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麻しん(はしか)について

三重県麻しん集団発生事例対応に係る報告書について

 三重県では、2019(平成31)年1月~2月に、ワクチン接種率が低い集団における麻しん集団発生事例がありました。この事例は、ワクチン接種率が低い集団(ポケット)にウイルスが入り込むことで、短期間で広範囲に感染が拡大した教訓的なものであったことから、今後の対策に結び付けるため、三重県麻しん風しん対策会議において報告書をとりまとめました。

  三重県麻しん集団発生事例対応に係る報告書(PDF)

麻しん(はしか)患者の発生について

 令和元年5月27日(月)、桑名保健所に東員町内の医療機関から届出があり、検査の結果、麻しん陽性と判明しました。
 本公表は、麻しん患者発生について、広く情報提供を行うものです。

<報道発表資料>
 ・令和元年5月29日 麻しん(はしか)患者の発生について

  令和元年度麻しん患者一覧(令和元年5月29日現在)

過去の報道発表資料

麻しん(はしか)に関する情報提供

【海外へ渡航される皆さまへ】
 海外では依然として麻しん(はしか)が多く発生している国があります。
 2回のワクチンの予防接種を受けてない方や予防接種歴が不明な方は、かかりつけ医などに相談の上、渡航3週間前までの接種を検討しましょう。
 帰国後、麻しん(はしか)を疑うような症状(高熱・発疹・咳・鼻水・目の充血等)が現れた場合は、必ず事前に医療機関へ連絡し、麻しん(はしか)の疑いがある事を伝えてください。受診の際は公共交通機関の利用を控えて医療機関の指示に従って受診をしてください。

麻しん報告数が多い上位10か国

  1. ウクライナ
  2. インド
  3. ブラジル
  4. フィリピン
  5. マダガスカル
  6. タイ
  7. イエメン
  8. コンゴ民主共和国
  9. スーダン共和国
  10. マレーシア

※厚生労働省HPより(2018年6月~11月報告数)

【県民の皆様へ】
 患者と接触した可能性のある方については、個別に注意喚起を行っています
 麻しん(はしか)は感染力が強く、空気感染するため、手洗い、マスクのみでは予防はできません。しかし、ワクチンを必要回数接種していれば、麻しん(はしか)に感染する可能性はワクチン接種をしていない人と比べるとはるかに低くなることから、ワクチン接種が最も効果的な予防法です。そのため、以下のことを確認してください。
 また、定期接種対象者でまだ受けていない方は、早めの接種をお勧めします

<定期接種対象者>
 第1期:生後12月から生後24月に至るまでの間にある者
 第2期:5歳以上7歳未満の者であって、小学校就学の始期に達する日の1年前の日から当該始期に
     達する日の前日までの間にある者

<確認事項>
 ① 2回の麻しんワクチンの予防接種を受けている
 ② 麻しんにかかったことが明らかである
 ③ 既に発症予防に十分な麻しん抗体価を保有している
 ※記憶に頼らず母子健康手帳等の記録で確認してください。記録がなければ、受けていない、かかって
  いないと考えてください。
<①~③のいずれにも当てはまらない方>
 かかりつけの医療機関にご相談のうえ、麻しんワクチンの接種を検討してください。

(参考)年齢別麻しん・風しん予防接種状況(pdf:58kb)


【県の対応】
 県では、県内保健所を中心に他の関係する自治体とも協力し、接触者の健康観察を詳細に行い、早期に情報を把握し発症時の受診勧奨をする等、感染拡大防止に努めています。
 また、教育機関や企業等にも協力を求め、十分な免疫を有していない方々に麻しんワクチンの接種検討を促す等、感染拡大防止に向け注意喚起を行っていきます。

<啓発ツール>

啓発用リーフレット(pdf:161kb)

医療機関向けポスター(警戒用)(file:386kb)

医療機関向けポスター(啓発用)(file:189kb)

 

1 麻しんとは

 麻しんウイルスによる感染症です。
 
 国内発生は、予防接種の徹底(2回目予防接種の導入、2回目接種を受けていない年代を対象にした接種等)により激減しました。最近のウイルス分離・検出状況で、2010年11月以降は海外由来のみの遺伝子型がみられており、海外からの輸入症例が中心となっています。
 

2 原因と感染経路

 病原体は、麻しんウイルス(measles virus)です。
 
 空気感染が主たる感染経路ですが、その他に、患者の咳やくしゃみに含まれるウイルスを吸い込むことによる「飛まつ感染」、およびウイルスが付着した手で口や鼻に触れることによる「接触感染」もあります。
 
 発症した人が周囲に感染させる期間は、麻しん発症1日前より解熱後3日間くらいまでです。なお、感染力が最も強いのは発しん出現前の期間です。
 

3 症状

 感染力はきわめて強く、麻しんに対する免疫を持っていない人が、感染している人に接すると、ほぼ100%の人が感染します。
 感染しても発症しない不顕性感染はなく、全て発症します。典型的には、約10~12日間の潜伏期間の後、38℃程度の発熱及びかぜ症状が2~4日続き、その後39℃以上の高熱とともに発しんが出現します。主な症状は、発熱・発しんの他、咽頭痛、咳、鼻水、目の充血(目やにが多く出る)などです。
 また、合併症として、肺炎、中耳炎、稀に、脳炎等があり、肺炎や脳炎は、重症化すると死亡することもあります。
 
【修飾麻しん】
 過去のワクチン接種の効果が弱まった場合など、麻しんに対する免疫が不十分な状態の人が感染した場合、軽症で非典型的な症状になることがあります。例えば、潜伏期が延長する、高熱が出ない、発熱期間が短い、などです。感染力は弱いものの、周囲の人への感染源になるので注意が必要です。
 

4 治療

 特別な治療法は無く対症療法が行われます。
 

5 予防のポイント

 有効な予防法は、麻しんワクチン接種です。
 予防接種法に基づく定期予防接種の対象の方は、無料で接種が受けられます。
 詳しくは、お住まいの市町の予防接種担当窓口にお尋ねください。

 定期接種の対象でない場合は、任意接種(有料)となります。
 また、妊娠されている方は接種ができませんのでご注意ください。

 ※麻しんワクチン接種が可能な医療機関をお探しの場合は、かかりつけの医療機関にお問い合わせいただくか
 「医療ネットみえ」で検索することができます。
 (検索方法)
 ①「医療ネットみえ」ホームページ
 ②「お医者さん・歯医者さんネット 医療機関を調べたいとき」をクリック
 ③「予防接種のできる医療機関をさがす」をクリック
 ④「予防接種をえらぶ」欄の「麻しん」又は「麻しんおよび風しんの二種混合」をチェック
  (必要に応じて、「場所をえらぶ」又は「日時をえらぶ」の情報を入力してください。)
 ⑤ ページ下部「次へ進む」をクリック
 

6 診断・感染症法との関連

 診断は3つの症状(1.麻しんに特徴的な発しん、2.発熱、3.咳・鼻汁・結膜の充血などの風邪様症状)が揃うことによります。
診断の確定は、病源体の検出あるいは抗体検査によります。
 
 感染症法では、五類感染症(全数把握対象)に定められており、診断した医師は直ちに最寄の保健所に届け出ることが定められています。

 麻しん届出基準届出様式
 
 麻しん対策・ガイドライン等
 

7 リンク

 麻しんとは(国立感染症研究所)

 麻しん(はしか)に関するQ&A(厚生労働省)

 感染症についての情報(麻しん)(厚生労働省検疫所:FORTH)

 麻しん患者発生情報(三重県感染症情報センター)

本ページに関する問い合わせ先

三重県 医療保健部 感染症対策課 感染症対策班 〒514-8570 
津市広明町13番地(本庁4階)
電話番号:059-224-2712 
ファクス番号:059-224-2344 
メールアドレス:kansenta@pref.mie.lg.jp

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