をはじめ、また県民の皆さん全般に関わる従業員への食育といったような企業との連携も含めまして、しっかり進めていきたいと思います。

〇藤田委員 関連してですけれども。
 大きな目標を5つ上げていただいております。新しいのが1つ入っていますけれども、この目標が今までの計画の中でどこまで到達しているんだというのはどんなふうな形で評価をされているのか。先ほど学校給食については副指標でというお話をお伺いしましたけれども、5つの目標である小中学生の朝食を食べていただこう、成人の健康に配慮した食生活を実践していこうと掲げていただいているんですが、これをどんなふうに進めていくという計画が出てくると思うんですが、計画をやられて、結果、どうなったんだというところを農林水産部としては食育の中でどんなふうに現状を把握していこうとしているのか、その辺のところをお聞かせいただけますか。今までの部分の捉え方と、今年度、新しく5年先をやられるということなんですが、そのことについてどういう形で捉えていこうとしておるのか、その辺のところをお聞かせいただきたいと思うんですけれども。

〇福島課長 第3次三重県食育推進計画における目標につきましては、先ほどの説明でもありましたとおり、目標達成に向けて進展していないといった状況があります。朝食を毎日食べている子どもたちの割合、それから学校給食における地場産物使用割合、栄養バランス等に配慮した食生活を実践する人の割合において、現状よりも少し下がっている、目標達成に向けて向上していないといったところがありますので、これらは引き続き重要な目的になってまいりますので、引き続き取組を強化していきたいと考えておりまして、そのためにどのように成果を確認していくかということにつきましては、三重県庁内関係各部で構成する三重県食育推進連絡会議というのを設けております。
 その中で、目標達成状況に向けてしっかりと事業が取り組まれているかということを確認するために、先ほど申し上げました副指標を、それぞれの主指標に対して各部で検討していただいておりまして、それらを随時確認しながら、的確な事業展開をしていくということを考えています。

〇藤田委員 朝食、それから成人のあれに関しては、県民へのアンケートか何かでやられているのかなというふうに思いますけれども、学校給食については、具体的な調査ができるのかなというふうに思いますけれども、そういうことについて学校側への調査も入れるというようなことを考えていらっしゃるという意味ですか。

〇福島課長 朝食を毎日食べている子どもたちの割合と学校給食における地場産物使用割合は、文部科学省の調査で全国学力・学習状況調査というものの中で調査されておりまして、その数字を実績と目標にしております。
 残りの目標が、e―モニターのアンケートになるんですが、それらの目標に対して取組状況を把握するための副指標を設けていこうと考えております。
 例えば、先ほどの説明の中でも申し上げましたが、学校給食への地場産物導入の目標に対して、副指標としまして三重県産農林水産物を使用した給食向け加工品の開発数など、取組状況で副指標としていくというようなことを考えています。

〇藤田委員 学校給食で地元の新しい商品を作った、その数で見るということだと思うんですが、先ほど、西場委員や東委員がおっしゃったのは、どういう形でももっと量的に学校給食へ地場産品を入れていくかというお話だったと思うんですけれども、やはりこの辺のところというのは、その資料を国に任せるんではなしに、新しく食育を進めていくということであれば、学校給食へのということになれば、これは先ほどおっしゃった庁内の会議があるわけですから、教育委員会と連携しながら、この辺のところは具体的な三重県の数字として持っていくということがやっぱり必要ではないかなというふうに思っておりますし、スマート改革ということで動いているわけですから、その辺のところができるだけ正確なデータとして返ってくるようなことをやっぱり考えていただいて、本当に三重県で地場の産品を使っていくということをぜひとも考えていただきたいということをお願いして、終わります。

〇福島課長 また教育委員会等と連携して相談しながら検討してまいりたいと思います。

〇藤田委員 よろしくお願いします。

〇石垣副委員長 1点だけ質問させていただきたいと思います。
 「みえの食育」の部分で、今までも家庭への食育推進というのがまだまだ踏み込めないといいますか、もちろん状況把握というところも難しいという現状がある中で、さらに、唯一、家庭の中での子どもたちに関する料理体験講座であったりだとか、また現場での自然体験であったりだとかという、家庭で食育という部分を推進していくための啓発というイベントも新型コロナウイルス感染症の影響でなかなかできなくなってきている、そういう難しい現状の中で、今後、第4次三重県食育推進計画(仮称)の中で、それこそ子どもたちの目標項目の中で小中学生の朝食の喫食という部分で掲げていただいていますけれども、まさしく家庭に踏み込むためには第4次計画の中でさらなる具体的な取組というところを、コロナ禍でもあるというところで検討していかなければならないのかなというふうにも思っておりますけれども、そのあたりの具体的な考え等がありましたら、ぜひ教えていただきたいなと思います。

〇福島課長 朝食を喫食する子どもたちの割合に関しては、やはり子どもが朝食を食べていない御家庭では御家族も食べていないといったことで、御家族の食に関する意識が大きく影響していると考えておりますので、企業等と連携した従業員に対する食育といったところの取組をより一層強化していきたいと考えています。

〇石垣副委員長 もちろん企業の方々も、家庭の中で子どもたちが食べていないということは親らの世代であったりというのが食べていないと、まさしくそういうふうなつながりになってくるのかなと思うんですけれども、コロナ禍の中でなかなか子どもたち、そして子どもを抱えている家族の中でも朝食の大事さであったりだとか、それこそ一日の生活スタイルとなってくると、これまたほかの三重県の中やと医療保健部であったりだとか、SDGsの部分だと戦略企画部とかになってくるんですかね。
 学校教育だと、それこそ教育委員会だとかって、いろんなところと情報共有していただいて、子どもたちの朝食という部分にはいろんな方々に試行錯誤しながら取り組んでいただく必要があるのかなと思いますので、特に、三重県は「SDGs未来都市」で、今後さらなる取組が注目を浴びているところだと思いますので、食育の部分に関しましてもさらなるいろんな情報を共有していただいて積極的に取組の実施につなげていただくようなことをお願いして、私の御意見にさせていただきたいと思います。お願いします。

〇中瀬古委員長 よろしいですか。
          〔発言の声なし〕

〇中瀬古委員長 それでは、なければ、第4次三重県食育推進計画(仮称)(中間案)についての調査を終わります。
 1時間程度経過いたしましたので、換気のため一旦休憩といたしまして、再開は11時5分からとしたいと存じます。暫時休憩いたします。
 
          (休  憩)
 
 (2)米の需給見通しとその対応について
 (3)伊勢茶の振興について
 (4)高病原性鳥インフルエンザに係る本県の対応状況について
    ア 当局から資料に基づき説明(近田次長)
    イ 質問

〇中瀬古委員長 それでは、御質問等がありましたらお願いいたします。

〇藤田委員 伊勢茶の振興についてのところで、QRコードを活用したアンケートによる伊勢茶の消費動向調査をやるということなんですが、この内容についてもう少し詳しくお伺いできますか。

〇伊藤(敬)課長 このQRコードによるアンケート調査でございますけれども、今回の緊急経済対策の事業を活用したお茶の配布を行っておりますけれども、そのパッケージにQRコードをつけて調査を行っておるものでございます。
 内容ですけれども、普段お茶を飲む理由はどういったことだということ、例えばリラックスするためとか味が好きなためとか幾つかの選択肢を設けながらそういった飲む理由をお聞きしたりとか、あと、お茶を購入する場合、どういった商品をよく購入されますかということで、お茶の葉っぱで購入されるのか、ティーバッグなのか、またペットボトルなのかといったような消費者の方の消費動向を探るような内容と、あとは今後の提案も含めてということで、ティーバッグがあればマイボトル等で飲みたいと思いますかといった新しい飲み方を提案するような内容のアンケートも盛り込んだ、そういった内容となってございます。
 以上です。

〇藤田委員 パッケージの総数、そしてアンケートに答えていただいた方の数というのは分かりますか。

〇伊藤(敬)課長 アンケートについては、伊勢茶推進協議会が実施しておられる配布事業の中でやっているんですけれども、まだ今、配布途中の段階でございまして、回答数等は、まだ私どものほうでは把握できておりません。
 また、配布については、ティーバッグのものと茶葉のものがありまして、今すぐに配布の数というのは答えにくいんですが、計画の出荷量として伊勢茶推進協議会では25.7トンを加工しまして配布するということにしておりましたので、相当な数で出ているということになるかと思います。

〇藤田委員 そうすると、その結果のデータというのは県のほうへは返ってこないということですか。

〇伊藤(敬)課長 基本的には伊勢茶推進協議会で取りまとめるということでございますけれども、ただ、私どもはお茶の配布先とかこういったアンケートに関しても相談を一緒にさせていただきながら、県も一緒になって進めさせていただいていますので、アンケートの結果というのは私どもも共有させていただいて、その結果を踏まえてまたこれからの対応に生かしていけるかなとは思っております。

〇藤田委員 これ、新しい試みをやっていただいたなというふうに思っておりまして、これはスマートフォンでやっていただく話ですよね。違いますか。

〇伊藤(敬)課長 これは、一応ホームページのほうへ飛ぶようになっていますので、スマートフォンでも行っていただけますし、QRコードから入ればすぐスマートフォンでやっていただけますし、パソコンとかでもアンケートに答えていただくことは可能かと思います。
 以上です。

〇藤田委員 ぜひ、これをスマートフォンでやっていただくと電話番号が全部分かると思うんです。頂いたあれに対してお茶のPRなんかも含めて活用をいろいろ考えていただきたいなというふうに思います。
 以上です。

〇伊藤(敬)課長 電話番号のお話がありましたけれども、詳細はあれですけれども、もちろん、アンケートを取るときの、個人情報の取扱い等のこともありますので、できる範囲でさせていただきたいと、そのようにまた伊勢茶推進協議会のほうにもお話をさせていただこうとかと思います。
 以上です。

〇西場委員 その伊勢茶に関連しますけれども、18ページに生産量と価格の推移を一覧表で掲げていますけれども、平成30年から令和元年、そして2年と移り変わっておるんですが、この落ち込みというのはすごいですね。生産量が4700トン台から3000トン台にということで1700トン弱減って、そして価格は1キログラム当たり1290円が880円台ですから、もう6割、7割のところに来ておる状況で、数字の上からもすごい状況が出ておるということで後がないといいますか、ここでそれぞれの関係が最大限努力せねばならん危機的な状況になりつつあるんかなと思っています。
 今回、伊勢茶の消費拡大に向けて総額約10億円というような国からの計らいもあっていろいろ事業が出てきておりまして、これはこれで大変ありがたいと思っていますが、いわば、カンフル剤といいますか一時的には非常に効果もあるしありがたい事業ではありますけれども、これが今後、長期的に茶業振興につながっていくかというと心もとないのは明確なんです。
 ここ数年のいろいろな県や国の取組を見ても、一番出てくるのは輸出拡大で、何かこれに絞られておるような感じなんですが、そこでお伺いしたいんですが、輸出の効果って三重県の茶業に対してどれほど効果があるというような見通し、見込みを持ってみえるんですか。
 もちろん、輸出が拡大することで、そうあってほしいなと思いますけれども、低品質なお茶をさらに安く海外へ売るだけでは、根本的に三重県の茶業振興にはつながらないし、三重県のような良質茶が安い価格でたたかれて量だけはけるというようなものであっては困ると思っておりますが、この点について農林水産部としてどう考えてみえるのか、改めて聞かせてもらいたいんですが。

〇伊藤(敬)課長 今の輸出に関する御質問でございますけれども、まず国内の需要でございますけれども、茶葉での需要に比べ、ペットボトルの需要というのがぐっと伸びてきたというふうな状況になってきておったかと思いますけれども、ここに来てペットボトルのほうも大体頭打ちというか、非常に多様な飲物が世の中に出回ってきておりますので、少し頭打ち感があるような伸び悩みというふうな状況になってきております。
 こういう中で、人口減少とか様々な環境を勘案していくと、国内でお茶の消費をまだまだどんどん伸ばせるというふうなことは現実的に非常に厳しい状況にあるというふうに認識しております。
 そういう中で、私どもも、県としてもやはり販路を国内で頑張るという部分は引き続きやる必要がありますし、県の内部で、先ほど来出ております地産地消運動も含めまして消費を拡大するということがまずあっての話だとは思っているんですけれども、ただやっぱり販路を海外に求めていく必要があるのかなという認識でおります。
 現在、お茶の輸出は、昨年10月のエイチ・アイ・エス、大手の旅行会社でございますが、そちらとの協定を踏まえつつ、販路開拓に一生懸命取り組んでおるところなんですけれども、アゼルバイジャン共和国という、今、お茶のほうの輸出ではあまり市場が開拓されていない地帯になるかと思うんですけれども、そちらのほうに輸出をしておりまして。今年の2月に僅かでございますけれども輸出を実現することができたというふうな状況でございます。
 今、コロナ禍の中でなかなか商談というか次の輸出に話が進められていない状況にはあるんですけれども、今後、アゼルバイジャンの一つのそういう輸出をきっかけに、今後さらに輸出を伸ばすということと、あとはアゼルバイジャンがハブ的な機能を果たしながらロシアの方面であるとかヨーロッパ、アジアの方面にそこからまた加工した商品を展開するというふうな役割を果たせるような貿易を中心にやっていく国ということもございますので、委員がおっしゃいましたようになかなか一朝一夕ですぐに輸出がどんどん拡大するというふうにはいかない中で、何とかスピード感を持って進めなければいけないというところはあるんですけれども、輸出のほうにもしっかり取り組んで、国内の販路と併せて新しい販路をつくっていくことで、伊勢茶の活路を見いだしていく必要があるかなと、そのように思っております。
 以上です。

〇西場委員 三重県の特徴であります伊勢茶の高級感を海外に理解してもらって、それ相当の取引で買っていただけるような販路開拓に対する努力が要るんじゃないかなと思っておりまして、それには輸出の取組についても、単に量だけはかせたらいいということではなしに、他県の状況もいろいろ調べながら、県内の茶業の振興につながるような取組をしっかりやってもらいたいと思います。
 県内、国内の消費拡大というのも、もう古い課題ですけれども、ここまで来てこんな生産量、販売単価の落ち込みの中で、もう一遍ここでどう取り組むかと。
 ここには、「国内における消費拡大に向け」と大きく構えていますけれども、まず県内で成果を示して、県内の1人当たりの消費がどれだけで、それをこの1年あるいはこの3年でどこまで伸ばすかというぐらいのきちっとした数値目標を持って、そのPRや消費拡大の啓発に取り組んでいかねばならんと思います。
 いろんなセクションが取り組まなあきませんけれども、そういうお茶を飲もうという音頭取りは県に課せられた最大の役割やと僕は思うんです。県が三重県民に対して地元のお茶を飲みましょうということを大きな声でしっかり言えるかどうかによって県民の気持ちが立って、あるいは市町や関係団体の協力もしっかりと集められて成果につながってくると思うんで、今日は来年度予算の審議ではないという話だけれども、もう一度ここのところをやっていく必要があると思いますよ。
 そういう意味で、「三重県茶業振興の指針」というのが出てきていますけれども、この見直しに対する意欲といいますか、思いを改めてもう少し聞かせてもらいたいと思います。

〇伊藤(敬)課長 今の委員から御意見いただいた部分なんですけれども、まず安く売ればいいということではなくて、やっぱり伊勢茶の高級感のある品質を重視した部分も含めて輸出への対応が必要じゃないかというふうなことについては、このアゼルバイジャンに対しても、今、ティーバッグに加工した形での茶葉で飲んでいただくような形のものと、あと抹茶チョコレートの原料というふうな形で出すような形のものということで、やはり品質もそれに応じた段階で複数の品質段階において輸出をしていますので、相手先のニーズに合わせて少し高級なものから低級なもの含めて、需要に合わせた形でそれを進めていく必要があるかなというふうに思っております。
 それから、県内での消費拡大でございますけれども、これについても、今年度、新型コロナウイルス感染症の影響で非常に厳しい状況にある中、鈴木知事のほうにも6月にお茶の現場のほうを視察いただいたんですけれども、そのときにやはり県民の方にぜひ伊勢茶を応援してほしい、消費してほしいということを訴えていく必要があるということで、先ほど来ちょっと言いましたマイボトルでお茶を簡単に冷茶で作っていただいておいしいお茶を飲んでいただけるようなパフォーマンスもやっていただきながら、テレビとか新聞とかでも取り上げていただいたところです。
 おっしゃるように、まず本当に県内でしっかりと伊勢茶のほうを消費者の方に認知していただいて、どういった形でも。茶葉でしっかりと飲んでいただくというのもありますし、先ほど申し上げましたマイボトルで手軽にでもおいしいお茶を飲んでいただくというふうな新しい飲み方の提案もさせていただきながら進めていきたいなというふうに思っております。
 そして、指針の策定につきましても、新型コロナウイルス感染症の影響でますますお茶の業界が厳しい状況になっております。そういう中で、生産関係の方々はもちろんですし、茶商であるとか市場の関係者、そういった方々にしっかり御意見を伺ってしっかり議論をしながら、県も一緒になって伊勢茶の今後の活路を見いだしていく、その指針を策定してまいりたいというふうに思っております。
 以上です。

〇西場委員 ぜひお願いしたいと思います。
 今、少し触れられた冷たいお茶、こういうものを、ここでそうやってしてお話ししていただくだけやなしに、全県に、県民みんなに理解してもらうといいますか、気づいてもらうように発信をしてほしい。今までお茶というのは湯を入れて急須で飲むと、我々が常識的にそういうように思っておったのを、水でこうやってしてお茶が飲めるんですよと。水のほうがこんなにも味がいいとかこういう違いがあるんですよというところのメリットがあれば、あるいは変わらんものがあるんだといえば、それを発信していくのに県がその役割を果たしてほしいんです。
 こういうように思いまして、ぜひ頑張ってもらいますようにお願いして、終わります。

〇津田委員 数か月前に県議会議員茶業研究会というのを立ち上げまして、会長に西場委員になっていただきました。

〇西場委員 違うで、そんなん。全然聞いてないで、そんなん。

〇津田委員 それで、たまたま西場委員、藤田委員、松阪市の中瀬古委員長と。ほかの方はちょっと付録かもしれませんけれども、私も最近ちょっと委員長に言われて勉強しています。
 藤田委員がマイ急須を持っていまして、私も真似しようと思って急須を持ってきてお昼はこうやって入れるようにしていて。ぜひ前田部長から、職員も含めて、冬はマイ急須で、夏はお水のティーバッグで、まずは執行部のほうで実践していただきたいなというふうに思います。
 私が急にお茶を語るのもちょっと恥ずかしいんですけれども、18ページの一番下の丸のほうの学校等における取組ですけれども、大谷嘉兵衛って、多分、皆さん方は全員知っていらっしゃると思いますけれども、私は本当に数か月前まで知らなくて委員長に笑われてしまったんですけれども、また、あるお茶屋さんの話を聞いていたら輸出の話をされていましたけれども、日本で輸出が始まったのは四日市市で、伊藤小左衛門という方が、どういう情報を聞きつけたか分かりませんけれども、横浜でお茶が売れると。そのとき四日市港はなかったんですけれども、初めて輸出したところは四日市市だということを聞いて、大谷嘉兵衛と伊藤小左衛門の勉強をしているところなんですけれども、正しくさせていただいていますが、こういったお茶の授業というか。学校教育で松阪市なんかはやっておられると思うんですけれども。お茶の入れ方だとか茶文化を学ぶ体験機会の提供ということなんですけれども、こういうのは、松阪市だとか西場委員の地元ではやっておられると思うんですけれども、全県的にどういうふうになっているのか、ちょっと教えていただきたいなと思います。

〇伊藤(敬)課長 お茶の入れ方の全県的な状況というのは、ちょっと今、把握していて御説明できるだけの材料がないんですけれども、今回、この18ページの下のところに上げさせていただいているのは、緊急経済対策でお茶を配布する事業がございます、その中で小中学校とか高校のほうにもティーバッグとか茶葉を配布させていただいて、そこにお茶のおいしい入れ方とかそういったものの情報が添付されておりますので、そういう形で学校の先生方にもお願いして、ぜひ三重県の重要な県産品である伊勢茶をPRいただきながら、御家庭でまた御家族と一緒に楽しんでいただくというような、そういうのをお願いするようなベースで今回はさせていただいております。
 すみません、答えになっていないところはあるんですけれども、入れ方とか茶文化を学ぶ体験が全県的にどのような状況でされているかというのは今、持ち合わせておりません。

〇津田委員 学校なんかへティーバッグを積極的に配っていただいているのは承知しているんですが、配るだけ、飲むだけではなくて、やっぱり歴史、ロマンを伝えていくという努力もしていただいて。お茶だけじゃなくて郷土愛も高まっていきますので、そういった学校教育の中でこういう偉人がと、2か月前に大谷嘉兵衛を初めて知った私が言うのも恥ずかしいんですけれども、非常にわくわくするようなことだと思いますので、ぜひ学校教育の中でも配るだけではなくてちょっとした冊子を作ってもらったり漫画を作ってもらったり、そういった工夫もしていただきたいなと思います。
 19ページの一番下に、指針をこれからつくっていくと。この前の委員会で来年度一年かけてつくっていきますよということだったんですけれども、これはパブリックコメントを取ったり議決を要する指針になるんでしたっけ。

〇伊藤(敬)課長 特に議決を要するというものではないというふうに認識をしております。

〇津田委員 ということはパブコメもしないということですね。
 続けてなんですけれども、これも急に勉強したんであまり言われるとぼろが出てしまうんですけれども、努力目標だったかどうか忘れましたけれども、法律に基づいて計画や指針を、少なくとも鹿児島県だとか静岡県はつくっておりますが、三重県の指針は十四、五ページぐらいで、鹿児島県だとか静岡県というのは結構厚みがあるんですが、その中で数値目標みたいなことを入れておられると思うんですが、当然、鹿児島県だとか静岡県は生産額だとか生産量だとか茶園面積なんかでプラスの目標を立てて、10年後というかの計画を立ててPDCAサイクルを回しているんですが、三重県はちゃんとPDCAサイクルを回しているのかどうかも分からないし、そもそも目標設定が下がっていく目標設定なんです。
 生産額にしても生産量にしても茶園面積にしても、下がっていくというのを前提に計画を立てられているので、我々は研究会を西場委員を中心に立ち上げたわけなので……。

〇西場委員 それはおかしい。そんな・・・関係ないわ。

〇津田委員 あ、そうですか、すみません。
 やっぱりそういう目標を立てるからにはプラスの目標をかけて、何で鹿児島県ではできて、静岡県ではできて、三重県ではできないんだと、これから我々も研究せなあかんとは思うんですが、来年度かけてポジティブな計画をぜひ立てていただきたいなと思いますが、どうですか。

〇伊藤(敬)課長 現状の指針を見ると茶園面積であるとか生産量、確かにこれはトレンドを書いているというふうな格好になっているのかなというふうに思いますが、委員がおっしゃるように、下がっていくような目標の設定になっているかと思います。
 ただ、おっしゃるように面積とか生産量をどんどん増やしていくというふうな目標を立てるというのはなかなか困難だとは思いますが、今後の伊勢茶の産地をどんなふうに維持、あるいはそういう海外の販路等も含めて、今後、維持、伸ばしていくかというふうなことを書く際に、面積とかそういうのでなかなか伸ばすような目標は設定できないにしても、そのための必要なアクションであるとか、あるいは別の指標の形で前向きに目標を見て、関係者の方や生産者の方もこれに向けて行くんやなというふうなことが極力みんなも一緒に頑張れるような、そういう目標の設定の仕方というのを、鹿児島県であるとか静岡県のものももちろん参考にしながら、関係者で協議して設定する形を取っていきたいなと、そのように思います。
 以上でございます。

〇津田委員 伊勢茶の前のお米みたいに、国全体で需要が減って全体的に減らしていこうということなら分かるんですけれども、なぜ三重県ができないんだと。鹿児島県でできて、静岡県でできて、何で三重県だけ目標設定がマイナスなんだと。私もそこまで勉強していないんで、この場でなかなか議論はできませんけれども、やっぱりプラスの夢、お茶の需要が減っていってしゃあないなという、夢を描けるような計画にしていただきたいなというふうには思います。我々も勉強しますけれども、ただ単に下げるということではなくて、それなりの夢が描けるような目標設定をして、PDCAサイクルを回していただきたいなというふうに思います。
 それから、先ほど西場委員が輸出の話をされておりましたが、本当に安いお茶をもっと安くして原料だけ輸出していくという寂しい話にならないようにお願いしたいなと思うんですが。この前、やきものワールドって行ってきたんですけれども、皆さん、やきものワールドって行かれましたか。名古屋市へ行ってきまして、非常に楽しかったんですけれども、水谷隆さん、前の県議会議員の方が叙勲を受けられたのでちょっとペアで何か買っていこうかなと思って、栃木県の益子焼を買ってきたんです。昨日、奥さんと渡してきたんですけれども、そうしたら、これは中国やと倍で売ってきたんやと、高ければ高いほど売れるんだということを言っていまして。私はサツキ盆栽の、三重県の会長をしているんですけれども、やっぱり盆栽も高ければ高いほど売れるということは言っていました。
 お茶も勉強不足で分からないんですけれども、輸出を度外視して三重県の茶業振興は語られないと思うので、やっぱり輸出は大事だと思うんですけれども、中国は安いお茶をどんどん売っているんですけれども、三重県のお茶はやっぱりおいしいので、たたかれて安く海外へ売っていくということではなくて、しっかりとやっていただきたいなと思いますが、鹿児島県の指針を見ていたら、分厚い指針プラスアルファ、輸出戦略の計画もあるんです。それから、抹茶輸出の個別の計画もあって、すごい本気度を感じられるんですが、そういったこともぜひ来年度一年かけてやっていただきたいなというふうに思いますが、どうですか。

〇近田次長 まず、指針の見直しでございますけれども、生産者だとか関係機関だけでつくらずに有識者なんかにも入ってもらってしっかりと検討してまいりたいなというふうに考えています。
 輸出のことですけれども、先ほど課長が言いましたけれども、現状、輸出につきましては、他県産にブレンドされて相当程度輸出をされているのかなと。全体の量ということではなかなか把握できない状況なんですけれども、そういった状況かなというふうに思っています。
 そうしたことから、県では数年前から特に、伊勢茶の名前で何とか海外でも販売できるように、海外における緑茶の需要調査でありますとか、伊勢茶をPRするため、アメリカの見本市なんかにも出ていっていろんな調査なんかもしてきたところでございます。
 海外の需要を見てみますと、一つはやっぱり高級感がある、いろんなところの用途に使えるというようなことでの抹茶、あと有機栽培茶なんです。こういったところが需要というようなことでございますので、相手国の残留農薬、こういったものの基準に対応した栽培をする必要があるというようなことで、そうしたことにも対応しながら、畑から変えていかないとなかなか輸出は難しいというような状況になっています。
 狙うところはやっぱり海外での高級感ある需要、高級需要に対して伊勢茶を何とか入れていきたいなといことで、これからも取り組んでいきたいなというふうに考えています。
 エイチ・アイ・エスのほうともそうした方向での連携でもって、抹茶入りのチョコレートでありますとか、あくまでも高級感のあるチョコレート、こういったもので売り出してもらうということで、いろいろPRとかで一緒になって、コロナ禍の中でちょっと止まっていますけれども、そういうような方向で取り組んでいきたいなというふうに考えております。
 以上です。

〇津田委員 私は初当選したのが平成11年ぐらいなんですけれども、それよりちょっと前に三重県、鹿児島県に抜かれたわという話を聞いたことがあって、今は大分と水をあけられていますけれども、すぐ1位になれとは言いませんけれども夢の描けるような、ポジティブな指針をつくってやっていただきたいなと。我々も、この委員会は離れますけれども、また議論させていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。

〇藤田委員 なければ1点。手短に。
 高病原性鳥インフルエンザに関して。防除に、入ってこないようにいろいろやっていただいておるんですが、入ったときの対処の仕方なんですが、今までは全部埋めていたんですけれども、兵庫県が焼却をやったんです。実際、養鶏をやられている業者の皆さん方と話をすると、埋めると一定の期間の後でまた処理をせんなんと。これはやっぱり焼却をしてほしいという意見があるんですが、これは恐らく市町との連携を取らないと駄目だと思うんですが、その辺のところの県としての考え方だけちょっとお聞かせいただけますか。

〇巽対策監 家畜伝染病、鳥インフルエンザが発生した場合は、速やかに封じ込めるというのが第一義でございまして、県としましては農場に対しまして埋却地の確保を要請しているところでございます。
 第一義的には埋却をするということでございますが、埋却ができないような状況も考えられるため、そのほかの方策としましては焼却というのも一つに考えております。
 焼却におきましては、市町が所有する焼却炉を使いましてやる方法、あと移動式焼却炉ということもございまして、そういった方法を活用することも検討しておりますが、市町が持ちます焼却炉におきましては、市町の意向に鑑みて取り組む必要があり、私どもとしましてはそういった焼却の協議会がありますので、そういったところに出向きましてそういった必要性を訴えているところでございます。
 以上です。

〇藤田委員 第一義的に埋却だというふうにお考えという回答を頂いたんですけれども、私は一定の時間、経営的なことも含めて、やっぱり焼却方法のほうがはるかに合理的だというふうに思います。
 具体的な話はまた別でさせていただきますけれども、鳥インフルエンザ防備、そして養鶏業界、畜産業界を発展させていくという視点に立てば、これはやっぱり県として市町に対してのお願いといいますかその辺の理解を深めていくようなことをちょっと本気になって考えていただきたいなというふうに思いますが、いかがですか。

〇巽対策監 そのように取り組んでまいりたいと考えております。

〇藤田委員 よろしくお願いします。ありがとうございました。

〇西場委員 じゃあ、16ページの米のところをもう少し詳しく聞かせてもらえますか。
 全国における主食用米等の需給見通しの表を見せてもらって、数字としてはっきり分かってきたんですが、見方として聞かせてほしいんですが、Bの生産量で、令和2年産が708万トンから717万トンと幅があるのはどうしてこういう書き方になっているのか。もう723万トンで実績が確定したんなら、この数字だけでいいんと違うんですか。

〇伊藤(敬)課長 これは、委員がおっしゃいましたように723万トンというのが生産量として一応確定した数字なんです。
 ただ、この表では国における需給見通しを令和2年から3年にどのように立てて、令和3年から4年に向けてどのように設定したかの比較で、昨年と比較してどれぐらい厳しい目安の減少率になっているかというのを見ていただくために、括弧の上のところが令和2年産の708万トンから717万トンと書いてある部分は、国のほうが昨年設定しました令和2年から3年の生産量の目安を書かせてもらっています。
 これの幅があるのは、令和3年6月末の民間在庫量というのが安定供給を確保できる水準、180トンということだったそうなんですけれども、180トンとなる708万トン、あと全国における主食用米等の需要量の見通しを見ていただきますと、Dのところでございますけれども717万トンという数字が入っておるかと思います、この708万トンから717万トンまでの9万トンの幅をもって国のほうが昨年設定したということがあって、そのままここに転記をさせていただいた次第でございます。
 以上です。

〇西場委員 よく分からない。
 国の目安は国の目安で、それを参考にして県が目安をつくると聞いておるんですが、県の生産量の目安がこんなに幅広くあったのかな。今の説明はよく分からないな。
 需要量も717万トンと書いてあるけれども、これは想定数か。想定数が717万トンで、実績が括弧の中で711万トンから716万トン。実績ってまだ6月になってないんやで、出るはずがないがな。

〇中瀬古委員長 説明をいただけますか。

〇近田次長 この表の見方でございますけれども、上段、括弧書きがない部分を、まず令和2年から3年のところの行のところから解説させてもらいますと、期首の民間在庫量は、ちょうどこの見通しを立てたときは昨年の11月ぐらいに国が見通しを立てています。この数字は、令和元年の11月ごろに見通しを立てたものでございます。

〇西場委員 どれが。

〇近田次長 括弧がない部分。

〇西場委員 括弧がない部分ね。生産量ね。

〇近田次長 生産量も含めて、この上段に書いてある括弧がない部分は、昨年の11月頃に国が立てた見通しでございます。

〇西場委員 県の数字を国が立てるのか。

〇近田次長 県の数字は右側です。右側の表でございます。

〇中瀬古委員長 すみません、時間が。ここで一旦休憩しまして、整理をしていただいて、午後、もう一度、次長の説明から入っていただいて。すみませんが整理をしていただいて分かりやすく御説明をいただきたいと思いますので、よろしいでしょうか。
 では、ただいま12時5分となっておりますので、ここで一旦休憩といたしまして、再開は午後1時5分からとしたいと存じます。暫時休憩いたします。

          (休  憩)

〇中瀬古委員長 休憩前に引き続き委員会を再開いたします。
 では、近田次長、御説明からお願いします。

〇近田次長 先ほど、西場委員のほうからこの需給見通しの表の見方というふうなことでございますけれども、左のほうの表が全国の主食用米等の需給見通しでございます。16ページのほうが全国の主食用米等の需給見通しでございます。右側の17ページの表は、主食用県産米だけの需給見通しでございます。
 16ページの表から説明させていただきますと、この令和2年から3年というようなことで、2年スラッシュ3年というようなところがあると思いますけれども、その行についてまず説明させていただきます。
 米の年度というのは、全国で新米が取れてくる7月から翌年の6月というのを米穀年度に定めています。この189トンの行、括弧が書いていないところにつきましては、昨年の11月頃に国が立てた全国の需給見通しでございます。ただ、期首の民間在庫量189トンというのは、これは……。
          〔「万トン」の声あり〕

〇近田次長 189万トンは、昨年11月の時点で分かっていた実績の数字でございます。生産量につきまして、Bの欄でございますけれども、令和2年産の生産量の見通しを708万トンから717万トンに設定している見通しだということでございます。このAとBを足した供給量で、米穀年度2年から3年の供給量が897万トンから906万トンというようなことで見通したというようなことでございます。需要量につきましては、これもこの時点での見通しでございますけれども717万トンというようなことで見通しております。ということで、令和3年6月の見通しを180万トンから189万トンというようなことで見通したということでございます。
 ただ、これが昨年の11月でございますので、今年の11月に実績数値をもって国の需給の見込みというか結果みたいなものを表したのが下の括弧書きの部分でございます。
 この期首の在庫が分かってまいりましたので、正確な数字が分かってまいりました。令和2年7月の民間在庫量の実績が200万トン、これは実績です。作況指数が確定されましたけれども99ということで、これで生産量のほうも723万トンということで、これもほぼ確定の数値でございます。供給量が923万トンということでございます。これも確定の数値でございます。
 問題は需要量でございますけれども、括弧書きで書いてあるんですけれども、これは来年令和3年の6月までの需給の見通しも含んでいますので、幅を持たせて設定されています。711万トンから716万トンと幅を持たせています。来年6月の民間在庫量のほうが207万トンから212万トンというような見通しになっています。
 さらに、次の令和3年から4年の米穀年度の需給見通しを見ますと、期末の在庫のほうが207万トンから212万トン、これを引き継いでおりますので207万トンから212万トンと、7月の期首の在庫も同じ数字でございます。来年産の生産量を693万トンとこれだけの数字じゃないとということで見込んでおります。
 この数字の基になるのが、供給量も900万トンから905万トンと見込んで、需要量も705万トンということで、問題は令和4年の6月の在庫量です。令和4年6月の在庫量を200万トンに抑えたいというような計画というのが基になっています。195万トンから200万トンと。これからいろいろ逆算してきて、令和3年産の生産量を693万トンということで抑えているというようなことになっています。
 これが国の需給の見通しです。
 17ページの表につきましては、県産米の需給見通しでございます。これにつきましては、国のほうが三重県産米の民間在庫量とかを全部調査していまして、分かる数字を基にして設定しております。生産量のほうも、収穫とかで統計で全て出てまいりますので、基になっているのは民間在庫量、それと生産量で、これを基にして需給見通しをはじいています。
 上の行でございますけれども、令和2年から3年の米穀年度の需給見通しでございますが、これにつきましては括弧書きの部分です。1万9407トンが、民間在庫量でございます。これも確定の数字でございます。令和2年の7月時点の在庫量でございます。1万9407トンが確定値でございます。作況指数96でございますが、生産量もほぼ確定でございまして、12万7900トンが確定値でございます。
 この上の13万6557トンというのが、昨年の11月に生産量の目安で見込んだ数字でございます。供給量が14万7307トン、需要量もこういうふうに13万20トンから13万726トンということで見込ませてもらって、来年6月の在庫量のほうは1万6581トンから1万7287トンというふうに見込ませていただきました。
 7月の在庫量でございますので、あと三重県産が取れてくるまでの間、供給をしていく必要があるということで、大体一月当たり1万トンをめどにして在庫量を残していく必要があるということで、7月、8月分を何とか在庫量として残すというようなことで、この時点で大体1万6000トンから1万7000トンということで見込んだわけでございます。
 令和3年から4年の米穀年度でございますけれども、上の6月の在庫量をそのまま持ってきて7月の期首の在庫量が1万6581トンから1万7287トンで、来年度の生産量の目安ということで主食用で13万2336トンというのを今回見込ませていただきました。
 供給量、あと需要量も見込んで最終的に令和4年6月の期末の在庫量を1万8701トンから1万9407トンということで、先ほど言いました一月当たり県産米の消費量を見ると1万トンぐらい欲しいなということで卸売業者から聞かせていただいてこの数字を見込ませていただいて1万8701トンから1万9407トンということで、それから逆算しながら考えると13万2336トンというのを設定したところでございます。
 その下のところに三角、パーセントでどれだけ減らすんやということでの生産量の減少率を書いています。上げの三角で、国のほうが最大で3.35%の減少、県のほうはこういった需給見通しで見込ませていただいて3.09%の減少率というようなことではじかせていただいたというようなことでございます。
 以上でございます。

〇西場委員 丁寧な説明をしてもらいましたんで分かったような気持ちにはなってきたんですけれども、1つ教えてほしいのは、17ページの生産量のBのところで令和2年産、13万6557トンとなっておるけれども、実績は12万7900トンになって落ちておるのはなぜか。

〇近田次長 これは作況指数で96というようなことでの作況が出ておりますので、そういったことでこれだけの数字になってきているというようなことで考えています。

〇西場委員 そうすると、16ページの全国の生産量は見込みが708万トンから717万トンになっておるのを実績がそれよりたくさん、723万トンになっておるというのは、それだけ出来がよかったということか。

〇近田次長 作況指数は99でございますけれども、見込みよりも作付面積が多い県がございます。そういったところから当初の見込みよりも実績が増えてきたというようなことで考えております。

〇西場委員 もう一遍戻って、17ページの三重県の場合は、作況だけやなしに、見込みよりか実績が転作を多くしたということではないのか。

〇近田次長 作付面積は、当初の生産量の目安を配分したときに比べてかなり多くの転作をしていただいております。というようなことで、生産量も含めて、作況と作付面積も減少したというようなことで生産量が抑えられたというようなことでございます。

〇西場委員 その理由というのかその状況はどうしてですか。

〇近田次長 生産者の方にもいろいろ理解をしていただいて積極的に麦とかというようなことで生産調整を図っていただいたというようなことで考えておりますけれども、三重県の多くは米、麦、大豆というようなことで2年で3作ということでブロックローテーションで回しているというような事例も多くございますので、そういったところでの面積の関係で、集落営農の中でいろいろ話合いの結果、普段からちょっと多めに麦のほうをまいていくとか、そういったところの取組もございまして、深堀りというような面積がかなりございます。当初予定しておった面積よりも多く作付を転作しているというような事例もございますので、そうしたところからこういうような結果になっているというふうに思っています。

〇西場委員 そこのところが、説明としては分かるんだけれども、他県は国の割当てに従わずにどんどん作っておるという状況がある中で、三重県が、結果から見れば、優等生のようにそれよりたくさん転作しておるというところについて、三重県の農家が望んでそれのほうが三重県の水田農業のメリット、プラスになるということが確かならいいけれども、その辺のところが少し私としても整理できにくいな。
 仮に、そこで譲歩するんやったら別のところでもっとプラスになるようなものをもらわないとあかんのと違うかという気もいたしますが、これはまた、この程度にしておきますけれども、「三重の水田農業戦略2020」の一つのこれからの取組の三重県型の何かヒントというのか、そこに問題、知恵の出しどころが一つあるように思って、そんな気がいたしております。
 もし、そんな点で納得できるような説明があれば頂きたいなと思いますが、それはその程度にして、今度、国は3.35%削減してくれという大きな数字を出してきたが、三重県はそれより低い3.09%の減少に抑えたというようなことなんですが、17ページの上のほうに書いてあるように、2万7311ヘクタールより844ヘクタールの減少に相当します、過去最大規模ですということです。過去最大規模の転作、減少というものが、これから転作優等生だとしても、これはすんなり受け入れられるかどうかというのは難しいことないかなと想像するんですが、今、こうやってして県農業再生協議会が決めた数字がどこまで下りておって、各市町とかJAとか農家関係者はどういう反応を示しているのか。あるいはすると予想しているのか。

〇伊藤(敬)課長 この数字でございますけれども、再生協のほうが11月19日に決定後、まずは通知という形で各地域の農業再生協議会に、迅速に送付のほうをしております。その後、12月1日だったかと思うんですが、経営所得安定対策の担当者会議ということで、地域の農業再生協議会の構成メンバーになります市町の職員の方とかJAの関係の方々にお集まりをいただきまして改めてこの設定について説明させていただいたところです。
 その後、まだ12月1日から日が浅いですけれども、各地域の農業再生協議会において、地域の実情に応じて各集落とか、あるいは生産者の方々へ話を伝えていくというふうな流れで情報のほうは行っておる状況でございます。

〇西場委員 そうすると、反応はまだこれからだということなんだろうと思いますが、数字の大きさといいますか過去最大というようなところからして、そうすんなりとこの数字が下りにくいんじゃないかなという心配もするんですけれども、それは国の目安に県が従う必要もないような現実があるんだけれども、県の目安を市町も、はい分かりましたと言わなくてもいいということになると、結局それに従うところ、従わないところ、いろいろ自由に決めてくる、そこに目標どおりいかないような場合はどうするかというようなことも少し心配されますし、あるいはそうならないようにするためにはこういう支援策をするとかこういう補助事業を出すとか、何かそういうものも併せて出していかないと下りていきにくいんじゃないかなというように思いますが、この点についてはどうですか。

〇伊藤(敬)課長 過去最大規模ということで、この数字を実現させていくというためには、委員のほうもおっしゃいましたように、単に数字を流していくだけではなくて、やっぱり作付の転換を進めるための様々な支援策を講じて、それを併せて情報提供していく必要があるというふうに思っています。
 そういう中で、一つは経営所得安定対策という農業者の方の支援をするメニューの中で産地交付金ということで、県段階あるいは地域の農業再生協議会段階で作付転換等を進めていくに当たって県とか地域の裁量で農業者の方に支援できるような予算のメニューがございます。
 こういったものを、県段階でもそうですけれども、地域段階でも活用いただきながら、まずは作付の転換を円滑にできるように支援していく必要があると思いますし、それ以外にも、例えば国の来年度当初事業で次長のほうから説明もさせていただいた麦・大豆増産プロジェクト事業というのがございまして、麦、大豆の排水対策等の営農技術の導入であるとか、あるいは、増産に必要な機械とか施設の導入、こういったものに支援できるメニューも来年度の当初予算に向けて検討等なされてきておりますので、こういった支援策というのを併せて農業者の方にお知らせしていくことで、こういった取組を進めていければなというふうに考えております。

〇西場委員 主食米じゃなしに、麦、大豆でやって、あるいは飼料米にして、何ら自分の身入りといいますか、悪くなる状況じゃないような支援策がなければ、農家や産地はなかなか理解しにくいと思う。
 今回、国は国なりにこうやってして強い要請をしてくるんだからそれなりのことを考えておるでしょうけれども、県として県単独事業でもこうやってして、上積みしていくというようなものを考えながら、県内の需給均衡を図っていくために最大限努力すべきやと思うんですが、来年度の取組についての予算の項目は今ないけれども、その点についてはどういうような心づもりをしておるんですか。

〇伊藤(敬)課長 来年度に向けてなんですけれども、現状では、県の単費でこういった転換を助成しているというふうな制度はございません。これは国の財源にはなりますけれども、先ほど申し上げました、産地交付金を活用して政策的に麦、大豆あるいは飼料作物とか野菜であるとか、そういったものに転換をしていただきやすいような支援金をお支払いしていくというふうなことをやっています。
 来年度に向けては、今、産地交付金の、県全体に来る枠の15%が県の裁量で、85%が地域の裁量でやっていただくような仕組みになっているんですけれども、国のほうで検討されていますのがこの15%というのを20%、県で裁量を持ってメニューをつくっていくというふうな話もございますので、まず県としては、今年度は麦の播種がおおむね終わっていますので、麦の状況等を見ながら、来年度の転換に向けてどういったところに支援をしていけばいいのかというのも見極めながら、産地交付金の来年度のメニューの中で、農業者の方の支援のほうをやっていきたいなと思っております。

〇西場委員 今日のところはこの程度にさせてもらいますが、各市町の農業地域再生協議会の受け止め方、状況をよく見極めて、最大限の県としての支援、そして国からの支援を取り込むように頑張って努力してください。
 終わります。

〇東委員 藤田委員の高病原性鳥インフルエンザについてなんですが、三重県が今、基本的に埋却ですね。焼却をされたほうがいいっていう御意見だと思うんですが、各市町の焼却場で鳥を焼却できる、してもいいというところはあるかどうか。
 2つ目は、焼却炉で移動式焼却炉というのがあると思うんですが、あれって県単位で整備をするのか、国が整備をしてそれを移動して借りるのか、ちょっと現状を教えてほしいです。

〇巽対策監 市町の焼却炉におきまして、明確に死亡鶏を焼いてもいいと明言しているところは今のところございません。
 移動式焼却炉なんですけれども、これの使い方でしょうか。
 国のもので今のところ、名古屋の動物検疫所に2基配置してありまして、県は国のほうに要請しましてそれを借り受けることができるというところでございます。

〇東委員 この21ページに発生状況が出ていますが、これで焼却処分をしているところの、今の国の焼却炉を活用しているところというのを把握されていらっしゃいますか。

〇巽対策監 藤田委員もおっしゃったとおり、10事例目の兵庫県淡路市におきましては焼却事例ということでございます。そのほかは全て埋却と今のところ聞いております。

〇東委員 私が9年前かに県議会議員になって、その後すぐに鳥インフルエンザが出て、東紀州も相当数鳥がありまして、そのときに埋却処分地はここがいいんじゃないかという相談をしながらさせてもらったという記憶があるんですが、やっぱり焼却が後々一番よくて、焼却炉をもっと増やすべきだというふうにそのとき思ったんです。ただ、幾らぐらいするのか分からないし、誰がいつどうやって管理をするのかというのがあって、国のものをお借りするということになると、台数は限られていますよね。移動焼却炉そのものが。こうやって発生したときに、うちでやりたいですといったとき、いや、もう出払っていますというのが現状だと思うんですけれども、その辺の、行く行くというか近い将来、全国的に焼却炉を自分のところで持つ考え方を示すということはないんでしょうか。あればいいと思うんですけれども、私は。

〇巽対策監 移動式焼却炉の利用なんですけれども、今期におきましてもちょっとないような状態です。
 委員がおっしゃるように、複数の県が使うとなるとそういった事態も発生すると思うんですけれども、今のところそういった事態は発生していない。それとともに、やはり委員がおっしゃったように重なることもあるので、国のほうにはその設置、数をそろえるようにという要望はさせていただいておるところでございます。

〇東委員 ということは、基本的に中央で整備をして県は借りるという流れということで理解していいんですか。
 それと、国へ要望するのに、例えば鳥を殺処分しなきゃいけないような地域ということに重点的に置いて、その近くに何基ぐらい必要かというようなこととか、そういう要望も併せてあるんでしょうか。

〇巽対策監 県のほうとしては、まず先ほど説明させていただきましたように、農家が用意しました埋却地ですると。移動式焼却炉の利用におきましては、その段階でできない場合にほかの方法を取るというところの中の一つと考えておりまして、今のところ、移動式焼却炉をここに置いてくれという要望は特にございません。
 三重県の場合は、たまたまですが名古屋市にあります動物検疫所が近いものですから、ほかの県よりは割と有利に物を運べると考えております。

〇東委員 いや、同じ話を何回も聞くようで申し訳ないんですが、基本的に埋却を指導しているという感覚でいいんですか。鳥インフルエンザで殺処分しました、何万羽処分しなきゃいけない、それはそういう基準になっていて、ただ、いろんな環境面も含めてですけれども、燃やすほうが後々いいというか、燃やすほうがいいと私も思うんですが、現状としてはそういう方向性にはないんですか。

〇巽対策監 若干、私の説明が悪かったかも分かりません。
 県としては、第一義的と言わせていただきましたけれども、病気が発生したときの処分方法を農家の責務においても確立するために、国のほうの指導指針としまして、それを用意させるというのが今の法律でございます。そういう意味で第一義的という言葉を使わせていただいたところもございます。
 鳥インフルエンザにおいては、やはりウイルスの病気ですので早期に封じ込めるということが重要になってきます。その場合におきまして、自分のところの農場内に埋却地があれば移動することなくそのまま埋却できるというところで、国はそれを推奨しておるところもございますが、県としても焼却を全然否定しておるわけではございません。あとは、どのように焼却するか。基本的には市町が持っていただいておる焼却炉を使わせていただくなりして、そういった方法も想定はしております。
 先ほどの藤田委員の御発言の回答にもなるんですけれども、県としましては、今後、引き続き市町に対しましてそういった状況を踏まえて御協力願うように働きかけてまいりたいと考えておるところでございます。

〇東委員 説明いただきましてありがとうございました。
 いろんな課題があると思うんですが、つまり緊急を要することで埋却地を確保するということが責務であるということは確かですが、将来的なことを考えると、やっぱりそこで焼却したほうが次のためにいいと思うんです。
 例えば、ごみ焼却施設というのは一般廃棄物でペットとかも焼却しているところもあると思うんですが、それは非常に地域住民に理解されにくいところがあると思うんですが、そういうところも迫ってきている危機だと一つは思いますので、ぜひ明確な指導をしていただければなと。責務として埋めなさいということにはなっているけれども、焼却するほうが数段、次の展開にはいいと思うので、引き続き御指導いただければなというふうに思います。
 以上です。

〇中瀬古委員長 ほかにございませんでしょうか。
          〔発言の声なし〕

〇中瀬古委員長 それでは、なければ(2)米の需給見通しとその対応についてから(4)高病原性鳥インフルエンザに係る本県の対応状況についてまでの調査を終わります。
 
 (5)令和元年度森林環境譲与税の県内における活用状況報告について
    ア 当局から資料に基づき説明(村上次長)
    イ 質問

〇中瀬古委員長 それでは、御質問等がありましたらお願いいたします。

〇藤田委員 23ページの最後のほうなんですけれども、「ICTなどのスマート技術を有効に活用できる人材の育成等に向けて、新たな拠点施設の整備」と書いてあるんですが、これは具体的にどこに何を整備するんですか。

〇村上次長 今のみえ森林・林業アカデミーにつきましては、林業研究所でその業務を行っているわけですけれども、そこに新たな校舎を建設いたしまして、そちらのほうでICTなどのスマート技術も有効に学習できるような施設環境を整えていくということで、今年度から設計調査等に着手をしているところでございます。

〇藤田委員 新しいアカデミーの校舎を造る、その方向で調査をしているということなんですね。分かりました。ありがとうございました。

〇中瀬古委員長 ほかにいかがですか。
          〔発言の声なし〕

〇中瀬古委員長 では、なければ(5)令和元年度森林環境譲与税の県内における活用状況報告についての調査を終わります。
 ここで、(6)「漁業権設定河川における公共事業、地域開発等に関する基本方針」の見直しについての調査に関連して、県土整備部の職員の出席を求めておりますので御了承願います。
 この際、県土整備部の職員が入室しますので、着席のままお待ちください。
 
          〔県土整備部 入室〕
 
 (6)「漁業権設定河川における公共事業、地域開発等に関する基本方針」の見直しについて
    ア 当局から資料に基づき説明(荒島次長)
    イ 質問

〇中瀬古委員長 それでは、御質問等がありましたらお願いいたします。

〇稲森委員 まず、基本的なところを教えてほしいんですが、9月30日に一般質問をさせていただいて部長にも御答弁いただいたと思いますが、そのときの答弁でした、部長が、内水面漁協の自主的な取組に期待したいということをおっしゃったということ、それから、公共工事に関連していてもケースによってはいい協力金と悪い協力金があるというような趣旨で僕は受け取ったんですけれども、協力金全てを見直す必要がないんだというような趣旨のお話をされたというように記憶しているんですけれども、そのときの考え方と今のこの方針というのは随分違うんではないかなというふうにも思うんですけれども。

〇前田部長 稲森委員から本会議のときに御質問をいただきました。
 ここに書いてあります最後のところの今後の対応にもありますように、内水面漁協のほうも、今も引き続きコンプライアンスの向上に向けて内部で検討していただいておるというふうには理解していますし、県も引き続きそこのところは一緒になって取組を進めたいというのは、そのときも同じ考えでございます。
 さはさりながら、こういう形で特に公共事業に係るものについて、県としての姿勢を示すという形で、今回、このような案をお示しさせていただいたということでございます。

〇稲森委員 今回、公共工事のほうに関してということなんですけれども、この漁業権設定河川における公共事業、地域開発等に関する基本方針は地域開発等ということも含まれているかと思うんですけれども、今、桑員河川漁業協同組合の事件でも起訴されて公判が進んでいるのは、桑名市が許可権限を持っている開発工事だったと思うんですけれども、そういう開発工事に対してはどういう考えを県として持っていくんですか。公共工事じゃなしに。

〇更屋副部長 まず、協力金の種類について、少し説明させていただきたいんですけれども、協力金は大きく3つございまして、企業のCSR活動の一環として、内水面漁協が清掃とか放流イベント等を行うときに水産資源が増殖できる環境の維持に協力するという形の協力金が1点目、2点目としまして、桑員河川漁協もそうなんですが、用排水を行っている企業と漁協が公害防止協定を締結して協力金という形で支払っている協力金、それから3点目が、今回の方針にありますように公共工事とかで何らかの形で被害が出ることを想定した協力金という形の大きく3つの種類がございます。
 その3つの種類ともに、今、内水面漁連のほうで今後、協力金の在り方をどうしていこうか、コンプライアンス推進の面からどうしようかということを検討しておる中で、先ほど、部長が答弁させていただいたように、まずは県の発注工事で姿勢を示すということで県の発注工事について検討を進めたところです。
 ほかの部分につきましては、今、内水面漁連のほうで引き続きその在り方を検討していただいておるところでございます。

〇稲森委員 この事件の公判って傍聴されたことはありますか。桑名市は傍聴に来ているんですけれども、こういう事件の行方というのを分かっていないと、事実関係も含めてこういう見直しというのはできないと思うんですけれども。

〇前田部長 農林水産部としては傍聴には行ってございません。

〇稲森委員 大事なところは、この2番のところも含めて見直しをしていくということがやっぱりすごく大事だと思っていて、今、県土整備部がすごく矢面に立たされていますけれども、元はといえば、農林水産部が県土整備部に対して漁協の声を代弁するような形で対策を求めてきたという、そこが一番で、農林水産部のこれまでの責任としてはめちゃめちゃ重いんだと僕は思っているんです。
 これまでの農林水産部が県土整備部に求めてきた、工事を行う際あるいは許可を受ける際に漁協へ行きなさいということをもともと促してきたのは農林水産部の責任が原点にあるというふうに思っているんですけれども、その責任というのはどういうふうに認識していますか。部長、どうですか。

〇前田部長 そこの事実関係、農林水産部のほうからどういう形で県土整備部なり発注者にそういう内水面漁協との関係をということで要請してきたかというのは、私も存じ上げてはいないんですけれども、基本的に農林水産部としては、内水面漁協を所管する部署でございますので、そういう関連において農林水産部の責任も当然あるというような形で考えております。

〇稲森委員 分かりました。
 24日には判決も出ることになっていますので、ぜひどういう中身やったかということは十分把握してほしいと思います。
 それから、農林水産部が漁協に対して団体検査というのを行ってきたかと思うんですけれども、これからコンプライアンスとかも含めて、どういうふうに監督をしていくのか、そういう考えはあるのかということと、仮に漁協が協力金を禁止しますとしても、なお水面下でそういうことが行われていたような場合に、農林水産部としてはどういう対応ができるのか、例えば、漁協の解散を命じるというようなことだったり、あるいは立入検査をしたりとか、漁業権を剝奪することだってできると思うんですけれども、そういう、この対応を守らなかったときにどういう対応をしていくのかというところも教えていただきたいと思います。
 それから、濁水の被害で因果関係が明確であるかどうかというところの検証というのは具体的にどういうふうにやっていくか。

〇更屋副部長 まず、現在とこれからという形で説明させていただきますと、今、水産分野の中に指導部門があり、その企画総務分野の中に団体検査部門がある状態になっていまして、その指導分室というのに基づいて検査に行っているわけなんですけれども、現在は平成11年にあるように、協力金があるという前提での検査になっていますので、例えば関係企業と合意した協力金になっているかとか、協力金を間違って組合員に配分していないかとか、あるいは、協力金はきちっと企業と話し合った稚鮎の放流とか環境に使われているかというところの検査になっています。
 この方針ができますと、今度は逆に、こういう企業との工事に基づく金品を要求することはいけませんよとか、あるいは、工事期間中は金品授受を一切禁止しなさいという指導になりますので、検査の視点も変わってきまして、今の業務報告書にきちんとどこの企業から幾らもらったかというのは出てきますので、次回の検査からは、それがちゃんと工事に関わらないものであるか、工事期間に行われていないものかということの検査となります。

〇伊藤(徹)課長 指導に関しましては、これまでもコンプライアンスの遵守をしっかりと組合に指導してきたところであります。
 先ほど副部長からも御答弁させていただきましたように、協力金を求める場合には、当然それが不正要求であってはならないということもありますし、両方がしっかりとした合意の上でやられていたというところの前提で、これまで検査も含めてやってきたところです。
 今回、こういう形で見直して禁止という形になってきますので、引き続き組合に対してはそういったコンプライアンス遵守の指導をさらに徹底していきたいというふうに考えております。

〇藤田課長 濁水の発生状況の確認についてですけれども、新たに設けます濁水漁業被害の相談窓口、こちらにつきましては、漁協からの相談を受ける窓口と考えております。
 そして、漁協から、工事発生場所から濁水が発生しているということの連絡を受けまして、水産担当部局と工事担当の者で確認に行って、発生箇所を確認して、対応に当たっていくというふうに考えております。

〇稲森委員 僕も素人なんで、その因果関係のところをもう少し教えてほしいんですけれども。因果関係があるというのは、例えば具体的にどういうふうに判断するんですか。新聞で読んだ限りですけれども、東員町長が新聞に出ていましたけれども、死んだ鮎を川へ放り込んで、それで死んだやないかといって協力金を求められるというケースもあったと報道にありましたけれども、そういう場合、どういうふうにそういう因果関係を。仮にもそんなことが行われたら因果関係というのはつかめるんですか。
 それによって漁業補償も適切にやっていくとまで書いてあるので、そこはきっちりできるんかということを教えていただきたいのと、今、コンプライアンスの観点から検査をきっちりやってきたというふうにおっしゃっていましたけれども、結果としてこういうことが起きているということは、その検査ができていなかったということでよろしいんですか。

〇藤田課長 施工場所が本当に濁水発生の原因箇所になっているかどうか、そういったものの確認を行って、そこから出ていることを確認して、その影響で例えば漁ができないとか、あるいは、魚が死んだとか、そういったことを直ちに確認に行くようなことを想定してございます。
 ただ、死んだ魚を持ってきて、置かれて、そこを、その……。

〇稲森委員 そんなことが起きているんですよ。

〇藤田課長 そこが、あくまでこれはそういう工事の影響を受けて被害を受けているということを確認するんですけれども、死んだ魚をということですね。

〇更屋副部長 因果関係のところなんですけれども、県の職員だけで因果関係を判断するということではなくて、第三者、あるいは一つには大学の教授を想定しているんですけれども、その方も入っていただいて。実際、工事の影響で被害が起こっているのか、自然災害の関係で起こっていないかというところも第三者にも入っていただいた上で因果関係が認められた場合に補償していきたいと思っています。
 それから、検査のところなんですけれども、先ほど言わせていただいた、今まで協力金が目的どおりに使われているかとか、ちゃんと組合員に配分されずに放流とか環境に使われるかという観点で検査してきていますので、例えば合意どおりに使われていなかったとしたり、あるいは、ちゃんと合意の文書が残っていなかったことに対して過去から指摘はしてきているんですけれども、その金額が妥当なのか、多過ぎないかとかそういう点では検査が不十分であったというふうに思っています。

〇稲森委員 ちょっと不思議なんですけれども、こういう漁協をめぐって、24日はどうなるか分かりませんけれども、仮に有罪判決を受けたとしたら、それでも何事もなかったように漁協として活動ができて、漁業権も引き続き設定されてやっていくのかというところが納得できないんですけれども、その辺をどう考えているかということと、もう一つは、内水面漁場管理委員会の委員に、今、逮捕、起訴された組合長が非常勤の特別職の公務員として入っているということもどうなのかなというふうに思うんですけれども、その辺の考えも聞かせていただけますか。

〇更屋副部長 1点目はまた指導の関係で、2点目の内水面漁場管理委員会の委員の関係は、任期が11月末までになっておりまして、12月以降の委員で再任はされていない状況になっております。

〇伊藤(徹)課長 組合指導につきましては、水産業協同組合法(水協法)に基づいて内部指導であるとか組合指導を行ってきておるところです。法律上、今回のような不当要求の事件が発生したことを前提に、組合の解散を県のほうから強制するということはできないという状況になっておりますので、繰り返しになるんですけれども、組合に今後そういったことを起こさないようなコンプライアンス遵守の指導をなお一層強力化させていくということになろうかと思います。

〇稲森委員 取りあえず分かりました。

〇中瀬古委員長 ほかにございませんでしょうか。
          〔発言の声なし〕

〇中瀬古委員長 では、なければ(6)「漁業権設定河川における公共事業、地域開発等に関する基本方針」の見直しについての調査を終わります。
 ここで県土整備部の職員が退室いたしますので、着席のままお待ちください。
 
          〔県土整備部 退室〕
 
3 委員間討議
 (1)所管事項調査に関する事項  なし
 (2)執行部に処理経過の報告を求める事項

〇中瀬古委員長 なければ、次に、本会議への常任委員長報告として、本日の常任委員会での議案審査及び所管事項調査に関して、執行部に処理経過の報告を求めるべき事項は何かございますでしょうか。

〇津田委員 先ほどのお茶振興の話なんですけれども、我々は3月で委員会がなくなりますけれども、大きな指針を来年度つくっていくということなんですが、2ページの説明分ではちょっと心もとないところもありまして、来年度、指針の基本的な考え方だとか輸出のことだとか、そういうのを踏まえまして、3か月しかありませんけれども、次の常任委員会のときにさらにボリュームアップした考え方を説明していただけると大変ありがたいなというふうに思いますけれども、皆さん、どうでしょうか。

〇中瀬古委員長 今、津田委員のほうから御意見がございましたけれども、いかがでいらっしゃいますか。
 今から3月に向けて3か月ですけれども、そこで来年度の考え方の説明というところ、そこに向けていかがかというところでございましたが。
          〔「いいんじゃないですか」の声あり〕

〇中瀬古委員長 では、この件につきましては、本委員会として執行部に対して経過報告を求めることにいたしまして、その旨、12月21日の本会議において報告したいと存じますが、意見はございませんでしょうか。
          〔「異議なし」の声あり〕

〇中瀬古委員長 では、御異議なしと認め、そのように決定いたしました。
 次に、報告を求める時期についてはいかがいたしましょうか。

〇津田委員 我々が解散する前の3月の定例月会議によろしくお願いしたいと思います。

〇中瀬古委員長 では、3月の定例月会議に報告を求めるということの御意見を頂きまして、そのことについて、3月議会に報告を求めることといたしたいというふうに存じますけれども、御異議ございませんでしょうか。
          〔「異議なし」の声あり〕

〇中瀬古委員長 では、御異議なしと認め、そのように決定をいたしました。
 
          〔当局 退室〕
          

          (書記配付)
 
(3)全国植樹祭について
〇中瀬古委員長 先の委員会において、全国植樹祭の招致について、決議書を提出してはどうかとの御意見があり、代表者会議においても了承を得られましたので、正副委員長において案を作成し、資料1として配付させていただきました。
 この決議案につきましては、委員会提出の議案として委員長名をもって提出いたしたいと存じますので、その点を踏まえて御検討をお願いいたしたいと思います。
 まず、決議案について、説明をいたします。

          (書記朗読)

〇中瀬古委員長 それでは、この決議案について、御意見等があればお願いいたします。

〇藤田委員 確認ですけれども、これは森、森林、林業に限定した植樹祭なんですか。
 私たちの都市生活の中に木を植える、こういう視点というのは全国植樹祭の中にはないんですか。

〇津田委員 私も賛成で、そういうことを皆さんで話し合って決められたらいいと思います。
 私も、森、森林のみならず、海だとか川だとか植物だとか動物だとか、その何かつながりみたいなもの、我々はそういうメリットを享受しているだとか、そういうものもちょっと文案の中に入れていただきたいなと思いますし。
 それと、決議文と提案説明というのは異なるようにするのか大体一緒にするのかということもこの場で決めていかないといけないのかなというふうに思いますけれども。

〇藤田委員 緑化という視点が植樹というところに入るのかどうかを、僕は入れてほしいなというふうに思うんですけれども。そういう視点の内容も決議文の中に入れていただけないかなというのが私の思いです。

〇中瀬古委員長 ほかにいかがでしょうか。
 時代も変化をしてきておりますので、前回からそれこそ40年以上も経過し、今のこの状況から未来を考えていくという、そんなような感じのところが皆さんの御意見などもあるかと。先ほど伺っている中ではありましたけれども、いかがでしょうか。

〇東委員 確認したいんですが、「本県では、昭和55年に『緑と太陽豊かなくらし』」って、これはどこかで句読点か何かを入れないといけないんじゃないかなという気がするんですが。当時はこのままのテーマだったんでしょうか。「緑と太陽 豊かなくらし」ですよね。「緑と太陽豊かなくらし」って、そのままいくものなんですか。

〇中瀬古委員長 この辺りはいかがでしょうか。「緑と太陽豊かなくらし」。

〇東委員 点も何もない。

〇中瀬古委員長 ないですね。

〇東委員 今、考えるんだったら、緑と太陽で、句読点を入れるか真ん中に点を入れるか。

〇中瀬古委員長 こちらのほうで、先ほど津田委員からなんですけれども、この表紙のところはこのままなんですが、今、中を開けましたら、緑と太陽、ここに1つ空間というか……。

〇東委員 空間ね。

〇中瀬古委員長 点とか句読点とかそういうのはないんですけれども、スペース……。

〇東委員 スペースですね。

〇中瀬古委員長 が少しありますが、でもどうなんでしょう。それが本文のほうでどういう形になっているかというのは。
          〔「そんなことやで変えられやんか」の声あり〕

〇東委員 これ、こういう……。

〇中瀬古委員長 そうですね。本文の中の大会テーマとしましては、もうそのまま。

〇東委員 そのまま。

〇中瀬古委員長 はい、句読点などはないですね。

〇東委員 過去のことは変えられない。でも……。
          〔「いや、未来は変えられる」の声あり〕

〇東委員 ただ、文章的には本当に面白い。ちょっと変、違和感がありますね。おや、と思う人がおられるんじゃないかなという気がするだけで。
 その上の行に即した「緑豊かな」というんだったら。「太陽豊かなくらし」って、というふうにも読めなくはないんです。恐らく「太陽 豊かなくらし」なんでしょうね、意味合いとしては。

〇中瀬古委員長 そうですね、すみません。

〇東委員 「緑豊かな」は普通に使いますけれども、「太陽豊かな」というのはないですもんね。

〇中瀬古委員長 いえ、ありがとうございます。
 この中からは読み取れる部分が、すぐには分かりかねるんですけれども。申し訳ありません。ちょっとそのままなのかなという感じがいたします。
 いかがでしょうか。

〇津田委員 決議文は読み上げずに残る文章で、提案説明は委員長が読み上げる文章で、一緒にするのかちょっと違うのかというのは皆さんと相談なんですけれども、どちらかに。すみません、注文が多くて申し訳ないんですけれども、まとめ上げるのが書記の力の見せどころやで、頼むね。
 やっぱり、一つは、緑豊かな自然、故郷というのは先祖から受け継いできた、それを次の世代へリレーしていく、先祖から頂いたプレゼントで、それを受け継いでいく、リレーしていくという責務があるんだというような言い方、使命があるとかそういうような言い方ができないかなというふうに思います。
 それともう一つ、藤田委員が言われることなんですけれども、森、森林ということじゃなくて、山や川や植物、動物、生命に対する尊厳だとか、それからもっと派生していくんだけれども、我々は大自然からいろんな恩恵を受けていますが、酸素もそうだし、食べ物もそうだし、衣食住、木を植えて育てて切って家を造って、また木を植えるという木の文化、それから四季折々の景色だとか風景だとか、森は水を蓄え、洪水を防いで防災だとか、それから、もう一つは、三重県で大きく緑、森林というのは大事にするけれども、1本の街路樹って結構、大切にしないので、大きな森林、森から1本の木まで大切にしてほしいというのを。いろいろ言いましたけれども、そういうのをうまく。書記、よろしくお願いいたしたいと思いますけれども。そういうことを伝えて、次の世代へ伝えていくというようなメッセージを委員長から読み上げていただきたいなと。

〇中瀬古委員長 ありがとうございます。
 ほかに御意見はいかがでしょうか。
 西場委員、木の文化など出ましたが、いかがでいらっしゃいますでしょうか。

〇西場委員 出てくるんですよ。皆さん……。

〇石垣委員 ちなみに、先ほど津田委員がおっしゃったのは、この決議案のほうにぜひ入れる方向でという形ですよね。提案説明のほうで成案でこの内容をということではなくてということですよね。

〇津田委員 どちらでもいいんですけれども、結構、決議文というのは文書として残りますけれども読み上げないんです。しかも、表題も読み上げられないケースもあるので、残していくという意味では非常に大事な文章ですけれども、提案説明というのは本会議で読み上げる文章なので、どっちを充実していけばいいのかなとなると、どっちもどっちなんですけれども、委員長が気持ちを込めて読み上げる文章のほうを充実したほうがいいのかなというふうに思っていますが、別にそこはこだわらないです。
 ただ、ちょっとハードルが高いのは、やっぱりすごく大きな決議なので日本共産党も含めて理解を得られないといけないので、その努力は、我々会派にいる人間は会派に説明し、この委員会に入っていない公明党とか、日本共産党は、まあ、私が山本里香議員に言ったらいいんですけれども、そういう努力が一つ大きなハードルかなというふうに思いますけれども、反対はされないと思いますけれども。そこは事務局の腕の文章力やね。よろしくお願いします。

〇中瀬古委員長 いかがでしょうか。

〇藤田委員 決議文の中にいわゆる緑化の視点という表現は入れてほしいです。
 これだと、自然の森林、人工林含めてですけれども、そこに対して木を植えようよ、そこから得た生産物を使っていこうよということにとどまっているような内容に、読んでみると感じるんです。
 だから、自然の中へ木を植えるのも当然だけれども、我々が住んでいる、生活をしているところへももっともっと木を植えようよというようなイメージを入れていただけるとありがたいなというふうに思います。
 恐らく、もともとは林業を含めての全国植樹祭であったのかもしれませんけれども、都市化が進んできている中でそういう視点も入れていく必要があるのかなというふうに思いますが、いかがでしょうか。

〇中瀬古委員長 ありがとうございます。
 いかがでしょうか。

〇西場委員 国土緑化推進機構、そこが全国植樹祭の趣旨をもって主催してやっていくんだから、今、藤田委員が言われるところの部分はまさにそれが本命かも分からん。ちょっと資料がないので分からへんけれども、我々はそこを三重県型としてどうアレンジするかというプラスアルファとかいろいろ三重県型を加味することができるけれども、主催ではないので。国土緑化推進機構の趣旨があるから、それに沿っていかざるを得ないし、さらに三重県型でいかにそれにこういう味をつけるかというところだけやっていかんならんかなと、そういうふうに思うんで、またそこを事務局のほうでよく調べてもうて資料をもらうと、もう少し知恵を出せるか分からんな。

〇稲森委員 機構と開催都道府県が主催していると書いてあります。大会会長は衆議院議長だそうです。

〇津田委員 これは私がちょっと機構のほうへ行って話を聞いてきたんですけれども、機構は農林水産省の外郭機関なんです。だから、都市緑化に偏り過ぎると駄目だけれども、都市緑化を入れていただけるということは全然問題がありませんということは常務理事が言っておられましたけれども。趣旨に反するとあかんけれども、そこはまたうまいこと入れてください。

〇中瀬古委員長 ありがとうございます。

〇稲森委員 質問なんですけど。
 全国植樹祭と全国育樹祭ってどう違うんですか。何か、全国育樹祭というのは。

〇中瀬古委員長 全国育樹祭もありますね。

〇津田委員 私に聞いても分からない、全国育樹祭って何年か前にあったんですけれども。

〇西場委員 これは連動しておるんですよ。全国植樹祭の後。植樹するでしょ、今度、枝打ちなんかをするような時期になったらもう一遍その場所、多分、同じ会場やと思うんですけれども、そこで育樹祭をやる。

〇稲森委員 1993年に三重県民の森でやっていますね。

〇西場委員 何年後になるんですか。
          〔「3年後」「13年後」「あ、県民の森でやっていたんか、全国育樹祭も」の声あり〕

〇稲森委員 1993年、第17回。

〇西場委員 天皇陛下がお手植えされた木に、今度、枝打ちをそのときの皇太子殿下がなされるという行事がずっと続いているみたい。

〇稲森委員 勉強になりました。すみません。

〇中瀬古委員長 いかがでしょうか。
          〔「結構です」の声あり〕

〇中瀬古委員長 よろしいですか。
 たくさん御意見を頂きましてありがとうございます。
 皆さんから頂いた御意見、本当にこれからの世代にまたつないでいくように、これまでも受け取ってきたものをつないでいけるようなところで決議案をまた正副委員長で。次回の委員会において再度御協議をいただきたいと存じます。今日はいろいろ御意見を頂きましたので……。

〇津田委員 次の議会運営委員会が12月18日なんです。だから、議運で出来上がったものをかけないといけないので、この場で正副委員長一任を採って。15日の、みんなが予算決算常任委員会で来る日があるじゃないですか。予算の考え方についての説明。だから、それまでに文章を。ここでもう正副一任で決めておいて、文章を作っていただいて、各会派を回っていただくことをしないと間に合わないので、ここでもう正副一任を採っておいたほうがいいと思います。

〇中瀬古委員長 ありがとうございます。
 ということで、今、津田委員からそのように御意見いただきましたので、この場で正副一任ということで皆様から一任のお声を頂きましたらこちらのほうで作成していくというような形になるかと思うんですが、皆さん、そちらでよろしいでしょうか。
          〔「はい」「異議なし」の声あり〕

〇中瀬古委員長 では、そんな形で正副委員長でということで取りまとめてまいりたいと思っております。ありがとうございます。
 では、次に、本会議における提案説明について御協議をいただきます。
 資料2のとおり、正副委員長で提案説明の素案を作成いたしましたので御覧ください。提案説明の案のほうでございます。
 事務局のほうからお願いします。

          (書記朗読)

〇中瀬古委員長 先ほどの決議案での御意見も振り返っていただきながら、提案説明の内容について、御協議を願いたいんですが。先ほどちょっと言っていただきましたけれども、決議案と同じにするのか、決議案は残るものとしてのきちんとした形、提案説明は説明として口頭で説明をするというようなところで、先ほど津田委員から御意見いただきましたが、いかがでいらっしゃいますか。ほかに御意見は。

〇藤田委員 これは決議案を読むんですね。

〇中瀬古委員長 読み上げですね。

〇藤田委員 読み上げていますね。
 何か、先ほど津田委員が決議案は読まないとおっしゃっていましたけれども、そういう内容になっていますね。

〇津田委員 原稿は文書として残るんですけれども、本会議で読み上げるところがないんです。

〇藤田委員 それを読むということですね。

〇津田委員 そうですね。提案文はそれを読むということなんですが、まあどっちでも。別に変えてもいいし、一緒でもいいし。事務局としては一緒にしたいわけでしょう。じゃあ、まあそれで。

〇藤田委員 内容が変わってくるというわけや。

〇津田委員 内容が変わると駄目……。

〇藤田委員 今の意見を反映させていただいて、この内容が変わってくるということですね。
 分かりました。

〇津田委員 一緒でも構わないですし。

〇中瀬古委員長 先ほどの御意見いただいたものを盛り込んで作成して、同じものでというところで。
 よろしいですか。
          〔「はい」の声あり〕

〇中瀬古委員長 ありがとうございます。では、その形で先ほど御意見いただいたものを盛り込みまして、決議案、そしてその説明ということでさせていただきたいと思います。
 それでは、本日頂いた御意見等を踏まえて、正副委員長で整理をして。今日は正副一任ということで頂きましたので、再度。ここで採決ですか。

          (書記説明)

〇津田委員 17日の分科会で、県議会議員は半分の人が来ないでしょう。だから、了承が取れやん。

〇東委員 委員会での了承を17日に取るということですね。

          (書記説明)

〇津田委員 で、17日で確認……。

          (書記説明)

〇津田委員 それで、各会派はどういうふうに了承していくのか。

          (書記説明)

〇津田委員 大体、こんな感じでいきたいけどもと言うて了承を取るということか。

          (書記説明)

〇津田委員 順序が逆になるけども、ええんやろか。

          (書記説明)

〇津田委員 18日に日本共産党も含めて了解を取るという……。

〇藤田委員 ちょっと後のあれで……。

〇津田委員 ええんか。

〇中瀬古委員長 委員協議のほうでもう一度しましょうか。

〇津田委員 うん。

〇中瀬古委員長 それでよろしいですか。
 後の委員協議がございますので、そちらのほうでお願いいたしたいと思います。
 
〔閉会の宣言〕
 
               三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。
                                  環境生活農林水産常任委員長
                                                     中瀬古 初美

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