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令和4年11月8日 代表者会議概要

開催日時  令和4年11月8日(火)午前10時31分~11時30分
場   所  議事堂5階504議会運営委員会室
出席議員  前野和美議長、藤田宜三副議長、舟橋裕幸議員、津村衛議員、川口円議員、中森博文議員、
        小林正人議員、石田成生議員、長田隆尚議員、村林聡議会運営委員長、小島智子議員、服部富男議員
傍聴議員  山本里香議員、稲森稔尚議員
傍 聴 者   1人
事務局職員 坂三雅人事務局長、畑中一宝次長、西塔裕行総務課長、前川幸則議事課長、小野明子企画法務課長、
         笹之内浩一政策法務監、坂口雄三調整監、森田昌浩主任
 
概  要   事項書
1 「三重県議会議員の政治倫理に関する条例」の改正について
 はじめに、「三重県議会議員の政治倫理に関する条例」の改正等についての検討結果が取りまとめられた旨、議会改革推進会議から報告があり、「三重県議会議員の政治倫理に関する条例の一部を改正する条例案」について、提出者を代表して三重県議会議員の政治倫理に関する検討プロジェクト会議座長の小島議員から資料1により説明がありました。
 傍聴の稲森議員から、今回の条例改正が小林貴虎議員の不適切な投稿の幕引きになってはいけないと思っており、これまでの小林貴虎議員の人権侵害行為や差別的な投稿が今回の条例改正の発端になったという認識を、自由民主党会派代表の中森議員に伺いたいとの発言があり、中森議員からは、当時の小林貴虎議員の言動については会派として調査し、本人から弁明もあった。小林貴虎議員も含めた会派の全ての議員が人権問題が条例に追記されたことを真摯に受け止めながら進んでいくことに尽きるわけであり、今ここで小林貴虎議員の議論を再現することは必要ないと思う。条例改正をして、三重県議会が向かっていく方向について、会派として合意していることを理解してほしいとの発言がありました。
 稲森議員からは、県民が許さないレベルに来ており、何が人権問題で何が差別的な言動だったのか総括しないまま先に行くのは全く通用しないと思うので、小林貴虎議員のこれまでの2019年、2021年、そして今回の出来事を会派としてどう捉えているのか等を確認したいとの発言がありました。議長から、この場は「三重県議会議員の政治倫理に関する条例」の改正案の上程に向けての議論をする場であるとの発言があり、「三重県議会議員の政治倫理に関する条例の一部を改正する条例案」について、1114日の議会運営委員会に諮り、21日の本会議で上程するよう進めることとされました。
 
2 議会における個人情報保護に係る対応について
 10月6日(木)から11月4日(金)までの期間で実施されたパブリックコメントの結果について、総務課長からパブリックコメントにおいて意見はなかったとの報告がありました。
 協議の結果、資料2の原案にて検察協議を進めることとされました。
 なお、議長から、検察協議は概ね2か月間を想定しており、次回は年明けに検察協議の結果について報告する旨、発言がありました。
 
3 議員の期末手当について
 10月12日に三重県人事委員会委員長から出された「職員の給与等に関する報告及び勧告」の概要について、総務課長から資料3により説明がありました。
 議長から、本県議会議員期末手当と支給割合が同じである本県の知事等特別職の対応状況を踏まえて各会派で検討いただきたいとの依頼があり、本県議会としての対応について次回の代表者会議で協議することとされました。
 
4 議会事務局における内部統制制度について
 議長から、平成29年の地方自治法改正により、令和2年度から知事部局で取り組んでいる内部統制制度について、議会事務局では令和3年度から独自に内部統制方針を作成して取組を始めており、この度、三重県監査委員から内部統制評価報告書審査意見書が提出された旨、発言があり、その内容について総務課長から資料4により報告がありました。
 内部統制評価報告書については、議会のホームページで公表することとされました。
 
5 その他
(1)「あなたが選ぶ!三重県議会の活動ベスト10」への投票について
 議長から、1年間の主な活動を振り返る「あなたが選ぶ!三重県議会の活動ベスト10」を12月末の議長定例記者会見で発表したいと考えており、より多くの県民に投票いただくため、投票期間を従来の2週間から30日間として、11月10日(木)から12月9日(金)までとする旨の報告がありました。併せて、議員には投票用紙を配付するので、会派内で周知し、必ず投票いただくよう依頼されました。
 
(2)その他
 
議長より、確認することとされていた小林貴虎議員のパスポートの件については、次回の代表者会議で報告すると発言がありました。
 傍聴の山本里香議員から、議題1で遮られた稲森議員の発言について議論する場は代表者会議以外にないと考えるので、この場で議論いただきたい旨の発言がありました。
 議長から、稲森議員の発言を議題として取り上げるかどうかを諮り、舟橋議員から、議題とはならないが、中森議員からもう一度答弁してはどうかと発言され、中森議員から次のように発言がありました。
 小林貴虎議員に当時、問題発言があったことは承知しており、その都度、本人にも事実確認や訂正、お詫びをし、代表者会議でも事実確認、反省、陳謝をした。その後、人権に関することについては、本人はもとより会派でも、SNSの発信の仕方について、他に迷惑かけるようなことは慎むよう厳しく申合せをした経緯があり、小林貴虎議員にはSNSの使用停止期間もあったが、今回、SNSの発信の仕方について、また迷惑をかけ、不信感を与える行為があった事実については承知している。今回の行為が人権問題との指摘については、本人に確認し、内容から見ても、基本的に差別的なものではないことを確認した。最近の小林貴虎議員の言動は、特に人権に関する課題について、中華人民共和国のチベットやウイグルの問題など、様々な民族的な問題について調査し、会派を含む議員にも情報共有し、人権に対する関心を高めながら、国際的にも差別のない社会づくりに意欲を燃やしていた内容であり、他の人権問題についても平素から積極的な取組みをしているが、それらはなかなか報道されていない。特に、今回のロシアのウクライナ侵攻に伴う避難民に対する行動については、積極的に自らがいろいろな行動をしており、小林貴虎議員の平素の行いから見ても、人権に対する気持ちは十分秀でるものがあり、今回の件も人権についての問題はないと認識しながらも、個別の問題として、SNSの発信の仕方について、事実関係を確認せずに発信し、主催者団体や当該政治家に対して大変な失礼をしたことについては問題があると認識しており、本人も深く反省し、先日、皆様方に弁明する機会をいただいたところである。さらに、人権の問題以外に、先日の代表者会議で三谷議員から旧統一教会の話があったことについては、パスポートの件は個人的な情報であり、事務方で見ていただければ良く、あえて皆様に公表するまでもないと感じているが、代表者会議、正副議長に委ねる。小林貴虎議員に関する問題については、先日、辞職勧告決議案が出されて、一応議会として決定したことは事実なので、それを受けとめながら、本人も、ここに至った経緯については深く反省し、社会的にいろいろなプレッシャーを十分受けていると理解している。会派としても、積極的に条例の改正に向けて取り組んでいる状況なので、改めて議論を進める必要はなく、その都度対処しているものであり、今の段階で善処していくことが肝要であると思っている。
 以上の発言の後、議長から、三重県議会議員の政治倫理に関する条例改正案は、議長として代表者会議で諮り、議会運営委員会、本会議に上げて欲しいという強い要請があり、それを最優先する中で、稲森議員から途中でそれを遮るような発言があったことから、その発言を止めたということについては了承いただきたいと発言がありました。
 傍聴の稲森議員から、中森議員に対して、小林貴虎議員のSNS投稿は人権問題とは関係がないという認識か、また、三重県の差別解消条例において、人権侵害行為は、人権侵害の意図の有無が関係するという認識かと発言がありました。
 中森議員からは、今回のSNS発信そのものについては問題があるが、人権問題ではないということ。人権侵害行為については、意識の有無は大事なことだが、第三者がそう感じるのであればそうなのだということについて、それぞれ議員は慎重な対応をすべきというのは条例の中でもうたわれている。ただし、意識の有無は、本人や関係者ではわかりにくい部分があるかもしれないので、それはしかるべき手順で判断していただくしかないが、今回はそのような意識はないということはご理解いただきたいと発言がありました。
 稲森議員から、差別解消条例の特別委員会の委員の共通認識としては、人権侵害行為に意図がどうかは関係なく結果であるとの発言の後、正副議長声明について、個人名を出さないのはなぜか、政治倫理条例や差別解消条例に言及しているのは何のためなのか等の発言がありました。
 議長からは、以前の声明や決議の際にも個人名は挙げていなかったことを参考に個人名を上げず、人権問題に関わるような大きな問題があったことや辞職勧告決議案の結果を踏まえて、我々議員が襟を正して、しっかり政治倫理を守りながら県民のために働こうという意味で声明を出したこと、小林貴虎議員の発言が人権問題かどうかは誰も判定をしておらず、この場で議論するものではない旨の発言がありました。
 総務課長より、議員の出退表示盤について、現在の出退表示盤は設置後30年が経過しており、令和4年定例会終了後、12月末から2月上旬にかけて改修工事を予定していること、現在生じている不具合については、1階の表示盤の電源を切ることで生じなくなり、1階の表示盤の不具合の原因究明と改善が困難であるとの報告が保守業者よりあったことから、登退庁の際には4階の表示盤で操作をしていただき、設備更新までの間は、1階の表示盤の使用を停止させていただきたいと報告がありました。
 
 
●次回代表者会議 改めて連絡

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