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平成26年3月10日 教育警察常任委員会 予算決算常任委員会教育警察分科会 会議録

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教育警察常任委員会

予算決算常任委員会教育警察分科会

会 議 録

(開 会 中)

 

開催年月日     平成26年3月10日(月) 自 午前10時0分~至 午前11時40分

会  議  室     502委員会室

出 席 委 員     8名

             委 員 長      長田 隆尚

             副委員長       大久保 孝栄

             委    員      小島 智子

             委    員      吉川   新

             委    員      村林   聡

             委    員      津田 健児

             委    員      三谷 哲央

             委    員      山本 教和

出席説明員

      [警察本部]

             本 部 長                          高須 一弘

             警務部長                         塚本 雅人

             生活安全部長                      柏尾 泰宏

             刑事部長                         吉水 幸宏

             交通部長                         別府 清雄

             警備部長                         水井   寛

             警務部首席参事官 警務課長            西川   稔

             生活安全部首席参事官 生活安全企画課長  小林 一夫

             刑事部首席参事官 刑事企画課長         中森 日出男

             交通部首席参事官 交通企画課長         永戸 吉朋

             生活安全部参事官 地域課長            田中 健一

             刑事部参事官 組織犯罪対策課長         北村 未夫

             総務課長                         山脇 栄一

             会計課長                         小松 雅和

             少年課長                         服部 光治

             生活環境課長                      瀬古 充也

             交通規制課長                      渡邊   貴

             警備第二課長                      中谷 佳人

                                                 その他関係職員

委員会書記     議  事  課   班長   上野   勉

             企画法務課   主幹   橋本 顕治

傍 聴 議 員     なし

県 政 記 者     2名

傍  聴  者     3名

議題及び協議事項

Ⅰ 分科会(警察本部関係)

 1 議案の審査

  (1)議案第3号「平成26年度三重県一般会計予算」(関係分)

  (2)議案第103号「平成25年度三重県一般会計補正予算(第8号)」(関係分)

  (3)議案第52号「三重県警察関係手数料条例の一部を改正する条例案」

Ⅱ 常任委員会(警察本部関係)

 1 所管事項の調査

  (1)平成24年度包括外部監査結果に対する対応結果について

  (2)刑法犯等の情勢について(平成25年中)

  (3)交通事故情勢について(平成25年中)

  (4)警察本部における組織改編について

 

【会議の経過とその結果】

 

〔開会の宣言〕

 

〇長田委員長 この際、高須本部長から発言を求められておりますので、これを許可します。

〇高須本部長 昨年8月、三重郡朝日町地内で発生した女子中学生被害に係る強盗殺人等事件につきましては、去る2日、被疑者の逮捕に至りました。
 亡くなられた被害者の方の御冥福をお祈りいたしますとともに、御遺族の皆様にお悔やみを申し上げます。
 また、これまで捜査に御協力くださいました多くの方々に感謝を申し上げる次第であります。
 本件は、県民の皆様に大きな不安を与えるなど、極めて社会的関心の高い事件であり、その真相解明こそが我々の使命、責務であると改めて認識しているところであります。
 特に、本件被疑者は少年法にいうところの「少年」でございますところから、くれぐれも慎重に捜査を進めてまいりたいと考えておりますので、委員各位をはじめ県民の皆様におかれましては、引き続き御理解と御協力のほどよろしくお願い申し上げます。
 以上でございます。

Ⅰ 分科会(警察本部関係)

 1 議案の審査

  (1) 議案第3号「平成26年度三重県一般会計予算」(関係分)

    ①当局から資料に基づき補充説明(高須本部長、塚本警務部長)

    ②質疑

〇長田委員長 それでは、御質疑があればお願いいたします。

〇小島委員 施策131「犯罪に強いまちづくり」の2番の子ども見守り事業の中の街頭緊急警報装置についてお伺いしたいと思います。
 継続ということで2112万円余りつけていただいてあるんですけれども、これ継続ですので、今まで置いていただいたところの実際の効果ですとか、そういうものをどういうふうにお考えかということ。数で何件押されて、どうというのは、なかなか難しいのかもしれませんけれども、その辺の現状・効果というあたりはどうやってお考えか、お聞かせいただきたいということと、それから、場所は2つ選定していただいてあるんですけれども、配置をしていただく場合、どんなことに留意して配置されてるのかあたりについてお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。

〇柏尾部長 まず、効果の件でございますが、3つございまして、1つは、その設置箇所における犯罪抑止力の向上でございます。2つ目は、その設置地区における住民の皆さんの安心感の醸成でございます。そして、3つ目として、通報された場合、画像が残っておりますので、事件であれば捜査への活用と、こういうことで、おおむね具体的な数値というのは、委員御指摘のように、なかなか難しいんですが、多く住民の皆さんの声を聞きましたら、やはり今申し上げたような効果はあったものと考えております。特に住民の皆さんの安心感の醸成という上においては、大きな効果が得られたものと考えております。
 それと、設置の基準につきましては、やはり住民の皆さんが不安に感じておられる街頭犯罪であるとか、また、子ども・女性に対する声かけ事案が多い地区、そして子どもの通学路等を中心に設置を考えております。そして、今回は津警察署管内、伊勢警察署管内で設置の予算を要求しているところでございます。

〇小島委員 ありがとうございました。それについて、何件とかいうことではないと思うんですが、実際に通報というのは、今までつけていたところであったわけですか。

〇柏尾部長 当然、通報はございますし、過去においては事件の検挙につながったものもございます。

〇小島委員 わかりました。大体この2100万円というのは、どのくらいの数やというふうに、予算的には考えたらよろしいんでしょうか。

〇柏尾部長 これは、津警察署管内で8基、伊勢警察署管内で8基の合計16基でございます。

〇小島委員 ありがとうございました。住んでらっしゃる方、それから抑止力にするためにも、ついてるなとわかることが大事やというふうに思いますので、この取組を広げていただいて、また、どういう効果があったかとか、具体的に教えていただけるような事例があったら、ぜひお教えいただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。

〇長田委員長 ほかにございますでしょうか。

〇津田委員 先ほどの質問とちょっと関連するところではございますけれども、今回の朝日町事件─本当に御苦労さまでございました─もそうだったんですけども、民間が持つ防犯カメラも含めて容疑者検挙につながってきたわけでございますけども、プライバシーの保護という観点もありますけども、私は極めて有効な手段だと思っておるんですけども、警察が設置をする、あるいは市が設置をする、あるいは商店街の組合方が設置するということで、四日市市のほうも条例を検討されておられるようでございますが、そういった広がりというのは大切なことだというふうに思ってるんですね。ですので、もう既にやってらっしゃるかとは思いますけれども、警察のほうから、各市、あるいは組合のほうに、やっぱりカメラがあることは治安の維持に非常につながってきますよということを、多く広く広報していただきたいなというふうに思ってるんですが、それについてちょっとお聞かせ願いたいんですけども。

〇柏尾部長 地域社会の安全・安心を確保するためには、やはり警察だけではできませんので、住民の皆さんはじめ自治体との連携を、これまでもとってきたところでございます。
 その防犯カメラの設置につきましても、これまでも各自治体のほうに働きかけ、設置のお願いをしてまいりまして、そして平成25年6月には、県下初となる玉城町防犯カメラの設置及び利用に関する条例が制定されまして、具体的に動いております。そして、先ほど委員がお話しされた四日市市でも、同様の条例制定の動きがあると聞いております。
 このように、各自治体における働きかけを続けてきた結果、そのような効果が出ておりますので、今後も働きかけは続けてまいりたいと考えております。

〇津田委員 どうしても警察が防犯カメラを設置する主体になりますと、一つの人権団体というんですか、そういう方々の批判をかなり多く受けることになりますので、ぜひ、さらに強く、市町、あるいは組合のほうに、他県については補助制度を整備してあるところもございますので、そういったことも含めて頑張っていただきたい、広報のほうに努めていただきたいなというふうに思います。
 以上です。

〇長田委員長 ほかにございますでしょうか。

〇三谷委員 先ほど、小島委員がおっしゃってた子ども見守り事業、先ほどの御説明で、特に不審者情報が多い津と伊勢地区、今回は整備しますよという御説明なんですね。恐らく人口比でどれくらい多いのかという話だろうと思うんですが、今、県下の各市町を含めて、不審者情報、人口比で多い順番というのはおわかりになりますか。

〇柏尾部長 平成25年中の数字でございますが、不審者情報で一番多かったのが津署管内、そして、その次に多かったのが四日市南署管内、そして、その次に多かったのが伊勢署管内ということでございます。詳細が必要でしたら、また資料はお示しいたします。

〇三谷委員 津署管内、四日市……

〇柏尾部長 済みません、訂正いたします。一番多かったのは鈴鹿署管内です。これが一番多く、次いで津署、四日市南署、伊勢の順でございます。

〇三谷委員 その鈴鹿、津、四日市南、伊勢の順番というのは、人口比ですか。例えば人口10万人当たりの不審者情報が多いということですか、それとも絶対数が多いということですか。

〇柏尾部長 これは、認知の件数です。

〇三谷委員 そうすると、要は絶対数ですね、警察署管内で。必ずしも例えば人口10万人当たりで幾つということではないわけで、そうすると、こういう街頭緊急警報装置を順次整備していく、その順番というのは、どうやってつけていかれるんですか。単に絶対数が多いから、そこからつけていくということなのか、それとも人口10万人当たりで件数が多いから、そういうところから優先的にやっていきましょうかということですか、その順番はどうやってつけていかれるんですか。

〇柏尾部長 街頭緊急警報装置につきましては、これまでも今申し上げましたような不審者情報をはじめ犯罪の多いところについて順次整備してまいりまして、既に四日市地区とか桑名もそうですが、鈴鹿も松阪も整備してございます。次に、ミニスーパー防犯灯は設置されていたのですが、これは故障でとまっておりますので、それで緊急に整備する必要があるということで、順次整備した結果、次の平成26年度は津警察署管内と伊勢警察署管内に設置ということでございます。

〇三谷委員 余りくどくど言いませんけれども、交番駐在の整備の順番とか、警察署の建てかえの順番とか、それから警察官の官舎の建てかえの順番とか、今回の街頭緊急警報装置等、こういうものの整備していく順番とか、いつも何となく曖昧なんですね。最後は総合的な判断ということではおっしゃるんだろうと思いますけれども、やはり県民から見たときに、「向こうについて、こっちは何でつかんのや」という話になったら、「明確なこういう基準で、こういうふうに順次整備してますよ」ということがきちっと説明ができ、しかも、少なくとも税金を使う話なんで、やはり対10万人なら10万人の人口の中で一番不審者情報の多いところから順次つけてますよとか、そういうわかりやすい基準はお示しいただかないと、なかなか一般の県民の方にとってはわかりにくい話になってくるのではないかと思うんですが、その点、いかがなんでしょうか。

〇柏尾部長 委員御指摘のとおり、そのような明確な基準を持ってすれば、はっきりする面があるんですが、警察としては、そのような明確な基準と申しますか、それはないものの、ただ言えることは、地域住民の皆様が不安に感じられて、緊急に整備する必要があると認めた箇所から順次整備してきたと、これはそのような方針でまいりました。したがいまして、今後も、今回の津駅、江戸橋周辺とか、伊勢市の関係は、やはり強制わいせつ事件が多いであるとか、不審者情報が多い、そのようなことから緊急に整備しなければいけない。そのほかの地区については、既に街頭緊急警報装置の更新がなされておりますので、未更新のところは最優先で整備すべき箇所として要求しているものでございます。

〇三谷委員 要望ですけども、できるだけわかりやすい基準で、県民に説明がつくような順番で整備していっていただくということを、まず、お願いしたいと思います。
 それからもう1点、地域を支える警察活動強化事業なんですが、ここでポータブル電源や避難誘導用具の整備を進めていきますということで、重要な防災拠点である全ての交番・駐在所にポータブル電源や避難誘導用具の整備を進めていくということなんですけども、前にも少しお話しさせていただいたと思うんですが、交番・駐在所の中には、浸水予想地域の中に既に存在しているようなところも当然あるわけですね。こういうところが水がつかった場合、このポータブル電源というのはどういうふうに使われるわけですか。

〇水井部長 これ、平成24年度から4カ年で計画をさしていただいてるんですけども、ポータブル電源は、活動用の手元の明かりとか、あるいは市民と対応するための停電した場合の活動用の電源ということでございます。ですから、照明用と考えていただいたら。

〇三谷委員 そうすると、専ら夜間の照明の電源として使われるということで理解しといてよろしいわけですか。

〇水井部長 出力自体が、例えば工事現場にあるようなバルーン型の明かり、ああいうものではございませんので、あくまでも一般警察活動に、例えば書類をとったり、そういった場合に使える。非常に強力なライトというものについても、別途、今後考慮していこうということでは考えておりますけども、今回お願いしておりますのは、交番・駐在所の勤務員が通常の警察活動ができるような照明器具ということで、このポータブル電源も考えております。

〇三谷委員 そうすると、懐中電灯の少し大きいものみたいな、そういうイメージなんですか、ランタンみたいな。

〇水井部長 そうですね、持ち運び用のバッテリーというか、それに照明もついてますし、簡単なといいますか、ちょっとしたものでしたら充電ができる程度のものです。

〇三谷委員 ポータブル電源、持ち運び用のバッテリーといえば、確かにそのとおりなんですけども、やはりそういう書類を書く手元の装置も非常に大事なんでしょうけども、最初にこれでイメージしたような、少なくとも工事現場で一定の面積が明るくなる、照らし出されるような、また、サーチライトのように必要なところが浮かび上がるような、そういう電源の整備というのも、これは当然御計画はあるわけですか。

〇水井部長 そうですね、構想としては今持っておりまして、具体的にといいますと、何せ……

〇三谷委員 お金がかかる。

〇水井部長 はい、かかりますので、その辺は総合的な形で、災害対策を進める中で、順次できるものからということで、とりあえず今申し上げたのは、交番・駐在所の活動基盤を確保しようと、こういう考え方からの装備でございます。

〇三谷委員 わかりました。

〇長田委員長 ほかにございますでしょうか。

〇吉川委員 暴力団対策推進事業の中に、暴力団離脱者に対する支援とうたっていただいとるんですけども、離脱者というのは把握できるもんかというのと、具体的にはどんな支援をしていこうとしてるのか、ちょっと教えてください。
 もう1点、みんなで進める犯罪に強いまちづくり推進事業の中で、大学生ボランティアによる非行少年の立ち直り支援活動をやっていくということになってますが、これは大学生をどのように募って、どのようにマネジメントしていくんか、ちょっと頻度も含めてその辺を教えてください。

〇吉水部長 どういう活動といいますのは、暴力団から離脱する意思を持っておる者に対して、就業環境への円滑な適用をするための指導とか、離脱希望者、その親族の求めに応じて、離脱希望者の離脱のための交渉を仲介するなどの社会復帰への必要な措置、これを講ずる活動を支援する、アドバイスするとか、そういうふうな社会復帰アドバイザー、それから暴力団による暴力的要求行為を受けた者に対しまして、被害回復を円滑に行うための必要な助言とか、事業者に対して不当要求があった場合の対応の助言とか、そういうような活動を行う人の報酬とか、そういったものです。

〇吉川委員 大学生ボランティアのほうは。

〇柏尾部長 大学生のボランティアの関係でございますが、来年度は60人を募集する予定でございます。それで、これにつきましては、各大学の学生課にお願いしましてボランティアを募っております。そして、そのボランティアにつきましては、少年と年代が近いということから、非行防止教室とか、非行少年の居場所づくりに活動していただくということを考えております。
 その具体的な回数については、これから計画していくわけでございますが、平成25年度の状況で若干御説明いたしますと、去年の5月には、津市内で居場所づくり活動を─これはスポーツ活動ですが、行いました。また、そのほかにも5月中に四日市市内での活動、また松阪市内での居場所づくり活動、6月には鈴鹿市内での居場所づくり、これもスポーツ活動でございます。あとは、7月には津市内での活動、また、9月、10月、11月、12月というふうに、それぞれの地域において、スポーツ活動であるとか、農業体験であるとか、料理の体験であるとか、そのような居場所づくりを通じて非行少年の立ち直り支援をしていっております。今年度もそのような計画でいく予定でございます。

〇吉川委員 暴力団対策のほうですけども、なかなか抜け出しにくいんかいなと思っとって、抜け出すと、また悪さされるとか、本当に難しい状況だと思いますんで、就業の話も伺いましたんで、離脱のための仲介みたいなもんをやられるということですから、本当に機能的にやっていただきたいと思います。
 それから、大学生ボランティアに関しては、そうすると、非行少年の今まで起こした方ばっかりを集めて居場所づくりをするということなんですかね。

〇柏尾部長 非行少年の立ち直り支援ということをメーンにして活動していただく予定です。

〇吉川委員 ですから、今まで非行のあった人ばっかり集めて、スポーツイベントをしたり、話し合いの場をするということですか、大学生が。

〇柏尾部長 はい、そのようなことです。

〇吉川委員 この60人というのは、全県下で、何か拠点は置くんですか。

〇柏尾部長 県下の大学にお願いをいたしまして、それで応募していただける方があれば、それぞれの大学を拠点に活動していただくということでございます。
 失礼しました。大学を拠点と言うと、ちょっと説明不足であります。それぞれの大学のある地区、お住まいの地区を中心に、こちらが計画したところへボランティアの方に参加していただく。例えば四日市地区でそういう催し物をした場合には、四日市にお住まいの方、近くのボランティアの方に参加していただく、そのようなことを考えております。

〇吉川委員 確認ですけども、募集を受け付けといて、登録しといて、イベントなりの居場所づくりの企画は警察でやられて、そこへ登録者に来ていただいて何かをするという仕組みと理解していいんですか。

〇柏尾部長 はい、そのとおりでございます。

〇吉川委員 ありがとうございました。

〇長田委員長 ほかにございますでしょうか。

〇村林委員 簡単に。先ほどの三谷委員の言われたポータブル電源で、非常に重要やと思うんですね、ライフラインが途切れた中で活動を継続していくのに。多分、今のお話だと、先に充電しておいてというような形のものやというように理解したんですけど、そういう途切れた中で、何日活動しなきゃいけないかわからないので、できれば太陽光パネルがついておるようなものなんかも検討してもらえればなと思うんですけど、いかがですか。

〇水井部長 今回のは、電源が落ちた場合に、すぐ活動がとまってしまうことがないようにということで、そういうコンセプトで整備をいたしまして、3日間程度は活動ができるということですから、今、委員がおっしゃられましたそういったものは、今後どんどんいいものが出てくると思いますので、その辺も含めて検討してまいりたいと思います。

〇村林委員 よろしくお願いします。

〇長田委員長 ほかは、よろしいですか。

                〔発言の声なし〕

〇長田委員長 なければ、これで本議案に対する質疑を終了いたします。

    ③委員間討議  なし

    ④討論        なし

    ⑤採決       議案第3号     挙手(全員)      可決

  (2)議案第103号「平成25年度三重県一般会計補正予算(第8号)」(関係分)

    ①当局から資料に基づき補充説明(髙須本部長)

    ②質疑

〇長田委員長 それでは、御質疑があればよろしくお願いします。

〇三谷委員 運転免許センターの維持管理費が1億6415万円で、今の御説明で、光熱費等の増額で470万円ばかり増えて1億6800万円余になったということなんですが、維持管理費の当初の1億6400万円、これの内訳を教えてもらえませんか。この中で1億6400万円で、当初、光熱費はどれくらい計上されておったのか。

〇塚本部長 免許センターに係ります光熱水費の内訳関係でございますけれども、当初概算で見込んでおりましたのが、電気1850万円、ガス950万円、水道670万円、計3470万円を概算として見込んでございました。

〇三谷委員 3470万円で、今度470万円プラスということなんですけども、この原因は何なんでしょうか。

〇小松課長 電気、ガスの単価の値上げになります。

〇三谷委員 電気料金が値上げになって、ガス単価が上がったと、それで470万円プラスということですか。

〇小松課長 はい。

〇三谷委員 後で、また資料をいただければいいです、もうこれで終わりますんで。

〇長田委員長 では、後で資料のほう、よろしくお願いします。
 ほかにございますでしょうか。

                〔発言の声なし〕

〇長田委員長 なければ、これで本議案に対する質疑を終了いたします。

    ③委員間討議  なし

    ④討論        なし

    ⑤採決       議案第103号    挙手(全員)      可決

  (3)議案第52号「三重県警察関係手数料条例の一部を改正する条例案」

    ①当局から資料に基づき補充説明(髙須本部長)

    ②質疑       なし

    ③委員間討議   なし

    ④討論       なし

    ⑤採決       議案第52号    挙手(全員)      可決

 2 委員間討議

    ①所管事項調査に関する事項  なし

    ②執行部に処理経過の報告を求める事項  なし

Ⅱ 常任委員会(警察本部関係)

 1 所管事項の調査

  (1) 平成24年度包括外部監査結果に対する対応結果について

  (2) 刑法犯等の情勢について(平成25年中)

  (3) 交通事故情勢について(平成25年中)

  (4) 警察本部における組織改編について

    ①当局から資料に基づき説明(塚本警務部長、吉水部長、別府部長)

    ②質問

〇長田委員長 それでは、御質問等がありましたら、よろしくお願いいたします。

〇小島委員 御説明ありがとうございました。
 全体を通してでよろしいですね。6ページなんですが、刑法犯等の情勢についてのところでお聞かせいただきたいと思います。
 先ほど御説明にもありましたけれども、強姦の検挙率がやっぱり低いなというふうに思います。凶悪犯のところに上げていただいてありますけれども、魂の殺人というふうによく言われていると思います。長くPTSDに苦しんだり、仕事をやめてしまって、そこから職につけないといったような実態のお話も聞かせていただいておりますけれども、17件認知件数があって、親告罪ですから、当事者の方にとっては、本当にいろんな大変な思いをしてここに上げてきていただいていると思うんですけれども、この検挙率というのは、何とかならないもんなんでしょうか。それだけ難しいということだというふうに思うんですけれども、そのあたりのことをお聞かせいただけたらと思います。

〇吉水部長 御指摘のように、検挙率は低いんですけども、認知の状況は、すぐ親告というか、届け出をしていただけない。要するに現場から家に帰られて、それで家族の人に連絡があって、そして翌日に届けていただくと決断をされて、それで、日と時間と、そして余り具体的に言うのもあれですけども、衣服とかもかえられて届けていただくということですので、資料的にも少なく、時間も経過しておって、中にはすぐ届けていただける方もおみえなんですけど、なかなか決意していただくまでに時間がかかって、どうしても認知が遅れることで資料もなくなるし、目撃者も少なくなるということが影響しております。まあ、そんなことは理由になりませんので、引き続き強化してまいりますけども、そういう状況があるということだけ御理解いただきたいと思います。

〇小島委員 DNAの採取とか、そういうことも必要になってくるかと思うんですけれども、随分、被害に遭われた方については配慮がされるようになってきたというふうには聞いています、例えば女性が対応していただくとか。ただ、それでも警察だけの力ではなかなか難しい部分もあって、その方の支援というのがこれから必要なのかなというふうに思っているんです。
 これは聞いた話ですけど、1人の犯人の影に、すごく余罪がある、30件ぐらいあるやろと言われているとか、そんなお話もお聞きしたことがありますので、1人の犯人を逃していくということは、次の犯罪につながっていく可能性が大変高いと思いますので、これからもやっぱり丁寧に捜査をいただいて、一人でも多くの方を捕まえていただきたいと思いますし、不幸にもこの被害に遭われた女性の方が、一刻も早く警察につながるためにはどうしたらいいかということは、これからの大きな課題だというふうに思っておりますので、警察の皆さん含めまして、また議論させていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

〇長田委員長 ほかにございますでしょうか。

〇三谷委員 この間、木曽岬町の商工会で会員の研修会がありまして、私も一応サービス業なもんですから、商工会の研修会に行きましたら、御講演が桑名地域生活安全協会の事務局長の木地さんという方が、部長とも懇意だとおっしゃってました。「窃盗詐欺事件の犯罪情勢と防犯対策」ということで1時間半─1時間は聞けなかったんです、私、途中で入っていったもんですから、僕が入っていったら非常にびっくりされてましたけども─なかなかいいお話を聞かせていただいたんですが、その中で、特殊詐欺のお話もありまして、そのときの御説明だと、今や還付金詐欺から手渡し型の詐欺に変わってきてるというお話だったんですが、これを見ますと、引き続き、まだ振り込め詐欺も非常に多いような感じで、そのときの御質問と少し違うかなと思うんです。それはそれで、実態はどうなのかというのを1つお伺いしたい。
 それから、それに関して、例えば、せんだって桑名で6800万円以上、詐欺に遭われてる方がおられて、何度も金融機関からお金を引き出されてるわけですね。だから、金融機関のところで、「おかしいんじゃないの」ということでとまれば、こんな大きな被害にはならなかったはずですが、警察と金融機関との関係というのは、今、どのような指導をされてて、どういうふうになってるのかというのが2つ目。
 それから、今やかけ子とか、受け子とか、いろいろ役割分担があって、そのかけ子の多くは、例えば中国の福建省のあたりからIP電話でどんどんかけてるんだと。だから、圏外から電話がかかってきたら、おかしいと思っていただいて間違いないですという説明だったんですが、中国のそういうところから組織的に集中的にかけてるということがわかっておるならば、中国政府との、外国の話ですから、なかなか難しいところがあるんでしょうけど、かけてるような現場を押さえていくというような、今度、国際捜査課はもうなくなるんでしょうけども、そういうふうな外国との関係というのはどういうふうになってるのか、とりあえずそこら辺からちょっと教えていただけませんか。

〇吉水部長 現在の実態といいますのは、あるときは窓口で振り込むのを注意してやれば、手渡し型になる、手渡し型の取り締まりを強化したら、また振り込め型になるとか、彼らはいろいろ手口を変えてきますので、どちらが大きくなってきたとかいうのは余り固定せずに、全体的に広報・啓発していく必要があると思っております。
 それと、金融機関との関係は、金融機関との協議会というか、防犯の会議を定期的に開催しまして、注意喚起をお願いしておるということです。
 それと、役割分担ですよね。役割分担は、捕まえてみないと、届けてもらった人は高齢ですので、それがどういう電話番号であったというのは、余り記憶がない。その中には、委員御指摘のように、明確に覚えてみえる方もおりますけども、話の内容に注意が行って、電話番号が余り記憶に残らない人が多いということです。私どもも昨年から検挙しておりますのは、大体東京のほうが拠点でありまして、捜査員を首都圏のほうへ長期派遣して捜査をして、上に上っていくんですけど、彼らも検挙されても捕まらないように、顔を見せずに、受け子とかいう者に指示をするんですよね。そういうことから、その受け子を捕まえても、その上の、声は聞いてますけど、顔も見てないし、どこに住んでおる、何の類いかも全然わからないというような状況ですので、上層部に上るのもなかなか難しいというのが現状です。

〇三谷委員 今、金融機関とは定期的にいろいろ会合を持って指導されてるというお話ですが、現実にこういう大きな被害のものが出てくれば、金融機関に対する指導が徹底してないというか、金融機関側も、そういう高齢者が1000万円とか800万円だとか、何度も引き出しに来られてること自体、おかしいと思えば、何とかそれをとめる、また、本当に必要なお金なのかどうかということを確認するとか、そういうことがきちっとできてないがために、こういう大きな被害を生んでるんじゃないかなと思うんですが、そのあたりのところの警察と金融機関との関係というか、徹底度というのはどういうふうになってるわけですか。

〇柏尾部長 金融機関での対応については、被害を抑止するための水際になりますので、刑事部長の説明にもありましたように、定期的な会合のほか、警察のほうから、今、委員御指摘のように、多額の現金をおろしに来たときに、どういう用途にお使いですかというような声かけをいたしておりますし、送金するときには注意喚起をいたしますし、また携帯を使用しながらATMを操作するときの声かけとか、そういう水際での金融機関のとるべき対応については、常々警察のほうから依頼をして、一部でありますが、かなり効果が上がってきているところもございます。

〇三谷委員 引き続き、そこで食いとめられれば大きな被害につながっていかないと思いますので、ぜひお願いしたいと思います。
 それから、例えば中国の福建省から組織的に、日本人が行ってるという御説明やったんですが、日本人が中国の福建省まで行って、IP電話でどんどん、ああいう名簿、高齢者で金を持っとるというような名簿が流れとんのか、ようわかりまけんけども、そういうこところに集中的に電話をかけてるとなれば、福建省のほうとか中国政府と連絡をとりあって、そういうかけてるところを押さえてしまうということはできないんですか。

〇吉水部長 そういうことがあるというのは、私も新聞で読ましていただきましたですけど、具体的に三重県でそれを裏づけるものは、今、まだありませんので、ちょっとコメントはできないのが現状です。

〇三谷委員 いろいろお話をおもしろおかしく聞かしていただいたもんですから、非常に興味深い話で、特にこれは三重県警察のほうが出しとるチラシですよね、僕、これは物すごく好きなんですよ、「実はそれ、ぜんぶ詐欺なんです!」。これもなかなかええもんやとか思ってまして、これは受けると思ってますけども、ぜひこういうキャンペーンをやっていただきたいなと思います。
 それから、暴力団犯罪で、貸金業法違反で検挙されてるということなんです。これは、いわゆるヤミ金なんでしょうか、今、話題になってる偽装質屋の話もありますが、どうなんですか。

〇北村参事官 貸金業違反につきましては、伊賀地方における暴力団幹部による事案でございますが、要するに無許可と、通常の金利より高い金利で貸し付けておったという事案でございます。

〇三谷委員 いわゆるヤミ金みたいな、今、話題になってるような偽装質屋とか、ああいうのではないということですね。

〇北村参事官 偽装質屋という状況の貸金業違反ではございません。

〇三谷委員 はい、わかりました。それと、交通死亡事故で、先ほどいろいろ4S等のお話をいただいたんですが、その中で、「交通安全“見える・見せる”キャンペーン」の浸透ということで、夕暮れ時における早めのライト点灯ということで御指導いただいとるというお話なんですが、私の車なんか、ライトのところをオートにしてあるんですよね。だから、暗くなってくると、センサーが働いて勝手にライトがつくんです。例えば、早めの点灯を警察として勧められるということならば、メーカーと御相談いただいて、センサーの、あれは一定の暗さになると自動的に点灯するわけですから、もう少し明るい時点でも点灯するような、そういう仕様に変えてしまえば、このごろの新しい車って、ほとんどオートがついてますので、また、オートで運転されてる方も多数おられると思いますので、メーカーとのお話し合いとか協議というのはどういうふうになってますか。

〇別府部長 正直言いまして、メーカーまで話をしておる状況ではございません。
 委員が御指摘のとおり、最近の車、私の軽四でさえオートになっておりますので、私は、常々、早目にはつけておるんですけども、そういう意識を持っていただきたい。オートよりも、もう一つつまみを回すとライトがつくはずですので、そのようなことをしていただきたい。
 それと、暗くなる手前で、オートにしていない人もいると思うんですよね。それも早目にオートにしてほしいということも含めて、早目にライトをつけてほしいということです。小さいライトであっても、ついておれば随分違うと思いますので、そういう感覚で当方はしておりますので、委員が御指摘のようにメーカーに協議を申し込んでというところまでは、今、三重県警察としてはまだやっていない。一遍考えてみたいと思います。

〇三谷委員 車のほうも性能が日進月歩で、いろいろと変わってまいりますので、やはりメーカー等との早期の話し合いで、確かに、自分でこまめにライトをつけたり消したりするという意識をきちっと持つというのは非常に大事なことかもわかりませんけども、ますますオートマチックになり、全てが自動に変わっていく。「物に当たる前に勝手に車がとまるよ」というようなことがキャンペーンされて、その車が売れとるというような時代ですから、ぜひ、メーカーとの話し合いも早期に進めていただきたいと思います。これは要望にとどめさしていただきます。

〇長田委員長 ほかにございますでしょうか。

〇吉川委員 検挙率が、去年は随分頑張っていただいて、ランクもずっと上がったんですが、何か、「こうやってしたもんで、よかった」とかいうのがあるんかどうか教えてほしいのと、それから、全国でトップレベルの検挙率が高いというのがどんなんか、僕、何県かわからないんですけども、それと、県警との、「この辺が違うんや」とかいうようなことを感じとるようなとこがあったら、教えてください。

〇吉水部長 検挙率を上げた対策、とった対策ですよね。これは、前回も御説明さしてもらったかと思いますけども、大規模署、例えば四日市南とか津警察署、鈴鹿といった大きな警察署ならともかく、例えば亀山とか四日市西とか、小さな警察署もあります。そういうところで長期的に、窃盗犯やったら窃盗犯を追及するのは非常に体制的にも困難ですので、それを最初の段階から、例えば四日市西であれば四日市南と四日市北、四日市西と3署を合同にさせて体制を増やして、捜査の深さと幅を広げるという対策をとってまいりました。したがって、1署でやっておったら10日も一月もかかることを、3署、4署でやれば1週間です。さらに、その幅ももっと広がる、こういう対策をとりましたので、組織的な犯罪も検挙できてきたということでございます。
 それと、全国的な傾向ですか。

〇吉川委員 全国のトップレベルのところ、検挙率の高いとこと三重県と比較して、地域の事情なのか、体制なのか、何か工夫の余地なのか、その辺の違いを。

〇吉水部長 率は、検挙件数を見ますと、三重県の検挙件数は20位を切っておるんですけど、発生件数が、ちょうど全国の中央で交通流が激しい名古屋市、岐阜県、三重県あたりは多くて、それの関係で、どうしても検挙率が下がるということなんです。各署等の御努力で年々発生は減ってきてるんですけども、まだまだ、ほかの同規模県、例えば九州のほうとか、熊本県とか、山口県とか、そういった同規模の県に比べると、まだ発生件数は、この東海というのは人も動きますので、発生件数なんかも多いんですよね。そういうことから、検挙率で見ると全国的には下がってくるということでございます。

〇吉川委員 今のは、交流が多い地域とか、広域的というか、それから犯罪件数自体が多いところは手薄になるもんで低いという分析をしてみえるということでよろしいんですね。

〇吉水部長 道路、交通等が発達しておりまして、人の出入りが激しい、例えば阪神にも隣接しておる、中京にも隣接しておる、そして高速も発達しておるというような状況から、どうしても多くなるということです。

〇吉川委員 はい、ありがとうございました。

〇長田委員長 ほかにございますでしょうか。

                〔発言の声なし〕

〇長田委員長 なければ、平成24年度包括外部監査結果に対する対応結果についてから警察本部における組織改編についてまでの4項目についての調査を終わります。

  (5)その他

〇長田委員長 最後に、これまで議論された調査項目以外で特にございましたら、発言のほうをよろしくお願いいたします。

〇村林委員 要望だけで。さっきのポータブル電源のお話の中で、例えば、うちの住んどるほうは海に近いところやもんで、多分、駐在所とかが津波かぶったりすると思うんです。と言って、高いところに行ってもらったら、やっぱり住んどるところに駐在さんてのはおってほしいもんですから。
 そうすると、やっぱり先ほどおっしゃったように、業務を継続していかないかんと思うんで、せっかくつけてもらったポータブル電源とか持って逃げるというのは大変やと思うもんで、あらかじめ高いところとかにもし置いといてもらえると、速やかに逃げて、その後、業務を継続したりできるんかなというふうに思いましたもんで、そういう検討をしてほしいなと。
 また、ポータブル電源をそういうふうに高いところに置いとくと、充電のし忘れとかも大変やと思うもんで、そういうことってのは、ままあることだと思うんで、できたら、例えば先ほども申し上げたような、いざというときに充電が残り少なくても、さらに太陽光とかで充電できるとか、そういうような対策なんかも進めてもらえるとありがたいかなと思いましたもんで、もう御答弁は結構ですので、要望だけ、そういう検討もお願いします。

〇長田委員長 ほかにございますでしょうか。

                〔発言の声なし〕

〇長田委員長 なければ、これで所管事項の調査を終了いたします。

 2 委員間討議 

  (1)所管事項調査に関する事項  なし

  (2)執行部に処理経過の報告を求める事項  なし

 

〔閉会の宣言〕


三重県議会委員会条例第28条第1項の規定により記名押印する。 

教育警察常任委員長  

予算決算常任委員会教育警察分科会委員長

長田 隆尚

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