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令和7年定例会9月定例月会議 請49

受理番号・件名 請49 子どもたちの豊かな学びを保障するため、教職員の欠員の速やかな解消および教職員配置のさらなる充実を求めることについて
受理年月日 令和7年9月25日
提出された
定例会
令和7年定例会9月定例月会議
紹介議員 荊原 広樹、吉田 紋華、芳野 正英、喜田 健児、中瀬 信之、山内 道明
付託委員会 教育警察常任委員会
請願要旨

(請願の趣旨)
 昨今、県内の学校における教職員の未配置、及び育児休業等を取得する教職員の代替者不足の課題は、きわめて大きな問題となっている。依然として、多くの教員の時間外在校等時間が、教育委員会規則で定めた上限を超えている状況にあるなか、定数が満たされず欠員等が生じることは、子どもたちの日々の学びの保障にも直結する問題であり、早急な解消が求められる。また、さまざまな課題を抱える子どもたちへの十分な対応を可能とする体制を整えるため、県独自の学級編制基準、教職員配置基準のさらなる改善を強く求める。

(請願の理由)
 2025年5月に発表されたユニセフの「子どもの幸福度」調査によると、日本の子どもたちの「身体的健康」は調査対象43カ国中1位となった。その一方で、「精神的幸福度」は36カ国中32位という結果となり、子どもの自死率は4番目に高いと報告されている。不登校児童生徒数の増加、いじめ認知件数の増加、児童虐待相談対応件数の増加、ヤングケアラーの課題等、子どもたちをとりまく状況が厳しさを増している昨今、子どもたち一人ひとりの学ぶ権利が保障されることが大切である。
 そのようななか、教職員は、一人ひとりの子どもと向きあい、一つひとつの課題に丁寧かつ適切に対応することが求められている。しかし、学校には人が足りていない。日常的に抱える仕事量に対し、人的配置が見合ったものになっていないからである。
 加えて、教職員の欠員が子どもたちへの対応をさらに困難にしている。育児休業を取得する教職員が増えていること、精神神経系疾患による病気休職者が過去最大となっていること、教員志願者や講師登録者が減少していること等、さまざまな要因によって生じている教職員の欠員は、子どもたちの日々の学びに直接的に影響を及ぼす課題でもあり、速やかな解消が図られなければならない。また、「学校における働き方改革」により、教職員の心身の健康が守られ、意欲をもって働き続けられる環境づくりがすすめられていくことも、子どもたちの豊かな学びを保障するためには不可欠である。
 以上のことから、三重の子どもたちに豊かな学びを保障し、一人ひとりの自己肯定感を涵養する環境をつくっていくために、すべての校種において一刻も早く教職員の欠員を解消するとともに、県独自の学級編制基準のさらなる改善、教職員配置基準のさらなる改善を強く求める。

 一、配置されるべき教職員の欠員について、あらゆる方策を講じてすみやかに解消を図ること
 一、あらゆる校種における学級編制基準のさらなる改善、スクールサポートスタッフ等を含めたすべての職種の配置基準のさらなる改善をはかること

 以上、採択いただくようお願い申し上げる。
 
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