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農業研究所

令和05年05月26日

三重県農業研究所史

　三重県農業研究所は、明治10年（1877年）に開設された栽培試験場に始まり、令和5年（2023年）に146年を迎えます。
　試験研究の面では時代の要請に応え、数多くの技術開発や新品種の育成を行い、行政、普及、関係団体を通じて本県農業の維持・発展に貢献してきました。また、水稲の原種供給や現場で特定が困難な病虫害の診断など、農業生産の下支えとなる取組を継続し、県の農業試験研究機関としての役割を果たしてきました。
　近年においては、地球温暖化による気象変動や、加速する農業従事者の高齢化と減少、食料安全保障問題のクローズアップなど、農業を取り巻く情勢が大きく変化しています。このような中、本所は昭和45年に現在の松阪市に移転してから52年が経過し、施設や圃場は更新の時期を迎えようとしています。今後、将来に向けた研究所のあり方を議論していくためには、これまでの歩みを記録にとどめ、振り返ることが必要と考え、本研究所史を編纂することとしました。
　本研究所史には、昭和31年以降現在に至る組織、人事、予算の変遷、研究成果などを可能な限り収集、整理して収録しました。

【三重県農業研究所史（昭和31年以降）】